2015年1月29日木曜日

8(1224) デッド・エンド: 2015.01.29

柴田哲孝著「デッド・エンド」
(ISBN978-4-575-23860-0 C0093)
を読んだ。
面白い。
囚人が刑務所から脱伍する。
凄くシンプルな方法でおこなう。
実はこの脱走犯が主人公で
知能が高く、行動力もある。
巨大なインサイダー取引による陰謀を
暴こうとして嵌められて
犯人として刑務所に逃れた。
脱走してからその巨悪を暴こうとする。
ストーリーはいろいろな伏線が錯綜する。
面白かった。
柴田の作品にはずれはない。

2015年1月26日月曜日

7(1223) 流星ひとつ:No. 5123 2015.01.26

沢木耕太郎著「流星ひとつ」
(ISBN978-4-10-327516-9 C0095)
を読んだ。
藤圭子が芸能界を引退する直前に
インタヴューをして
ノンフィクションにしたものだ。
会話だけで構成されいている本だ。
しかし、この本は、30年間出版されずに
藤圭子のものと一冊だけ
オリジナル原稿が製本されて渡されたそうだ。
沢木の手元にはコピーだけが残されていたようだ。
そして藤圭子か投身自殺した後、
関係者や子どもに若いころの藤圭子を伝えるために
出版したという。
藤圭子の歌手時代は知っているが、
詳しくは知らなかったが、
一人の人間として興味あるい人生であった。

2015年1月23日金曜日

6(1222) ぼくは上陸している 上: 2015.01.23

スティーヴィン・ジェイ・グールド著
「ぼくは上陸している 上
進化をめぐるたびの始まりの終わり」
(ISBN978-4-15-209231-1 C0045)
を読んだ。
グールド最後のエッセイ集だ。
読むのがもったいなく置いておいた。
2011年に出てすぐ上下巻を購入した。
1週間ほどかけて読んだ。
読み応えがある内容だ。
集中して読まないと
なかなか理解できない内容だ。
はやりグールドはすごい。
あと一巻残っているので
それはまたしばらくしてから読もう。

2015年1月17日土曜日

5(1221) 地球システムを科学する: 2015.01.17

伊勢武史著「地球システムを科学する」
(ISBN978-4-86064-376-8 C0044)
を読んだ。
システム科学で地球環境を考える研究者で
その紹介をする本であった。
ありきたりの論理なので
新鮮味はなく、共感ができなかった。
まあ、研究者の考えを
示したいのだろう。

2015年1月13日火曜日

4(1220) 四人はなぜ死んだのか: 2015.01.13

三好万季著「四人はなぜ死んだのか
インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」」
(ISBN4-16-765608-6 C0195)
を読んだ。
著者が中学生3年生の夏休みに
和歌山毒入りカレー事件が起こった。
夏休みの宿題として、
それを調べることにした。
すると、保健所、病院、警察の患者に対する
対処のミスがあった。
そんなことは、中学生が、
書籍やネットを使って
調べると、すぐにわかることだった。
レポートを整理して
文藝春秋に持ち込んだら
記事になり、最終的に読者賞をとった。
それが本になり、文庫本にもなった。
文庫本では中学生2年生の時の
レポートも掲載されていたが、
なかなか面白かった。
今どうしているか、興味があるが、
どうなんだろう。

2015年1月11日日曜日

3(1219) 粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う: 2015.01.11

中垣俊之著「粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う」
(ISBN978-4-15-660984-0 C0245)
を読んだ。
粘菌の行動原理に知性を見出し、
それを物理の方程式や原則で導こうという試みは面白い。
科学と自然の境界にあり、
科学が切り捨ててきた領域に見える。
こんな研究は非常に面白いだろうと想像できる。
ただし、その背景には
科学としての積み上げられた実績と
失敗から培われた経験とがあるからだろう。
なかなか面白い本であった。

