2004年5月29日土曜日

17(168) 一億個の地球: 2004.05.29

井田茂・小久保栄一郎著「一億個の地球」
(ISBN4-00-006571-8 C0344)
を読んだ。
これはトイレで読んでいたものだ。
井田氏の新しいものがあるので、
そのほうが情報が新しいが、
これはこれで、わかりやすく書かれていて
参考になるものであった。

16(167) 大江戸生活体験事情: 2004.05.29

石川英輔・田中優子著「大江戸生活体験事情」
(ISBN4-06-273390-0 C0195)
を読んだ。
電車の中で読んでいたい本だ。
やっと読み終わった。
著者の二人が、江戸時代の暦や道具などを使って、
実際に生活してその感想や考えをつづったものである。
なかなかおもしい。
このシリーズも読み続けているせいか、
以前ほど面白みがなくなってきたが、
それぞれ工夫が凝らしてあるので、
面白いことは面白い。

15(166) 竜とわれらの時代: 2004.05.29

川端裕人著「竜とわれらの時代」
(ISBN4-19-861585-3 C0093)
を読んだ。
久しぶりに小説を読んだ。
これも、一月かかってやっと読み終わった。
以前から読みたいと思っていた本であった。
ゴールデンウィークに出かけたときから
読み始めたものである。
予想通り面白かった。
そして、科学とはどのように位置づけるか考えさせられた。
私とは違ったものと比較されたが、
でも、考えている根本は同じであった。

2004年5月15日土曜日

14(165) データで検証!地球の資源ウソ・ホント: 2004.05.15

井田徹治著「データで検証!地球の資源ウソ・ホント」
(ISBN4-06-257316-4 C0240)
を読んだ。
たくさんのデータに基づいているが、
論理の不確かなことが多い。
ときには、論証されてない仮説の上に、
論理を構築している。
内容より、危ういところが
たくさん見受けられ気になった。
読者が、この本を読んで、書かれた内容を
ホントと信じているとすると、危ないことである。
ジャーナリストは、もっと論理的であるべきだ。
彼らこそ、常識にとらわれず、
証拠やデータをもとに、
もっともだと思われる考えをするべきだろう。
科学ジャーナリストの質を向上してほしい。
もちろんこの著者は、
その他のデータを基にしないジャーナリストよりは
証拠をたくさん示している点では充実しているが。

2004年5月7日金曜日

13(164) スノーボールアース: 2004.05.07

ガブリエル・ウォーカー著「スノーボールアース」
(ISBN4-15-208550-9 C0044)
を読んだ。
この本はカンブリア紀の前に起こった
全地球凍結の理論が認知されるまでの
過程を描いたノンフィクションである。
全地球凍結の理論は、
一人の個性的な人間によって作られていく。
そんな理論を著者自身が
世界各地に地質学者たちと赴きながら
体験して書いたものである。
もちろん反対論者の取材もしている。
非常に面白い本であった。
主人公ともいうべきポール・ホフマンとは、
カナダで一度案内をしてもらった。
また、カナダの地質調査所いた時代だ。
彼に対して、巨漢でマラソンランナーで、
タフであるという印象をもった。
しかし、それは断片に過ぎない。
この本から得たポール・ホフマンは
違った印象であった。
この理論がなかなか面白いものである。
斉一説を否定しているような面もある。
この件については、私も今後
充分考えていきたいテーマでもある。