2010年1月30日土曜日

009(580) 池袋ウエストゲートパーク:2010.01.30

石田衣良著「池袋ウエストゲートパーク」
(ISBN4-16-317990-9 C093)
を読んだ。
池袋の西口公園を舞台にした、
いわゆる不良たちの話。
主人公の真島誠、マコトの目を通してみた
不良たちのさまざまな出来事。
短編集だが、なかなかおもしろい。
続編が何巻もあるようだ。
読んでしまいそうだ。

2010年1月25日月曜日

008(579) アキハバラ@DEEP:2010.01.25

石田衣良著「アキハバラ@DEEP」
(ISBN4-16-323530-2 C0093)
を読んだ。
面白い。
いろいろなオタクが登場する。
彼らのオリジナルのソフトとアイディアが、
巨大IT企業に奪われる。
それを彼らなりの方法で
奪還するというストーリーである。
ありふれたストーリーかもしれないが、
石田氏にかかると
なかなか面白いものとなっている。
別の代表作を読んでみたくなる。

2010年1月23日土曜日

007(578) アルファベット70音:2010.01.23

小倉陽子著「アルファベット70音」
(ISBN4-434-07525-X C2082)
を読んだ。
英語の発音をいかにして
身につけるかのハウツー本である。
しばらく接していなかったので、
英語の発音記号を忘れている。
この本は日本人には難しい発音を、
カタカナ書きで示して、
だれでも読めるようにして、
発音を示していこうというものである。
英語は文字の表記と発音が一致していない。
そのため、表記方法の癖や例外を覚えるのに
時間がかかる。
それが英語習得の一つのネックなっているのだろう。
しかし現在の英語教育は発音やリスニングが
重視されているので、
その弱点は私のころよりは
改善されているのだろう。
そんなことを考えた。

2010年1月20日水曜日

006(577) 5年3組リョウタ組:2010.01.20

石田衣良著「5年3組リョウタ組」
(ISBN978-4-04-873837-8 C0093)
を読んだ。
小学校5年生の担任の良太を
中心とした小学校で発生しそうな問題を
テーマにした小説である。
読んでいて、
現在の坊ちゃん風であるなと思った。
すると著者があとがきで
坊ちゃんを意識して書いている
とのことであった。
なかなか面白い本であった。

2010年1月17日日曜日

005(576) 今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機:2010.01.17

丸山茂徳著「今そこに迫る「地球寒冷化」人類の危機」
(ISBN978-4-10-584013170-1 C0036)
を読んだ。
いつもの丸山節である。
言いたいことはわかる。
しかし、その言い方が過激だ。
推敲も足りず、誤字脱字が気になる。
丸山氏はよく知っている。
でも、ここまでして
なぜ、寒冷化にこだわるのか。
本人も寒冷化の論争で
「まるで楽しい思いはないが」
「正義」のためだという。
彼は、科学者の良心に基づき、
古武士のように、正義のため、
名誉もなりふりもかまわず、
突き進んでいるのである。
そんなところが彼の魅力でもあるのだが。

004(575) 4TEEN:2010.01.17

石田衣良著「4TEEN」
(ISBN978-4-10-125051-9 C0193)
を読んだ。
面白かった。
これが直木賞を受賞している。
大人が読めば、
直木賞を受賞したということが理解できる。
ただ、14歳の中学生が
性、暴力、死、病気
などに対して、
こんな状況なのかと思ってしまう。
高校生が主人公ならわかる。
うちの小学校6年生の長男や
その周辺の子供をみていると
2年間でこんな状況になるのか。
余りにも違うことに愕然とする。
しかし、友情や恋、そして少年らしい
冒険心、背伸びがある。
それもやはり14歳なのだ。

2010年1月10日日曜日

003(574)ブラックペアン: 2010.01.10

海堂尊著「ブラックペアン」
(上:ISBN978-4-06-276525-1 C0193
下:ISBN978-4-06-276526-8 C0193)
を読んだ。
海堂氏の一連の医者のシリーズで、
1988年当時を舞台にしている。
「チーム・バチスタの栄光」の
20年ほどの前の話である。
彼の小説は、いろいろなものがあるが、
すべて一連の舞台、
そしてどこかに共通する登場人物がいる。
このような書き方もあるのだという気がする。
今までの彼の小説を読んできた人は、
そのような設定を楽しむことになる。

2010年1月9日土曜日

002(573)数学ガール フェルマーの最終定理: 2010.01.09

結城浩著「数学ガール フェルマーの最終定理」
(ISBN978-4-7973-4526- C0041)
を読んだ。
面白い。
ピタゴラスの定理、互いに素、
素数などの整数の基礎から、
オイラーの式と公式、
群や環、体、アーベル群などの整数論、
さらに、背理法、
無限降下法、テーラー展開などの
数学の基礎的手法、
最後にフェルマーの最終定理へと一気に進む。
さすがの最終定理の説明は
難しくて理解できなかったが、
それ以外の部分は、
数学の素人でもついていけるという
楽しさがあった。

2010年1月5日火曜日

001(572)火星の生命と大地46億年: 2010.01.05

丸山茂徳、ビック・ベーカー、ジェームス・ドーム著
「火星の生命と大地46億年」
(ISBN978-4-06-154282-2 C0044)
を読んだ。
火星の地質発達史の概略をまとめたものだ。
前半のSFは不要だ。
どこまで科学的事実なのか
そこまでがフィクションなのかわからない。
後半だけで示された方がわかりよかった。
火星は地球の半分の半径しかない。
だから地球より早く一生を生きている。
地球の未来がそこにはある。
火星を調べることは、
地球の未来を知ることであった。
なかなか面白い。