2015年1月9日金曜日

2(1218) サイコパス: 2015.01.09

柴田哲孝著「サイコパス」
(ISBN978-4-19-86311-6 C0093)
を読んだ。
元FBIの捜査官のエミコ・クルーニルと
西新宿署の刑事、城島秀明が
別々に犯人を追っていく。
ただし、その犯人は
エミコの近くにいる人物であった。
サイコパスという精神病の区分は
明瞭ではなく
人間固有の特性ではないか、
という柴田の主張は理解できる。

2015年1月4日日曜日

1(1217) ビブリア古書堂の事件手帖 6: 2015.01.04

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖 6」
(ISBN978-4-04-869189-5 C0193)
を読んだ。
今回は長編で、太宰治の「晩年」をめぐる物語である。
「晩年」という稀覯本をめぐって、
執着している人物たちの物語が、
その関係者の過去の物語とリンクする。
稀覯本を扱う主人公たちが攻防を繰り返す。
今回は栞子ではなく
五浦が傷を負うことになる。
面白かった。
すぐに読めるはずだったが、
諸事情でなかなかはかどらなかった。

2015年1月1日木曜日

0(1216) 番号のリセット: 2015.01.01

今年から、番号のリセットをすることにした。
以前、このリストに入っていない読書メモが39冊あった。
それはホームページに示していたものだ。
しかし、それを今年から加えてトータル数を示すことにした。
ブログも変更していくことにする。

2014年12月31日水曜日

読書メモ: 2014.12.31

今年は、145冊の読書メモをした。
中でも小説をよく読んだ気がする。
精神的に疲れていると、
気分転換に小説を読んでしまう。
専門書はなかなか読まなくなった。
必要で目を通す専門書は多数ある。
購入してる本でみると、
専門書の方へ使用している
金額の方が多いだろう。
娯楽のための本は、
古本で購入することが多いので、
使用金額は以前と比べると
少なくなっているはずだ。
しかし購入冊数は
多くなっているような気がする。
書店で見て、思いつきで
買う本がかなり少なくなってきた。
街に出なくなったせいもあるのだろ。
ネットで選んで関連したテーマの本を
購入することが多くなった。

最近の研究者の傾向として、
専門書より一般向けの
新書などでの出版が
多くなってきたような気がする。
新書でも論文ではないが、
最新情報が紹介され、
そこに著者のアイディアが提示されている。
なかなかおもしろ状況である。
科学好きの市民や、初学者、
知的好奇心を満たしたい人には
非常にいい状態である。

145(1176) 地球はどうしてできたのか: 2014.12.31

吉田晶樹著「地球はどうしてできたのか」
(ISBN978-4-06-257883-7 C0244)
を読んだ。
コンピュータによるマントルの
シミュレーションからみた
地球の仕組みを考えた本である。
大陸移動のメカニズム、
マントル対流の実態を知る方法を
まとめたものである。

2014年12月26日金曜日

144(1175) The Profiler: 2014.12.26

柴田哲孝著「The Profiler
悪魔は天使の胸の中に」
(ISBN978-4-19-893159-9 C0193)
を読んだ。
もとFBIのプロファイラーと
日本の刑事がネットをもちいた
サブリミナル効果を利用した
殺害計画の犯人と戦う話しである。
なかなか面白かった。

2014年12月24日水曜日

143(1174) 銀座ブルース: 2014.12.24

柴田哲孝著「銀座ブルース」
(ISBN978-4-575-51447-6 C0193)
を読んだ。
戦後の数年間に起こった、
不思議な事件、帝銀事件、山下国鉄総裁事件、
昭電疑獄事件、小平事件など
現実にあった事件や
実在の刑事や裏で動いた人物などが
登場して物語がすすむ。
短篇連作集だが
共通する何人かの登場人物が
物語が進み、事件の時系列とともに
人の関係も進む。
この作家はやはり面白い。

