2013年4月29日月曜日

38(940) 蛍坂: 2013.04.29


北森鴻著「蛍坂」
(ISBN978-4-06-275831-4 C0193)
を読んだ。
香菜里屋のシリーズの第三弾である。
小説は面白い。
しかし、同じシリーズを読んでいると、
少々飽きてくる。
よって、違う本を読み始めた。
でも、短編の面白さを北森の作品は教えてくれた。

2013年4月25日木曜日

37(939) 桜宵: 2013.04.25


北森鴻著「桜宵」
(ISDN4-06-275369-3 C0193)
を読んだ。
シリーズ2作目である。
短編集だが、いくつかの短編が関連している。
いろいろな情緒、味わいの作品がある。
やはり北森氏は短編の名手である。

2013年4月21日日曜日

36(938) 花の下にて春死なむ: 2013.04.21


北森鴻著「花の下にて春死なむ」
(ISBN4-06-273327-7 C0193)
を読んだ。
ビアバーでの謎解き。
常連達が持ち込むいろいろな謎を
マスターの暗示で解決へと導く。
ありがちな、ミステリーの展開だが、
北森氏ならでは旨さがある。
常連が少しずつ増えたり、
常連の素性が新たにわかっていく。
そんな親みがでてくるところも絶妙だ。
以前は短篇集があまり好きでなかったが、
北森氏の一連の作品で好きになってきた。
今年は、北森氏の作品を中心に読んでいこうかと考えている。
彼はすでになくなっているので、
これ以上、作品は増えることはないのが寂しいいが。

2013年4月19日金曜日

35(937) 生き物の描き方: 2013.04.19


盛口満著「生き物の描き方
自然観察の技法」
(ISBN978-4-13-063335-2 C1025)
を読んだ。
スケッチの上手なゲッチョ先生が書いた本である。
スケッチをすることは
ものをよく観察すること。
私も大学のとき、そのような教育を受けた。
今では野外の様子はデジカメで撮影する。
しかし、テクニカル・ドローイングにはセンスが要る。
私はあまりセンスがようないので、
見習うべき点がいろいろある。
若い研究者の図をみていると
センスのいいものも見かける。
私にはそれがなかなか身につかない。
そんなことを感じた。

2013年4月16日火曜日

34(936) 支那そば館の謎: 2013.04.16


北森鴻著「支那そば館の謎
裏(マイナー)今日とミステリー」
(ISBN4-374-74099-4 C0193)
を読んだ。
京都の寂れた寺男が
事件を解決するという構成になっている。
しかし、登場人物のキャラが立っている。
実在のお寺であるが、
その実態は行って見ることだそうだ。
なかなか面白い。
シリーズの次の巻も読んでみたくなる。

2013年4月12日金曜日

33(935) シャノンの情報理論入門: 2013.04.12


高岡詠子著「シャノンの情報理論入門」
(ISBN978-4-06-257795-3 C0255)
を読んだ。
タイトル通り、シャノンの情報理論の
概略を紹介する本である。
一度も学んだことがなかったので
概略を理解するために
なかなかわかりやすかった。
いずれ情報理論もまとめる必要があるかもしれない。
目次へ

2013年4月11日木曜日

32(934) 自分を愛する力: 2013.04.11


乙武洋匡著「自分を愛する力」
(ISBN978-4-06-288198-2 C0236)
を読んだ。
息子して、教師として、父親として
自分をどう愛するかという視点で書かれている。
乙武氏は文章は簡潔だが、
彼の言葉の方が説得力と魅力がある。
そのいいところが文章ではあまり出ていない気がする。
その点、小説では
よくでいているように思える。
しかし、なかなかいい本であった。

2013年4月8日月曜日

31(933) 2045年問題: 2013.04.08


松田卓也著「2045年問題
コンピューターが人類を超える日 」
(ISBN978-4-331-51683-6 C0295)
を読んだ。
コンピューターの能力は
1、2年に2倍のスピードで
進化しているという説があり、
長年その経験的データが蓄積されている。
このスピードで未来を予測すると、
今世紀中頃に、コンピューターの能力が
人類の能力を越えるという予測である。
また、コンピューターを制御するプログラムを
コンピューター自身が
書き換え更新できるようになるという予測もある。
そんな前提に人類の未来をどう考えるかというテーマである。
なかなか面白く、 一気に読んでしまった。

30(932) 邪馬台: 2013.04.08


北森鴻・浅野理沙子著「邪馬台」
(ISBN978-4-10-329141-1 C0093)
を読んだ。
蓮丈那智フィールドファイルIVになり
長編にして、最後の作品となる。
著者の北森氏がなくなったので、
婚約者の浅野氏が残されたメモから
完成させた作品である。
北森氏の他のシリーズも読んでみたい。