2011年5月28日土曜日

060(750)偉大なるしゅららぼん: 2011.05.28

万城目学著「偉大なるしゅららぼん」
(ISBN978-4-08-771399-2 C0093)
を読んだ。
琵琶湖周辺に住む不思議な力をもつ
2つの一族に起こる大事件。
個性的な登場人物たちが巻き起こす
荒唐無稽だがリアリティをもつストーリ。
いくつか気になるところもあったが、
全般として面白い。
自作も期待する。

2011年5月21日土曜日

059(749)すべて僕に任せてください: 2011.05.21

今野浩著「すべて僕に任せてください」
(ISBN978-4-10-314761-9 C0093)
を読んだ。
あるモーレツ研究者の伝記である。
小説のように書かれているが、
事実に基づいている。
一部仮名、匿名にされているようだが、
ドキュメントに近いのだろう。
自分が似た世界にいたせいか、
非常に面白く一気に読んでしまった。

2011年5月19日木曜日

058(748)史上最強の内閣: 2011.05.19

室積光著「史上最強の内閣」
(ISBN979-4-09-386290-5 C0093)
を読んだ。
室積氏の作品は幾つか読んでいる。
構成が単調で物足りなさがあるが、
面白い。
この話も現実のパロディーで、
こうあって欲しい思う展開を叶えてくれる。
そんな心の琴線に響くものであった。

2011年5月15日日曜日

057(747)ミクロな化石、地球を語る: 2011.05.15

谷村好洋著「ミクロな化石、地球を語る」
(ISBN978-4-7741-4426-9 C3044)
を読んだ。
プランクトンの化石(微化石)を用いる著者の
研究分野の紹介となっているようだ。
前半はプランクトンや微化石の歴史、
研究の方法の説明は面白い。
しかし、実際の研究例の紹介が面白くない。
ローカルで、事例が個別すぎる気がする。
著者はグローバルな話と考えているようだが、
どうも「それがどうした」という気もする。
ひとつのテーマを深く斬り込んで、
その重要性を分かりやすく
説明するほうがいいのではないだろうか。
博物館におられるのだから、
化石の名前の羅列が
市民には抵抗があるのを熟知されているはずなのに、
大量の化石名がでてくるのは疑問を感じる。

2011年5月11日水曜日

056(746)スプートニクの落とし子たち: 2011.05.11

今野浩著「スプートニクの落とし子たち」
(ISBN98-4-620-32007-6 C0095)
を読んだ。
今野氏の文章は軽妙である。
一気に読んでしまった。
エリートたちの生態をその一員として描いている。
知っている名前がいくつも出てくる。
日本のエリートたちの学生時代、
社会人として生活しているときの裏話が
紹介されている。
なかなか面白い。
他の本も読む予定だ。

2011年5月10日火曜日

055(745)20歳のときに知っておきたかったこと: 2011.05.10

ティナ・シーリング著「20歳のときに知っておきたかったこと」
(ISBN974-8-484-10101-9 C0030)
を読んだ。
現在テレビで放映されている先生の著書である。
成功のために秘訣がいろいろ書かれている。
人気の授業である。
しかし、実社会で実践できるかどうかが重要である。
私に難しくて、する気もないが、
二十歳の若者で
積極的に生きていきたい若者には
必要なスキルかもしれない。

2011年5月4日水曜日

054(744)街場のメディア論: 2011.05.04

内田樹著「街場のメディア論」
(ISBN978-4-334-03577-8 C0236)
を読んだ。
以前、「寝ながら学べる構造主義」を読んだ。
本書は、人気のある街場シリーズの一つだ。
視点が定まったなかなか説得力のある主張である。
大学の講義を本にまとめたものだ。
学生や院生とどのような議論がなされたか、
興味が出る。
なかなか硬派な感じがする。