2014年12月21日日曜日

142(1173) 西川麻子は地理が好き: 2014.12.21

青柳碧人著「西川麻子は地理が好き」
(ISBN978-4-16-790221-6 C0193)
を読んだ。
地理を題材にした
小さなミステリーの短篇集である。
地理の知識をいろいろ使った謎解きが使われている。
まあ、それに力を入れすぎたせいか、
ミステリー時代の謎は深くない。
他の青柳の作品と同様、
軽いミステリーである。

2014年12月19日金曜日

141(1172) 気候変動はなぜ起こるのか: 2014.12.19

ブロッカー著「気候変動はなぜ起こるのか」
(ISBN978-4-06-287846-2 C0244)
を読んだ。
オーシャン・コンベアーモデルを
提唱した研究者が書いた
一般向けの本である。
最終氷期から現在の間氷期への
転換をテーマとしている。
1000年周期の海洋循環を
水温と塩分濃度(熱塩循環)が
原因であるという説である。
しかし、この本から、
大きな気候変動の原因究明することの
難しさがよくわかる。
生涯をかけて研究している
多くの人の努力をもってしても、
結論にはいたらないのだ。

2014年12月14日日曜日

140(1171) 木嶋先生の静かな世界: 2014.12.14

森博嗣著「木嶋先生の静かな世界」
(ISBN978-4-06-21-6636-2 C0093)
を読んだ。
いい本である。
森氏の本はミステリィ以外では
あまり読んだことがなく、
読むの自体も久しぶりだ。
この本は久しぶり感動した本である。
静かだが頭脳の巨人である木嶋先生と
そこに配属され研究者というものに
成長していく主人公の精神的な成長を描いている。
静かだが、そこには壮絶な精神性が蠢いている。
私も大学院時代に、
こんな気持の時があったことを思い出させてくれた。

2014年12月12日金曜日

139(1170) 地球外生命: 2014.12.12

長沼毅・井田茂著「地球外生命
われわれは孤独なのか」
(ISBN978-4-00-431469-1 C0244)
を読んだ。
なかなか面白い本であったが、
専門や考えの違う研究者が
一つのテーマについて書くのはいい。
しかし、この本に関しては、
別々に書いたほうが面白かった。
お互いの専門に踏み込まないような
遠慮があったり、
思い切った意見表明が
されていない気がする。
二人とも十分一冊の本が書け
そこそこ売れるものになはるはずなので、
それぞれで書いて欲しかった。

2014年12月8日月曜日

138(1169) 1たす1は2にならない: 2014.12.08

三浦つとむ著「1たす1は2にならない」
(ISNM4-7503-2396-9 C0010)
を読んだ。
子ども向けの生き方、考え方の本である。
失敗をどう考えるか、
ものごとにはひとつの見方、考え方ではなく、
いろいろものがあることをしめしている。
いろいろな視点で書かれている。
もうひとつわかりにくい本だ。

2014年12月3日水曜日

136(1167)とうさんは、大丈夫: 2014.12.03

佐川光晴著「とうさんは、大丈夫」
(ISBN978-4-06-216107-7 C0093)
を読んだ。
児童相談所の児童福祉司が
ストレスでうつ病にかかる。
治療をして復帰するときに、
児童養護施設でリハビリを兼ねて働き出す。
自主的に1週間の当直をかってでる。
幻聴や妄想が現実と錯綜して
トラブルをおこすぎりぎりのところまでいく。
家族との電話やメール、コミュニケーションで
なんとか踏みとどまっている。
そして1週間の当直を終えて
作品も終わる。

2014年11月30日日曜日

135(1166) 漂流者たち: 2014.11.30

柴田哲孝著「漂流者たち」
(ISBN978-4-396-63417-9 C0093)
を読んだ。
3.11直後に依頼受けた私立探偵の
神山健介を主人公とするシリーズである。
被災地を彷徨う容疑者。
それを追う探偵と女性。
被害者を私立探偵が追ううちに
実は黒幕に嵌められていることがわかってくる。
なかなか面白い。