2017年4月26日水曜日

47(1502) 矢上教授の午後: 2017.04.26

森谷明子著「矢上教授の午後」
(ISBN978-4-396-33751-3 C0193)
を読んだ。
密室ミステリーである。
比較的軽いタッチで描かれているが、
内容は少々重い。
あまり私の興味は惹かなかった。

2017年4月24日月曜日

46(1501) 名も無き世界のエンドロール: 2017.04.24

行成薫著「名も無き世界のエンドロール」
(ISBN978-4-08-771500-2 C0093)
を読んだ。
俺(城田)とマコトと後から加わってきたヨッチ、
さらにリサも加わり、繰り広げられる不思議な物語。
軽いイタズラばかりをするマコトが
おとなになって、
リサに仕掛ける「プロポーズ大作戦」とは
実は大掛かりであった。
いくつものどんでん返しが
一気に起こるラスト。
時間がバラバラに記述されていくので
なかなか全貌をつかむのが難しいが、
これは最後に起こる
どんでん返しの伏線だったのだ。

2017年4月23日日曜日

45(1500) 珈琲店タレーランの事件簿5: 2017.04.23

岡崎琢磨著「珈琲店タレーランの事件簿5
この鴛鴦茶がおいしくなりますように」
(ISBN978-4-8002-6342-1 C0193)
を読んだ。
今回短編集だが、連絡である。
それも高校時代アオヤマと関係があった
眞子と呼ばれる女性が、
11年の歳月を経て会うことで起こる
いろいろな事件が。
そこから連作としての終わりを迎える。

2017年4月20日木曜日

44(1499) 珈琲店タレーランの事件簿4 2017.04.20

岡崎琢磨著「珈琲店タレーランの事件簿4
ブレイクは五種類のフレーバーで」
(ISBN978-4-8002-3552-9 C0193)
を読んだ。
久しぶりに読む。
知らないうちに2作が出版されていた。
京都を舞台にした
日常の謎の短編集であった。
なかなかホッとするような
話ばかりであった。

2017年4月18日火曜日

44(1499) 水底の棘: 2017.04.18

川瀬七瀬著「法医昆虫捜査官
水底の棘」
(ISBN978-4-06-293355-1 C0193)
を読んだ。
不思議な職業の研究者を主人公としている。
本人は大学の農学部の准教授である。
個性的で法医昆虫学を認知させようと
努力しているという設定である。
昆虫の生態を用いて事件解決の証拠、
情報を提示しようとする。
今回は、海洋生物と昆虫を用いた
捜査となっている。
少々シナリオのペースが長く
犯人への道筋が長く感じた。

2017年4月14日金曜日

43(1498) 栞子さんと果てない舞台: 2017.04.13

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖 7
栞子さんと果てない舞台」
(ISBN978-4-04-892640-9 C0193)
を読んだ。
本書でこのシリーズが、
一応の終わりとなるようだ。
ただ、スピンオフ作品が
いつかありそうだとあとがきで書かれている。
最後の作品としてなかなか面白かった。

2017年4月12日水曜日

42(1497) 蝶の足跡: 2017.04.12

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている
蝶の足跡」
(ISBN978-4-04-105202-0 C0193)
を読んだ。
いつものようなキャラクターで、事件が起こる。
影のような悪人の影もちらつくが、
みえない展開だ。
今回の事件はひどいもので、
そのストーリーも重いものとなっている。
こんな回もあるのだろう。
主人公や常連の関係が
少しずつ変化したり、深まったりしていく。
最後の一言が、
出されることはなく、次回に送られたが
その言葉を示して欲しかったのだが。

2017年4月11日火曜日

41(1496) 砂丘の蛙: 2017.04.11

柴田哲孝著「砂丘の蛙」
(ISBN978-4-334-91086-0 C0093)
を読んだ。
警察ミステリーである。
柴田にはシリーズがあり、
生物や山下事件などの周辺の物語が面白い。
このような話も物語としては面白いのだが、
期待しているものとは違っている。
期待のシリーズなどを続けてほしいものだ。

2017年4月2日日曜日

38(1493) ワイルド・ソウル 下: 2017.04.02

垣根涼介著「ワイルド・ソウル 下」
(ISBN978-4-10-132974-1 C0193)
を読んだ。
事件が大きく動く。
そして日本の有能な警察が
事件解決の糸口をつかむ。
一方、犯人も育ての親から命を狙われる。
ひとり能天気な若者だけが生き残る。
事件の渦中にいたジャーナリストも
区切りをつけて現場から遠ざかる。
ハッピーエンドなのだろうか。
フィクションではあるが、
発想のもととなった移民の悲劇は事実である。