2012年6月30日土曜日

41(858)旅する巨人: 2012.06.30

佐野眞一著「旅する巨人」
(ISBN4-16-352310-3 C0023)
を読んだ。
「宮本常一と渋沢敬三」という副題がある。
渋沢栄一の孫で銀行家から
仕方なく戦時と戦後の政策側にかかわった敬三。
彼は学問を目指したが十分にできなかったが、
パトロンとして柳田とは違った民俗学を起こす。
その一番の弟子が宮本常一であった。
彼はあることに一生を捧げ、
脅威の野外調査と膨大な原稿を残した。
宮本が渋沢から守った教えは
「財界でも学界でも中心に居てはいけない。
いつも少し離れたところに居るべきだ。
そうしないと渦の中に巻き込まれてしまう。
そして自分を見失う。」
何時の時代もこの言葉は重要だ。
もちろん私にも。

2012年6月22日金曜日

40(857)宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか: 2012.06.22

吉田直紀著「宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか」
(ISBN978-4-7966-8310-4 C0244)
を読んだ。
うーーん。
文章を書いた人は
わかりやすく書くことができるようなのだが、
文章が不統一である。
そもそも本人が本当に書いたのか。
新知見が少なすぎる。
一冊には内容が少なすぎる。
かなり期待して読んだので
失望が大きい。

2012年6月19日火曜日

39(856)鉄の骨: 2012.06.19

池井戸潤著「鉄の骨」
(ISBN978-4-06-2770972 C0193)
を読んだ。
青森で購入して読みだして
やっと読みおわった。
量が多いので読むのに
時間がかかった。
しかし、面白く読めた。
企業と銀行のサラリーマンの物語である。
市井の普通の人が、
談合にどう対処しするか。
そんなストーリで話を進む。

2012年6月17日日曜日

●のんびり:No. 4080 2012.06.17

昨日は、午前中買い物にいっき、
午後は自宅でくつろいでいたが、
疲れているようで、うとうとしていた。
昨夜10時前に帰宅した。
青森からの出張だった。
青森では、交通の便が悪く、
待ち合わせ時間がたくさんあった。
津軽鉄道を使ってでかけた。
観光と通学が主な利用なのだろうか。
利用客は少ない。
それがのんびりとしていい。
ゆったりとしたのんびりとした
時間の流れを感じた。
五所川原での2時間は、
市内の観光施設を見ることができた。
ただ、空港での待ち時間は
ひたすら読書となった。

●アクセス:No. 4079 2012.06.17

誉田哲也著「アクセス」
(ISBN978-4-10-130871-5 C193)
を読んだ。
ホラーとサスペンスを合わせたものである。
そして一部仮想空間での話しとなる。
少々ついていけないところがあり、
途中でやめかけたが、
終わりに気になり最後まで読んでしまった。

2012年6月14日木曜日

36(853)ビブリア古書堂の事件帖2: 2012.06.14

三上延著「ビブリア古書堂の事件帖2」
(ISBN978-4-04-870824-1 C0193)
を読んだ。
昨日と今朝であっさり読めてしまった。
なかなか面白かった。
短篇集だが、主人公や登場人物たちの
事情は進展していく。
古書を素材にした軽いミステリーだ。

35(852)ビブリア古書堂の事件帖: 2012.06.14

三上延著「ビブリア古書堂の事件帖」
(ISBN978-4-04-870469-4 C0193)
を読んだ。
軽いミステリーである。
死者のでないほのぼのとしたものである。
ボリュウムが少ないので
あっさりと読める。
なかなか面白かった。

2012年6月12日火曜日

34(851)大気の進化46億年O2とCO2: 2012.06.12

田近英一著「大気の進化46億年O2とCO2」
(ISBN978-4-7741-4781-0 C3044)
を読んだ。
この手の一般向けの書籍は、
私にとっては、いい勉強の機会となる。
特に著者が公開すべきだと考えている
最新情報を目にすることができる。
大きな流れの変化があれば、
関連の文献や専門書を見る必要がある。
この本では、 学問の流れには
大きな変化はなかったことがわかった。
ただし、詳細な点ではいろいろな新知見があった。
私にとっては、そんな細々したことも大切なのだが。

2012年6月7日木曜日

33(850)木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか: 2012.06.07

増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
(ISBN978-4-10-330071-C0093)
を読んだ。
膨大な量のノンフィクションのドキュメントである。
読むのに長い時間がかかったが、
面白かった。
「シャトゥーン」 を書いた作家だ。
不出生の柔道家がプロレスで力道山に負けた。
なぜ負けたのかを
増田氏は追求していく。
負けるはずのない木村が、負けたのは、
なにか裏があるのではないか。
それを多くの関係者や
膨大な資料をあたって追求していく。
しかし、不本意ながら
負けるべくして負けたと結論する。
昭和の時代の柔道や武道、興行、裏社会などからも
解き明かしながら述べていく。
4年間の雑誌連載の後の単行本化なので、
内容に重複する部分、
時間的に前後する部分などもあり、
一気に読むと気になるところがある
その膨大な内容に圧倒されて、
そのような欠点は消えていく。