2016年8月29日月曜日

080(1417) 凍った地球: 2016.08.29

田近英一著「凍った地球
スノーボールアースと生命進化の物語」
(ISBN978-4-10-603625-5 C0344)
を読んだ。
昨日から今日の移動中に読んでしまった。
以前から購入していたが、
なかなか読む機会がなくて、
ついつい今日になった。
2009年の出版なので、
内容的にだいぶ古くなっている部分がある。
しかし、なかなか面白い内容であった。

2016年8月28日日曜日

079(1416) 夢を売る男: 2016.08.28

百田尚樹著「夢を売る男」
(ISBN978-4-344-42319-0 C0193)
を読んだ。
詐欺に近い自主出版会社を舞台にした小説である。
最後の数行がこの小説のキモとなっている。
いろいろな出版のはターンを示す。
小説家の生態、実態も示される。
出版会の裏側を示す面もある。
面白かった。
百田氏の小説にはハズレはない。

2016年8月26日金曜日

078(1415) 糖質制限の真実: 2016.08.26

山田悟著「糖質制限の真実
日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて」
(ISBN978-4-344-98397-7 C0295)
を読んだ。
糖質制限が糖尿病の対処、
栄養学的には効果が証明されていることが
やっとわかった。
以前読んだ本でも
糖質制限の効用が述べられていたが、
これではっきりと科学的に
証明されたことにある。

2016年8月25日木曜日

077(1417) 文体の科学: 2016.08.25

山本貴光著「文体の科学」
(ISBN978-4-10336771-0 C0095)
を読んだ。
非常に面白い。
いろいろなたぐいの文章を
気になる文献を多数示しながら
論及されている。
自分の研究分野と全く関係がないので
面白い。
山本氏の次の文献も読む予定だ。

2016年8月20日土曜日

076(1413) プラネタリウム男: 2016.08.20

大平貴之著「プラネタリウム男」
(ISBN978-4-06-288374-0 C0244)
を読んだ。
以前にも大平氏の本を読んでいた。
個人(今では会社組織になっている)で
世界最高水準のプラネタリウムを作った人である。
現在では彼のメガスターは
世界各地の施設に納入されている。
以前、彼を見出し、科学技術館に導入してくれた
恩人でもある毛利衛氏からいわれた、
星の数だけを追うな、新たな天地を目指せ
という課題に数年がかりで答えた。
また、現在は、かつて在籍していた
ソニーの技術陣との共同で
ギガスターを目指している。
2桁を超える数(10億個以上の星)を
映せる装置の開発を達成し
光源や施設を考えている。
現実の技術で可能であるようだ。
これは数を追うことではなく、
スケールを変えることによって
世界観を変えられる可能性があることを示した。
実現することが願っている。

2016年8月18日木曜日

075(1412) 地球外生命体: 2016.08.18

縣秀彦著「地球外生命体
宇宙と生命誕生の謎に迫る」
(ISBN978-4-344-97954-3 C01295)
を読んだ。
アストロバイオロジーをすすめている
天文学者としての話である。
知っている話が多いので
余り参考にならなかった。
まあ、入門書としてはいいのかもしれない。

2016年8月15日月曜日

074(1411) ニュートリノ: 2016.08.15

多田将著「ニュートリノ」
(ISBN978-4-7816-8016-3 C0242)
を読んだ。
初めて読んだわかりやすい内容であった。
ニュートリノ振動、
CP対称性の破れに関する
小林・益田理論の重要性の話しなど
本体は難しい内容なのであるが、
わかりやすく説明されている。
他の本も読みたくなる。

2016年8月13日土曜日

073(1410) ケンブリッジの卵: 2016.08.13

下村裕著「ケンブリッジの卵
回る卵はなぜ立ち上がりジャンプするのか」
(ISBN978-4-7664-1334-2 C0040)
を読んだ。
非常に面白く読んだ。
海外への2年間のサバティカルで
ケンブリッジ大学にいったことが発端となる。
1年間なかなか興味を持てるテーマがみつからず、
たまたま聞いた講演で
卵が立ち上がる理屈が説明された。
しかし、なかなかそれが一筋縄で行かない
ことがわかってきた。
その講演をした大家との共同研究がはじまる。
6年の歳月をかけてその謎を解明していく。
苦労と根気のいるが仕事が進められる。
そんな研究者の苦労が
やがて論文として報われる。
なかなかいい話であった。

2016年8月11日木曜日

072(1409) 富士山大噴火と阿蘇山大噴火: 2016.08.11

巽好幸著「富士山大噴火と阿蘇山大噴火」
(ISBN978-4-344-98420-2 C0295)
を読んだ。
巽氏の本はどれも面白い。
これももちろん面白い。
最先端の内容を
わかりやすく伝えている。
そこには真新しいアイディアがある。
巽氏は新しい組織に移られたと思ったら
そこで新たなプロジェクトを打ち上げられる。
そのプロジェクトは、科学として重要な意義をもち
そして面白い。
そんな生き方、考え方は素晴らしいものが。
これからも目が離せない。

2016年8月9日火曜日

071(1408) ファイマンさん、力学を語る: 2016.08.09

グッドスティーン著「ファイマンさん、力学を語る」
(ISBN4-00-005939-4 C0042)
を読んだ。
ニュートンの力学の3法則を
ニュートンと同じような幾何学的手法で
証明していくものを授業にしたものである。
この講義がしばらく資料庫に埋もれていた。
それを復元した本である。
ニュートンの時代には、円錐曲線に関する
幾何学て手法が主流で重要なものとして
多用されていたが、
現在は、解析的手法を用いて証明している。
これは確実でだれでも使えるがイメージなどできない。
一方、幾何学的手法は
補助線を見けらつけられないと
答えが得られない。
しかし、補助線を得られれば、
だれでもその証明はわかりやすく納得できる。
ファイマンは途中からニュートンの証明から
離れて独自の方法で証明を展開していく。
ただし、先人の方法を利用してる。
その幾何学的証明の手腕は、やはりすごい。
数学を得意とするファイマンならではの手腕である。

2016年8月5日金曜日

070(1407) TOKYO BLACKOUT: 2016.08.05

福田和代著「TOKYO BLACKOUT」
(ISBN978-4-488-41711-6 C0193)
を読んだ。
読み終わるのに時間がかかった。
それは、群像劇になっているため、
展開が複雑でなかなか話しを追うのが疲れた。
それと必然性があるのだが、
その展開がなかなか納得できるものに
なっていないので少々疲れた。