2004年7月18日日曜日

15(166) リスクテイカー: 2004.07.18

川端裕人著「リスクテイカー」
(ISBN4-16-766202-7 C0193)
を読んだ。
お金(マネー)をテーマにした小説であった。
内容の詳細さもさることながら、
金に対する価値観を問う内容であった。
川端氏の小説はほぼ読んだ。
いろいろな小説があったが、
川端氏はすばらしい書き手であり、
取材能力をもち、
そしてテーマを掘り下げる名手であることは確かである。
ここに対する不満をもちろんあったが、
専門かもうならせる内容、専門知識、
そして重要なテーマの追求をおこなっている。
これは、すばらしいものである。
ここ数ヶ月彼の小説を集中的に読んで、感じた。

2004年7月11日日曜日

14(165) 授業の復権: 2004.07.11

森口朗著「授業の復権」
(ISBN4-10-610057-6 C0237)
を読んだ。
これも期待はずれだった。
教育おけるいろいろな試みを行った人の授業を取り上げているのだが、
その扱いは浅く感じた。
そして議論自体も私には関心を起こさなかった。
参考にもならなかった。

13(164) せちやん: 2004.07.11

川端裕人著「せちやん」
(ISBN4-06-211966-8 C0093)
を読んだ。
川端氏の著作を読み続けている。
これは、「夏のロケット」の続編とされているが、
関連性は少ない。
それとテーマ性がそれほど強くなかった。
だから他の一連の力作とは一線を境する。

2004年6月26日土曜日

20(171) The S.O.U.P.: 2004.06.26

川端裕人著「The S.O.U.P.」
(ISBN4-04-374801-9 C0193)
を読んだ。
インターネットとゲームの世界を描いたものである。
今までの作品と比べて、
どうもテーマがあまり面白くなかった。
インターネットの脆弱性と自由な展開精神は理解できるが、
そのストーリが今までのものとは違って
私の興味をそれほど引かなかった。
しょうがない。
これ以上は嗜好の違いだろうから。
作品自体は良くできていると思う。

2004年6月12日土曜日

19(170) 夏のロケット: 2004.06.12

川端裕人著「夏のロケット」
(ISBN4-16-766201-9 C0193)
を読んだ。
これは川端氏のフィクションの最初の作で
サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞したものである。
個人的にロケットを上げるという内容である。
面白いが、やはり隠されたテーマがなく
ストレートな作品であった。
今の私は下心を持って読んでいるので、
興味が少ない。
でも、志向あっているのしばらく彼の作品を読むことにする。

18(169) 川の名前: 2004.06.12

川端裕人著「川の名前」
(ISBN4-15-208567-3 C0093)
を読んだ。
前回、川端氏の本を読んだ直後、
新聞でこの本の広告を見た。
私が興味を持っているテーマを扱ったようなタイトルなので
買って、読んでみた。
小説であるが、川についてのある考えを述べられている。
小説だからそれにあまり踏み込まれていないが、
重要な視点がある。
前回読んだ「竜とわれらの時代」に隠されていたテーマ
科学至上主義への警告を発していたものと
合い通じるものがある。
しかし、もっと強く訴えてほしいものである。
非常に重要なテーマである。

2004年5月29日土曜日

17(168) 一億個の地球: 2004.05.29

井田茂・小久保栄一郎著「一億個の地球」
(ISBN4-00-006571-8 C0344)
を読んだ。
これはトイレで読んでいたものだ。
井田氏の新しいものがあるので、
そのほうが情報が新しいが、
これはこれで、わかりやすく書かれていて
参考になるものであった。

16(167) 大江戸生活体験事情: 2004.05.29

石川英輔・田中優子著「大江戸生活体験事情」
(ISBN4-06-273390-0 C0195)
を読んだ。
電車の中で読んでいたい本だ。
やっと読み終わった。
著者の二人が、江戸時代の暦や道具などを使って、
実際に生活してその感想や考えをつづったものである。
なかなかおもしい。
このシリーズも読み続けているせいか、
以前ほど面白みがなくなってきたが、
それぞれ工夫が凝らしてあるので、
面白いことは面白い。

