2009年7月29日水曜日

69(522) ジェネラル・ルージュの凱旋:2009.07.29

海堂尊著「ジェネラル・ルージュの凱旋」
(ISBN978-4-7966-5754-9 C0093)
を読んだ。
一連のシリーズの小説である。
前作と同時進行の別事件として描かれている。
なかなか奇抜な展開である。
面白いものであった。
ただし、読む順番を守る必要がある。

2009年7月27日月曜日

68(521) 嵐の中の動物園:No. 2976 2009.07.27

川端裕人著「嵐の中の動物園」
(ISBN978-4-04-631027-9 C893)
を読んだ。
あまり面白くなかった。
ストーリーが単調で、
展開に必然性が感じられなかった。
川端氏の緻密な小説と比べると
見劣りがして残念だった。
ただし、子どもの読むのにいいかもしれない。

2009年7月24日金曜日

67(520) ナイチンゲールの沈黙:2009.07.24

海堂尊著「ナイチンゲールの沈黙」
(ISBN4-7966-5475-5 C0093)
を読んだ。
バチスターに続く作品である。
強烈な個性の登場人物による
話が展開する。
新しい登場人物が何人か出てくる。
看護師と小児患者との犯罪が
展開されていく。
そのほかにも、大学病院や医療の
問題点がいろいろ示されている。
なかなか面白い話である。

2009年7月20日月曜日

66(519) 常野物語 光の帝国:2009.07.20

恩田陸著「常野物語 光の帝国」
(ISBN978-4-08-747242-4 C0193)
を読んだ。
なかなか面白い本である。
常野とよばれる不思議な能力を持った
一族に関する小説だ。
遠野物語を思わせる連作短編集である。
設定が魅力的で、
連続物語を成り立たせる本である。
すばらしい設定で、
続編を長編で読みたくなる本となった。
幸い続編が何冊か出ている。

65(518) チーム・バチスタの栄光:2009.07.20

海堂尊著「チーム・バチスタの栄光」
(上:ISBN978-4-7966-6161-4 C0193
下:ISBN978-4-7966-6163-8 C0193)
を読んだ。
これも以前に読み終わっていたが、
記入するのが遅れた。
なかなか面白い本である。
大学病院を舞台にした推理小説だが、
キャラの立った人物が魅力を出している。
こういう点が必要なのかもしれない。
キャラの魅力で連続物語を
成り立たせることができのだ。
続編も読みたくなる本となった。
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2009年7月17日金曜日

64(517) 人間の測りまちがい:2009.07.17

スティーブン・J・グールド著「人間の測りまちがい」
(上:ISBN978-4-309-46305-6 C0140
下:ISBN978-4-309-46306-6 C0140
単行本:ISBN4-309-45107-2 C0040)
を読んだ。
だいぶ以前に読み終わっていたが、
ここに記入するのが遅れた。
人間の姿勢として、差別意識があり、
その背景を生物学的決定論という一見科学的なもので、
語られてきた歴史と、
その間違いを示したものだ。
科学がまだ十分発展していなかったから
間違いが生じたいのではなく、
差別意識が、実は、その背景にあったことが
科学的に示した。
そのような差別意識は20世紀末になってもまだあり、
それを批判することも行われている。
あちこちで波紋を起こした本だが、
グールドの主張は今も変わらず正しい。