2007年11月23日金曜日

73(358) 朽ちる散る落ちる:2007.11.23

森博嗣著「朽ちる散る落ちる」
(ISBN4-06-182252-7 C0293)
を読んだ。
前に起こったが事件現場で更なる事件が
起きたという設定である。
さらにもう一つ、帰還した有人衛星のなかで
起こった密室殺人である。
これらが関連あるというストーリーである。
どうもトリックが大掛かり過ぎて
なじめないものであるが、
以前からこの作家を読んでいたいたのと
主人公の個性に魅力を感じている。
しかし、この作家もそろそろ卒業かもしれない。

2007年11月17日土曜日

72(357) 捩れ屋敷の利鈍:2007.11.17

森博嗣著「捩れ屋敷の利鈍」
(ISBN4-06-182231-4 C0293)
を読んだ。
この本も設定が異常で、トリックも異常である。
そして最後にはあまり驚かないトリックが披露される。
十分吟味されずに書かれたような気がする。
それを補うためだろうか、
2つのシリーズの主人公が出てきて競演しあう。
それだけが面白さといえる。

71(356) 六人の超音波科学者:2007.11.17

森博嗣著「六人の超音波科学者」
(ISBN4-06-182204-7 C0293)
を読んだ。
設定が異常で、トリックも異常、
このような異常を好む人もいるのだろうが、
私は余り好まない。
しかし、それでも読むのは、
主人公が魅力的だからであろう。
小説のひとつの重要なファクターとして
主人公のキャラクターがあるのだろう。
そんなことを感じながら読んだ。

2007年11月11日日曜日

70(355) ズッコケ中年三人組age41:2007.11.11

那須正幹著「ズッコケ中年三人組age41」
(ISBN4-591-09530-4 C0093)
を呼んだ。
昔の本の登場人物が人気占い師として再度登場する。
最近のテレビをネタにしたようなストーリーである。
子供も読める単純明快なものだが、
どこか腑に落ちない理不尽さがあるのは、
大人の小説を意識してのことなのだろうか。

2007年11月10日土曜日

69(354) 無限連鎖: 2007.11.10

楡周平著「無限連鎖」
(ISBN4-16-321460-7 C0093)
を読んだ。
イスラム原理主義者によるテロを題材にした
サスペンスである。
面白いのだが、2つの点がすごく気になった。
終わりが良くない点と、もうひとつは、
2つのストーリが展開されるのだが、
その関係が希薄で、
連作中篇を二つ読まされたような気になる点である。

2007年11月3日土曜日

68(353) ズッコケ中年三人組: 2007.11.03

那須正幹著「ズッコケ中年三人組」
(ISBN4-591-09087-6 C0093)
を読んだ。
子供のことの三人組が28年後怪盗Xと対決する話だ。
もちろん全員大人でXも老人だが、
場面は大人のものになっているが
やはり昔の子供たちのようにやっている。
しかし、大人の話としては少々物足りない気がする。

66(351),67(352) 都会のトム&ソーヤ5上・下 2007.11.03

はやみねかおる著「都会のトム&ソーヤ5上・下」
(ISBN4-06-269383-7 C8093)
(ISBN4-06-269385-1 C8093)
を読んだ。
子供向けの本だが、以前から読んでいたものだ。
今回も少々不満な部分があったが、
やはり全体としては面白いものであった。

65(350) ロボットの天才: 2007.11.03

高橋友隆著「ロボットの天才」
(ISBN4-8401-1545-1 C0095)
を読んだ。
独自のスタイルのロボットを造ってい人だ。
以前テレビで見たことがあるような気がする
ロボットの解体を子供たちにさせていた。
彼はロボットをひとつひとつ手作りしている。
そしてなんといっても彼のロボットのすばらしさは、
フォルムが誰もが見ても
いいと「感じる」ものだからだ。
形態の中に何かを感じさせるものをもっている。
彼はそんなフォルムを生み出すことができのだ。
彼は、バウハウスの原則「機能が形態を生む」ではなく、
「形態に機能を閉じ込める」職人なのだ。