15(166) 竜とわれらの時代: 2004.05.29

川端裕人著「竜とわれらの時代」
(ISBN4-19-861585-3 C0093)
を読んだ。
久しぶりに小説を読んだ。
これも、一月かかってやっと読み終わった。
以前から読みたいと思っていた本であった。
ゴールデンウィークに出かけたときから
読み始めたものである。
予想通り面白かった。
そして、科学とはどのように位置づけるか考えさせられた。
私とは違ったものと比較されたが、
でも、考えている根本は同じであった。

2004年5月15日土曜日

14(165) データで検証!地球の資源ウソ・ホント: 2004.05.15

井田徹治著「データで検証!地球の資源ウソ・ホント」
(ISBN4-06-257316-4 C0240)
を読んだ。
たくさんのデータに基づいているが、
論理の不確かなことが多い。
ときには、論証されてない仮説の上に、
論理を構築している。
内容より、危ういところが
たくさん見受けられ気になった。
読者が、この本を読んで、書かれた内容を
ホントと信じているとすると、危ないことである。
ジャーナリストは、もっと論理的であるべきだ。
彼らこそ、常識にとらわれず、
証拠やデータをもとに、
もっともだと思われる考えをするべきだろう。
科学ジャーナリストの質を向上してほしい。
もちろんこの著者は、
その他のデータを基にしないジャーナリストよりは
証拠をたくさん示している点では充実しているが。

2004年5月7日金曜日

13(164) スノーボールアース: 2004.05.07

ガブリエル・ウォーカー著「スノーボールアース」
(ISBN4-15-208550-9 C0044)
を読んだ。
この本はカンブリア紀の前に起こった
全地球凍結の理論が認知されるまでの
過程を描いたノンフィクションである。
全地球凍結の理論は、
一人の個性的な人間によって作られていく。
そんな理論を著者自身が
世界各地に地質学者たちと赴きながら
体験して書いたものである。
もちろん反対論者の取材もしている。
非常に面白い本であった。
主人公ともいうべきポール・ホフマンとは、
カナダで一度案内をしてもらった。
また、カナダの地質調査所いた時代だ。
彼に対して、巨漢でマラソンランナーで、
タフであるという印象をもった。
しかし、それは断片に過ぎない。
この本から得たポール・ホフマンは
違った印象であった。
この理論がなかなか面白いものである。
斉一説を否定しているような面もある。
この件については、私も今後
充分考えていきたいテーマでもある。

2004年4月8日木曜日

12(163) 川を知る事典:2004.04.08

鈴木理生著「川を知る事典」
(ISBN4-534-03656-6 C0025)
を読んだ。
川の由来や地誌についていろいろ書かれていたが、
私が知りたいことは、
あまり書かれていなかった。
由来を書くのはいいのだが、
論旨がはっきりせずに。
言いたいことがよくわからなかった。
少し欲求不満になってきた。

2004年4月7日水曜日

11(162) リサイクル:2004.04.07

安井至著「リサイクル」
(ISBN4-535-04826-6 C3340)
を読んだ。
シリーズ「地球と人間の環境を考える」
の一冊である。
個別の情報はいろいろ書かれてある。
最新情報にいたる方法も示されている。
しかし、なぜか一般論がない。
最終的にたどり着いた結論として
「トータルリスクミニマム思想に基づく
持続型消費の実現」
というものであった。
これを述べたいのであれば、
もっとその点をわかりやすく説明して欲しかった。
論点がぼやけて、主張がよくわからない本であった。
シリーズの「温暖化」が良すぎたせいかもしれない。
それとついつい比べてしまう。
環境問題は専門家がいない。
いろんな分野の専門家が環境問題をテーマにして
研究してきている。
そんな学際的な分野であるのなら、
最低限の約束事として、
誰にでもわかる書き方をすべきではないだろうか。
そんな書き方は市民に理解できるものとなるはずだ。
環境問題は、最終的に市民の日常生活や行政に
反映されなければ意味がない。
だったらなおさら多くの人わかる書き方を望む。
それがすごく残念であった。

