今村翔吾著「教養としての歴史小説」
を読んだ。
歴史小説家がどのように歴史を
教養として活かしていくのかを
いろいろな切り口で示した。
また歴史小説家、時代小説家を
7世代に区分して、
それぞれの特徴と代表作を示している。
Library 地質学者の書庫
地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私が
つれづれなるままに読んだ本を記録しています。
2025年12月11日木曜日
116(2423) 教養としての歴史小説:2025.12.11
2025年12月9日火曜日
115(2422) 成瀬は天下を取りにいく:2025.12.09
宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」
を読んだ。
ユニークな性格で突飛な行動をとる
成瀬あかりの連作短編である。
中学2年生から高校3年生までの期間である。
そして、閉店する西武大津店も伏線となっている。
さまざな視点で成瀬が語られる。
成瀬が背景程度にしか語られない物語もある。
しかし、面白い。
2025年12月6日土曜日
114(2421) 猟犬の旗:2025.12.06
芝村裕吏著「猟犬の旗」
を読んだ。
前作の前日譚である。
前作の淡々としてストーリとは一転して、
多くの人が被害に合うテロが
次々と起こっていく。
元スパイの主人公のスパイ同士の戦いとなる。
全貌の説明がなく、前作の謎も
少し解き明かされながら進む話である。
続きが読みたくなる。
2025年12月2日火曜日
113(2420) 火焔の凶器:2025.12.02
知念実希人著「火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ
を読んだ。
長編で、最後に何度かどんでん返しがある。
平安時代の陰陽師の墓を調査した
大学の研究者たちが
不審な焼死、病気から死体の炎上
病気とその悪化から焼死など
次々の怪奇な事件が起こる。
鷹央は病気の原因を解明するが、
炎上についてはなかなか解決できない。
その解決が最後のどんでん返しで示される。
2025年11月28日金曜日
112(2419) 猟犬の國:2025.11.28
芝村裕吏著「猟犬の國」
を読んだ。
日本のスパイ組織「イトウ家」の話である。
そこのスパイが大阪で仕事をする。
その世界観がなかなか明かされず、
少しずつ示され想像するしかないところも多い。
その際どさが更なる興味を湧き起こす。
2025年11月24日月曜日
111(2418) 天久鷹央の推理カルテ:2025.11.24
知念実希人著「天久鷹央の推理カルテ」
を読んだ。
天才的な女医の天久鷹央は
総合病院の統括診断部の部長を務める。
病院は親が理事長、叔父が院長、
姉が事務局長となるような同族の影響力が強い。
天才的な頭脳と圧倒的な知識で
診察困難な患者の処理をしていく。
短編集だがなかなかおもしろい。
2025年11月22日土曜日
110(2417) マージナル・オペレーション 空白の一年[下]:2025.11.21
芝村裕吏著「マージナル・オペレーション 空白の一年[下]」
を読んだ。
アフガニスタンで子ども搾取する大人たちところを諦め
イランを目指すことになった。
イランでは軍との密約で訓練を受けて、
日本企業の保護の仕事をする。
そこにシメリア共和国の攻撃を受ける。
それを退けたアラタだが、
なぜシベリアがアラタにこだわるのか
その謎が残る。
別の作品に答えがありそうだ。