2005年9月6日火曜日

35(219) 哲学思考トレーニング: 2005.09.06

伊勢田哲治著「哲学思考トレーニング」
(ISBN4-480-6245-9 C0210)
を読んだ。
哲学の方法論について述べている。
哲学らしくなく、哲学の方法を紹介している。
そして、はっきりとやり方を示してる。
わかりやすく、はっきりしている点がいい。
しかし、哲学らしく方法の詳細、結局の結論が
わかりにくい点も多々あった。
しかし、根源に戻って、その方法が正しいのか。
真偽が判断できないときでも、次善の策を示している。
その点が単に論理学の内容ではなく、いい点である。
全般的に面白い本であった。
じっくり再読すべきかもしれない。

2005年9月3日土曜日

34(218) 図解雑学 パラドクス: 2005.09.03

富永裕久著「図解雑学 パラドクス」
(ISBN4-8163-3691-5 C0040)
を読んだ。
有名なパラドクスをいろいろ集めてあった。
なかなか入門としてはわかりやすかった。
パラドクスに関する多くの本は
論理学的に考えていくことをテーマにしている。
もちろんこの本もそうである。
そしてパラドクスには
単に言い回しの複雑さによる混乱などもあるが、
それは本当のパラドクスではない。
本当のパラドクスには、
まだ考え方が統一されてないもの
つまり論理学者の中でも意見が違うものもあるようだ。