2016年6月30日木曜日

064(1401) 最愛: 2016.06.30

真保裕一著「最愛」
(ISBN978-4-16-713115-9 C0193)
を読んだ。
恋愛物の書名だが、中身は全く違う。
ストーリーも非常の重層的で
面白い ミステリーであった。
18年合っていない姉が
事件の被害者として危篤状態でいる
という知らせがある。
姉の事件の背景を探るうちに、
18年間の姉の人生が浮き彫りにされていく。
そしてその結末をどうとらえるべきか。
問題を提示している。

2016年6月28日火曜日

063(1400) 午前三時のルースター: 2016.06.28

垣根涼介著「午前三時のルースター」
(ISBN4-16-765668-X C0193)
を読んだ。
垣根氏のデビュー作である。
サントリーミステリ大賞を受賞した作品である。
サスペンスとミステリの合わさったものである。
大賞をとるだけの作品だし、
それなりの作家としての個性もある。
ヒートアイラント作中作の意味がやっとわかった。
これも充分面白い作品であった。
ルースターとはおんどりのことだた、
作中では一番鳥にルビとしてふられている。
意味深なタイトルでもある。

2016年6月23日木曜日

061(1398) 永遠のディーパ: 2016.06.23

垣根涼介著「永遠のディーパ
君たち明日はない4」
(ISBN978-4-10-132976-5 C0193)
を読んだ。
シリーズの4冊目である。
リストラのカラミはあるが、
その立場の人が
人生の帰路に立った時を語る
話が多くなっている。
それはそれで面白い。

2016年6月20日月曜日

060(1397) 張り込み姫: 2016.06.20

垣根涼介著「張り込み姫
君たちに明日はない3」
(ISBN978-4-10-132975-8 C0193)
を読んだ。
シリーズを続けてい読んでいる。
短編集なので読みやすい。
人情話になっているが、
それなりに感動的な物語でもある。
続けて次のシリーズを読みだした。

2016年6月19日日曜日

059(1396) ボーダー: 2016.06.19

垣根涼介著「ボーダー
ヒートアイランドIV」
(ISBN978-4-16-768604-8 C0193)
を読んだ。
ヒートアイランドの最終巻である。
いままのでストーリーのまとめである。
少々あれこれを取りまとめた感じがするが、
それなりに面白い展開であった。
また、小説内の別物語があったが、
それが非常に波乱万丈でも面白そうであった。
実は垣根氏の他の作品からもったきたものであった。
それ作品も面白そうだ。
次に読んでみたいものとなった。
今のところ、
垣根氏の作品に外ればない。

2016年6月15日水曜日

058(1395) 借金取りの王子: 2016.06.15

垣根涼介著「借金取りの王子
君たちに明日はない2」
(ISBN978-4-10-132972-7 C0193)
を読んだ。
シリーズの2冊目である。
短編集で、二人の常連と
客演のような主人公の話題で進む。
人情話の面、
現在の社会と人の生き方の問題が
浮き彫りにされ
いろいろな選択の可能性を考えさせらる。
まだシリーズは続く。
これからも楽しみだ。

2016年6月12日日曜日

057(1394) ぼくは上陸している 下: 2016.06.12

スチーヴィン・ジェイ・グールド著「ぼくは上陸している 下
進化をめぐるたびの始まりの終わり 」
(ISBN978-4-15-209232-8 C0045)
を読んだ。
いよいよグールのエッセイの最後を読んだ。
ナチュラルヒストリー詩のエッセイは
20年間毎月休みなく連載されエッセイは
2001年1月号300回で終わりとなった。
本書で10冊目であった。
エッセイ 以外の作品もあったが
一番最後の4篇は、
2001年9月11日に関するエッセイであった。
本書の最初のエッセイ(上巻)は、
1901年9月11日の話からはじまる。
祖父が移民として14歳で上陸して
英語を学ぶために購入した本に
英語でメモを残した日であった。
それは若い祖父にとってはあじまりの終わりであったのだ
それがこのエッセイ集のタイトルともなっている。
そんな100年目の日、
グールドは婦人とともに機中の人であった。
大きな衝撃を受けたグールドは自宅に戻ったら
すぐに救援物質を集めて駆けつける。
そんなことが最後のエッセイに書かれている。
この半年後2002年5月22日になくなっている。
未だにかれの作品は高みに燦然と存在する。

056(1393) 神様のかくれんぼ: 2016.06.12

「与勇輝人形絵本 神様のかくれんぼ」
(ISBN4-04-853290-1 C0072)
を読んだ。
与氏の人形をそれにふさわしい場所で撮影し
そこでの物語が語られていく。
演出もそれなりにいいものだが、
人形そのものが多くの物語を語っている。

2016年6月6日月曜日

055(1392) 東京タクシードライバー: 2016.06.06

山田精機著「東京タクシードライバー」
(ISBN978-4-02-331260-9 C0095)
を読んだ。
タクシードライバーのインタビューによる
ルポ記事である。
タクシードライバーには
いろいろな経歴を持った人がいるようだ。
そんな数奇な人の人生を
インタビューで構成したものだ。
作者自身の人生も波乱に富んでいるようだ。

2016年6月3日金曜日

054(1391) 君たちに明日はない: 2016.06.03

垣根涼介著「君たちに明日はない」
(ISBN974-4-10-132971-0 C0193)
を読んだ。
連絡短編集である。
同じ主人公と恋人で話が進む。
リストラをアウトソーシングを
請け負う会社の社員として、
いろいろな人間ドラマを、
主人公と当事者の視点で語られる。
なかなか面白かった。
山本周五郎賞受賞作品である。

2016年6月1日水曜日

053(1390) 辺境生物はすごい!: 2016.06.01

長沼毅著「辺境生物はすごい!」
(ISBN978-4-344-98386-1 C0295)
を読んだ。
自分の研究の話が少々と
人生訓が半分。
有名研究者には
このような本が時々あるが
現役研究者なら
本業での科学啓蒙をもっとやってほしい。
研究テーマが面白い長沼氏なども
そんなひとりなのだが。