2004年3月25日木曜日

10(161) 川のなんでも小事典: 2004.03.25

土木学会関西支部編「川のなんでも小事典」
(ISBN4-06-257204-4 C0244)
を読んだ。
前半の川の自然地理と流水のメカニズムについては
興味深かった。
それ以外は、間違いや古い説があったり、
工学的で興味がなかったりで流し読みをした。
しかし、前半は面白く読んだ。

2004年3月20日土曜日

9(160) それがぼくには楽しかったから: 2004.03.20

リーナル・バルズ デイビッド・ダイヤモンド著
「それがぼくには楽しかったから」
(ISBN4-7968-8001-1 C0098)
を読んだ。
Linuxの開発者の本である。
軽い調子ではあるか、
彼がLinuxを開発していった経緯、
オープンソースとなった経緯、
そしてそのポリシーなどがわかりやすく書かれている。
しかし、やはりこのように砕けた調子で書かれている本は
読みにくい。
しかし、最後だけはしっかりと主張している。
それは現在のポジションと関係があるのだろうか。

8(159) フェルマーの最終定理: 2004.03.20

富永裕久著「図解雑学 フェルマーの最終定理」
(ISBN4-816326979 C0041)
を読んだ。
なかなかわかりやすかった。
最終定理にいたる流れがよくわかった。
しかし以前読んだアクセルの著書のように、
証明自体を詳しく示しているわけではない。
多分、非常に難しい内容であるため、
理解できる人も少なく、
説明することも難しいのかもしれない。
概要を知るには役に立つ本であった。

2004年2月12日木曜日

7(158) 「原因」と「結果」の法則2 2004.02.12

ジェームズ・アレン著「「原因」と「結果」の法則2」
(ISBN4-7631-9555-7 C0030)
を途中まで読んで、
読むのをあきらめた。
美辞麗句はもういらない。
今の私には、これは既知のことである。
あとは、それをどう実践するかにかかっている。
だから、この本を読む気になかなかならなかった。
でも、書かれていることには共感できる。

2004年2月9日月曜日

6(157) エネルギー: 2004.02.09

小島紀徳著「エネルギー」
(ISBN4-535-04825-8 C3340)
を読んだ。
正確なエネルギー残量を計算したものを見た。
しかし、二酸化炭素と温暖化を
疑問なく結びつける態度が、問題だ。
特に、このシリーズの最初で、
因果がはっきりしないということを示しているのに、
研究者としては、良くない態度である。
技術者というべきなのかもしれない。

2004年2月8日日曜日

5(156) 「原因」と「結果」の法則: 2004.02.08

ジェームス・アレン著「「原因」と「結果」の法則」
(ISBN4-7631-9509-3 C0030)
を読んだ。
このような内容の本を
成功哲学の書というのだそうだ。
ある学生が、先生のいっていることは、
この本の内容と似ている、といわれた。
それは、一種の褒め言葉であったのだろう。
読んでみたが、なかなか頭がこの本のほうへ向かない。
集中できないのだ。
これは、何度もくり返し読んでこそ、
味わいがわくのかもしれない。

2004年2月6日金曜日

4(155) メアリー・アニングの冒険: 2004.02.06

吉川惣司・矢島道子著「メアリー・アニングの冒険」
(ISBN4-02-259839-5 C0323)
を読んだ。
なかなか面白かった。
恐竜化石の発掘で生計をだてていた
女性が、博物学に果たした役割を
限られた資料から想像力豊かに再現している。
そこに、グールドがでてきて興味を引かれた。