2012年9月28日金曜日

62(879) アインシュタイン奇跡の年1905: 2012.09.28


J.S. リグデン著「アインシュタイン奇跡の年1905」
(ISBN4-431-71144-9 C3042)
を読んだ。
アインシュタインの重要論文がいくつも書かれた
1905年を奇跡の年と呼ぶ。
3月、4月、5月、6月、9月に公開された。
その多くが、物理学に大きなインパクトを与えた。
それらの理論を自力で生み出しているすごさ。
それを論文そのもの説明だけでなく
その論文が書かれた背景や影響も示されている。
そしその後のアインシュタインの業績をまとめている。
なかなかおもしろい本であった。

2012年9月23日日曜日

61(878) 甘粕正彦乱心の曠野:No. 4166 2012.09.23


佐野眞一著「甘粕正彦乱心の曠野」
(ISBN978-4-10-131640-6 C0195)
を読んだ。
関東大震災の直後、憲兵によって殺された
大杉栄と他二名の
実行犯とされる甘粕正彦の
生涯についていのノンフィクション。
甘粕は満州国における関東軍の闇の部分を
になっていろいろなことをしたようだ。
その部分は他書に
いろいろ書かれいているようなので、
あまり書かれていはいない。
表の部分のみが書かれている気がする。
しかし、満州国における甘粕の人生の前後、
そして甘粕の生涯に関わった人物、
甘粕が当の実行犯だったのか。
などに焦点をあてて書かれている。
いつものように面白い作品であった。

2012年9月17日月曜日

60(877) 素粒子はおもしろい: 2012.09.17

益川敏英著「素粒子はおもしろい」 (ISBN978-4-00-500697-7 C0242) を読んだ。 体系的な話ではないが、 益川氏の個性がよく出ている内容であった。 少々変わっているくらいがいい。 独自の世界観があり、独自の努力ができれば 大成できるのである。

59(876) Cの福音: 2012.09.17

楡周平著「Cの福音」 (ISBN4-7966-1378-1 C0194) を読んだ。 ハードボイルド小説である。 悪役が主人公である。 以前大藪春彦を読んだような感動はなかった。 もうハードボイルドの年齢ではないのか。 それともたまたまそういう精神状況だったのか。 まあ、このあとも何作か書かれているようだが、 しばらくは読む気がしないなあ。

2012年9月8日土曜日

58(875) 私の速水御舟: 2012.09.08


吉田武著「私の速水御舟」
(ISBN4-486-01704-8 C1071)
を読んだ。
日本画の巨匠、速水御舟は、
革命的な画家、芸術家でありながら、
あまり有名でない
そんな御舟の作品に焦点を当てた前半。
後半は吉田氏一流の芸術論であった。
非常に広範に渡る内容である。
真実、美、言語、芸術、日本論、そして日本画
に至る用意周到な論であった。
面白い展開であった。
はやり吉田氏の作品は面白い。
私の同年代である。

2012年9月2日日曜日

57(874) 史上最大の発明 アルゴリズム: 2012.09.02


ディヴィッド・バーリンスキ著「史上最大の発明
アルゴリズム」
(ISBN978-4-15-050381-9 C0141)
を読んだ。
コンピュータのプログラムにいたる、
多くの数学者、数理論理学者などの
業績、功績を著者流に書いたものである。
情緒的、抽象的、感覚的に書いているので
その意図を理解するの困る部分もあるが、
わかっているところは、
腑に落ちる。
大作で読みごたえるがある。
読むのに長い時間がかかった。
他の微積分に関する著作も読みたいと思ったが、
翻訳されていない。