地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
岩井圭也著「夏の陰」を読んだ。殺人事件の加害者家族と被害者家族の関わりを考える物語である。剣道という武道を通じて対立関係を示して問題提起をする。岩井氏の作品は、どこか未熟さを感じるが両者や周辺の人々に生じる緊張感の描写がうまい。