2009年8月30日日曜日

81(534) バッテリー:2009.08.30

あさのあつこ著「バッテリー」
(ISBN4-87692-581-X C8393)
を読んだ。
巧という不思議な小学生が主人公である。
野球の話だが、
なかなか面白い内容である。
これが一冊だけだと、
「これで終わり」という気がするだろう。
現在では、何冊も出ていることを知っているので、
続きを読めばいいのだとわかる。
あさの氏のいつものパターンで、
一冊の本なのに、
終わりを感じさせない終わりだ。
読んでいて、区切りを感じないのは、
少々不満が残る。
しかし、続きを読みたくなる本である。

2009年8月29日土曜日

80(533) TENGU:2009.08.29

柴田哲考著「TENGU」
(ISBN978-4-396-33413-0 C0193)
を読んだ。
KAPPAに続く不思議な生物を
題材にした小説である。
設定に少々疑問を感じたが、
面白かった。

2009年8月26日水曜日

79(532) サッカーボーイズ13歳:2009.08.26

はらだみずき著「サッカーボーイズ13歳」
(ISBN978-4-86255-000-2 C0093)
を読んだ。
中学校のサッカー部の話である。
サッカーを中心とした話で、
奥行きがない。
少々飽きたが、
一気に読んだ。
先行作となる本があるそうだ、
読む気にならない。

2009年8月21日金曜日

77(530) KAPPA:2009.08.21

柴田哲考著「KAPPA」
(ISBN978-4-19-892927-5 C0193)
を読んだ。
犯人が最初から気づいていたので、
少々内容がだるくおもえたが、
なかなかおもしろい設定である。
もうひとつ読んでみたい気がする作家である 。

2009年8月18日火曜日

76(529) しゃばけ:2009.08.18

畠中恵著「しゃばけ」
(ISBN4-10-450701-6 C0093)
を読んだ。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した作品だ。
なかなか完成度が高く、
江戸時代の妖(あやかし)の話で、
なおかつ殺人事件を扱うミステリーである。
内容も面白いが、
少々趣味が違うようだ。
今の私の気分には合わないようだ。

2009年8月13日木曜日

75(528) ジュラ紀終焉:2009.08.13

小宮紀行著「ジュラ紀終焉」
(ISBN4-86223-054-7 C0093)
を読んだ。
なかなか面白い話である。
ジュラ紀に、大学の古生物学の教員と学生が
タイムスリップする話である。
ジュラ紀の恐竜の生態を確認しながら、
そこでどのようにして生きのび、
肉食恐竜との戦いなどが
リアルに語られる。
しかし、校正不足を感じる。
その点が残念であった。

2009年8月11日火曜日

74(527) 「地球温暖化」論で日本人が殺される!:2009.08.11

武田邦彦・丸山茂徳著
「「地球温暖化」論で日本人が殺される!」
(ISBN978-4-06-215036-1 C0095)
を読んだ。
昨年秋に書かれたものだ。
丸山氏の主張は今までどおりのものだ。
内容的には、ほとんど変わらない。
主張していることは、
科学的に正しいものをどう見分け、
どう対処するかということだ。
予防原則も否定している。
私も予防原理は、
最初はいい考えだと思ったが
よくよく考えれば、
いい点と悪い点があるなと思い始めてきた。

2009年8月10日月曜日

73(526) イノセント・ゲリラの祝祭:2009.08.10

海堂尊著「イノセント・ゲリラの祝祭」
(ISBN978-4-7966-6676-3 C0093)
を読んだ。
いつものメンバーが出てきて
いろいろな事態が進行する。
今回もミステリーではなく、
社会派小説となっている。
話はそれなりに変化しているが、
だんだん新鮮味がなくなってきた。
しかし、面白いことは面白い。

2009年8月6日木曜日

71(524) エンド・ゲーム:2009.08.06

恩田陸著「エンド・ゲーム」
(ISBN4-08-774791-3 C0093)
を読んだ。
常野物語シリーズである。
不思議なストーリーである。
親が特殊な能力をもち、
父親が失踪していた。
母子家庭の二人が不思議な能力におびえ、
その原因を取り除くために、
いろいろなことが起こる。
ファンタジーめいていて、
概念の世界を描くために、
着いていけない描写が続く。
そして、不思議な終焉を迎える。
エンターテイメントして読むと
少々苦しい気がする。

70(523) 蒲公英草紙:2009.08.06

恩田陸著「蒲公英草紙」
(ISBN978-4-08-746294-4 C0193)
を読んだ。
常野物語シリーズである。
ある少女の視線をもって、
不思議な能力をもつ少女、
そして常野一族がさりげなく語られる。
淡々としたストーリーで話が進む。
しかし、その淡々さがよさでもあり、
弱点でもあるような気がする。