2003年5月31日土曜日

39(117) 文科系のための科学・技術入門: 2003.05.31

志村史夫著「文科系のための科学・技術入門」
(ISBN4-48005986-5 C0240)
を読んだ。

ゲーテは「熟視は観察へ、観察は思考へ、思考は統合へと
かならずや移行するものであって、
だから世界を注意深く眺めているだけで、
われわれはすでに理論化をおこなっているというこおができる」

「理科系の人」は、きちんと筋道を立てて考えること
”自然”と自然科学から学ぶのです

マンフォードは、「芸術と技術」の中で、
芸術について「芸術とは、人間が単なる動物として
存続するための必要条件を超えて、意味と価値のある世界を
自分で創造しようという必要から生じます」

”科学”の本質は、自然を対象にした知的好奇心を
満足させることであり、”科学”を進める最も基本的な力は
その知的好奇心そのものなのです

”技術(=機械)”が明確なる物質的な目的と
損得(経済概念)を持つ

2003年5月29日木曜日

38(116) 石狩川の旅 2003.05.29

小檜山博著「石狩川の旅」
(ISBN4-89453258-1 C0072)
を読んだ。

石狩川の写真集とその写真に基づいたコメントである。
期待はずれであった。
やはり写真に文章が負けてはならない。
また、文章に写真が負けてはならない。
写真にミスが数点でもあれば、
写真集全体の印象を悪くする。
そんな欠陥が目立った。

37(115) 大江戸仙界紀 2003.05.29

石川英輔著「大江戸仙界紀」
(ISBN4-263302-7 C0193)
を読んだ。

これで、この著者の一連の著作を読んだ。
最初のよかったが、やはり小説である。
現実感、マンネリ感が6冊も続けて読むと出てくる。
しかし、著者の主張はわかりいい。
江戸時代を過去の封建社会というだけで否定すべきでなく、
学ぶ分べき点が、いろいろあるということである。

「庶民たちが服従したのは、
武士たちが腰に帯びている大刀の威力ではなく、
いかに貧しくても、
自分たちに手の届かないほど高いモラルを守り、
教養を身につける禁欲性だったのではないだろうか」

「日本も、美しい風景を破壊することではじめて成り立った
富国強兵や産業立国などという立派な政策の代わりに、
この景観にはできるだけ手をつけず、
しかも、人口がこの時代より増えないようにして、
観光を主にして生きる清貧ならぬ清富の道を選んだ方が
結果として得策だったのではないだろうかという気がしてならない」

36(114) 大江戸遊仙記: 2003.05.29

石川英輔著「大江戸遊仙記」
(ISBN4-06185341-4 C0193)
を読んだ。
江戸時代の様子を知るのに役立った。

2003年5月18日日曜日

35(113) 大江戸仙花暦: 2003.05.18

石川英輔著「大江戸仙花暦」
(ISBN4-06-273614-4 C0193)
を読んだ。
江戸時代の風俗を知るのにいいものであった。

34(112) 大江戸仙境録: 2003.05.18

石川英輔著「大江戸仙境録」
(ISBN4-06-263972-6 C0193)
を読んだ。
江戸時代の風俗を知るのにいいものであった。

「人類は、古来それぞれの地域に適応して生きて来た。
人の生死も、大局的には土地の面積や地形、気候、動植物相などの
自然条件によって決められていた。
だからこそ、極端にも増えず減りもせずで、
長年生きのびて来られたのである」

33(111) 大江戸神仙伝: 2003.05.18

石川英輔著「大江戸神仙伝」
(ISBN4-06-183117-8 C0193)
を読んだ。
江戸時代の風俗を知るのにいいものであった。

2003年5月1日木曜日

32(110) 大江戸仙女暦: 2003.05.01

石川英輔著「大江戸仙女暦」
(ISBN4-06-263972-6)
を読んだ。
面白かった。
江戸時代のよさ、悪さなど
いろいろな視点を感じられた。

「みんながおしなべて貧乏なら、
福の神も少ない代わりに、災いの神の数も少なかったし、
人間は、もともと貧乏な人が圧倒的に多いのが普通でしょう。
その状態でのトラブルなら、
原因も単純で、過去の知識が生かせるから解決しやすくて、
昔話みたいに、お年寄りの智恵を借りれば
解決できることも多かったと思うわ」