2012年7月22日日曜日

50(867)「地球のからくり」に挑む: 2012.07.22

大河内直彦著「「地球のからくり」に挑む」
(ISBN978-4-10-610472-5 C0240)
を読んだ。
エネルギーの基づく、人類の歴史。
エネルギーベースでみる人類の活動状況。
太陽から受けたエネルギーとの比較。
空気中の窒素からアンモニアの合成から、
肥料革命、火薬革命へ。
石油、石炭の起源と地球サイクル。
ここのパーツは既知であっても、
ストーリーや視点がユニークである。
なんといっても、文章が読みやすく、
内容に引き込まれる。
前著に続いていい本である。
いや、いい書き手なのかもしれない。

2012年7月19日木曜日

49(866)プラネタリウムを作りました: 2012.07.19

大平貴之著「プラネタリウムを作りました[改訂版]」
(ISBN978-4-7678-1015-7 C0044)
を読んだ。
個人が自分の自力でいろいろ学びながら
世界最高級のプラネタリウムを
制作していく話である。
著者は小学生から科学少年で
プラネタリウム、ロケットなどに興味を持ち
制作を続けてきた。
大学も1年休学して
プラネタリウム作成を目指した。
ソニーに就職後持ち自宅で制作をした。
そして世界最高の数の投影能力をもつ。
制御回路、原盤の制作機器、制御プラグラム、
制菌管理プログラム、地球CG制作など、
あらゆるものを自作していった。
レンズ、光源、ドームなども既成素材をあさり
改造していった。
ソニーを退社して、独立していった。
今までの蓄積が現在の彼のすべての資産となった。
面白い生き方であった。

2012年7月17日火曜日

48(865)偏差値70の野球部4: 2012.07.17

松尾清隆著「偏差値70の野球部4」
(ISBN978-4-09-408723-9 C0193)
を読んだ。
完結編である。
甲子園常連の強豪校との対決。
理論から実践編へとなる。
理論が面白いが、
試合展開が少々わかりにく。
多分登場人物のイメージ形成が
できてないからだろう。
4部作だが、1冊本にして
一気に読ませたほうが
面白みがあると思うのだが。

2012年7月15日日曜日

47(864)偏差値70の野球部3: 2012.07.15

松尾清隆著「偏差値70の野球部3」
(ISBN978-4-09-408722-2 C0193)
を読んだ。
超進学校の弱小野球部の投手が、
天才女子高生のとんでもない理論にのとって
野球をするというストーリー。
前回は打撃理論で、今回は守備理論。
打撃の理屈はわかるが、
守備の理屈は少々くるしい。

2012年7月13日金曜日

46(863)偏差値70の野球部2: 2012.07.13

松尾清隆著「偏差値70の野球部2」
(ISBN978-4-09-408721-5 C0193)
を読んだ。
ぶっ飛んだ登場人物たち。
しかし彼らの中に論理の部分が
なんとなく筋が通っている気もする。
それがフィクションにおける
リアリティなのだろう。
あと2部続くようだ。

2012年7月12日木曜日

45(862)仏果を得ず: 2012.07.12

三浦しをん著「仏果を得ず」
(ISBN978-4-575-51444-5 C0193)
を読んだ。
文楽に携わる青年(30歳ほど)の物語。
文楽の出し物になぞらえて
彼の恋愛と芸への悟りが進んでいく。
彼女の作品は面白い。
面白い職業の人が出てくる。
いろいろなな職業があることを感じる。

2012年7月9日月曜日

44(861)偏差値70の野球部1: 2012.07.09

松尾清隆著「偏差値70の野球部1」
(ISBN978-4-09-408720-8 C0193)
を読んだ。
才能のあった少年野球から中学校野球の投手が、
狂った歯車のせいと自分の思い違いで
とんでもない進学校にはいってしまった。
そこには野球部があったが、
活動すらまとめにできない。
そんな野球部に勧誘され、
新しコーチが就任するが、
それがとんでもない外国人教師だった。
というところで終わる。
普通の小説なら導入がなっと終わったところで
1巻が終わる。
消化不良の状態である。

2012年7月8日日曜日

43(860)動物園で逢いましょう:No. 4099 2012.07.08

五條瑛著「動物園で逢いましょう」
(ISBN978-4-575-51500-9 C--193)
を読んだ。
スパイ小説である。
読んだのは、裏見返しにあった、
「鉱物シリーズ」で大活躍とあったので、
気になりよんだ。
しかし、本当に本格スパイ小説であった。

2012年7月3日火曜日

42(859)ビブリア古書堂の事件手帖3: 2012.07.03

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖3」
(ISBN978-4-04-886658-3 C0193)
を読んだ。
古書のまつわる事件がいくつか。
ほのぼのとした事件が起こり
謎が解かれている。
古書店主の家族、登場人物に関する謎が
絡み合っている。
そんな総体的な底流も
重要な役割があるのだろう。