2019年10月30日水曜日

125(1829) 宇宙に命はあるのか:2019.10.30

小野雅裕著「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八」
を読んだ。
さまざまな切り口で、宇宙の生命について述べられている。
後半は、イマジネーションを用いて
宇宙の生命の可能性を示している。
地球外生命や地球外文明の探査は、
「もし」が多すぎるのでフラストレーションとなる。

2019年10月28日月曜日

124(1828) レアケース:2019.10.28

大門剛明著「レアケース」
を読んだ。
大津市役所で生活保護担当のケースワーカーの新人が主人公である。
貧困ビジネスや違法な生活保護者、生活保護制度などの問題をテーマにした
ミステリーである。
そんなか生活保護者への殺人事件が起こる。
違法に金儲けをしている者から盗み、
貧困者に金を配る現代のねずみ小僧が話題になっている。
2つの事件が主人公を中心に動き出す。
生活保護制度の問題も浮き彫りにされる。

2019年10月26日土曜日

123(1827) ユイカ:2019.10.26

ヤマダ マコト著「ユイカ」
を読んだ。

読み始めから途中まで、
以前読んだような既視感がずっとあった。
しかし、読進めていくと、
初めて読んでいるものであることわかった。
いじめを受けている小学生が主人公である。
少々変わった母と、仲良く好ましい同居人。
親しくしているおなさ馴染み、新しくできた親友。
そんな狭い人間関係の中で、
自分の身の回りの人が少しずついなくなる。
子どもを主人公にした
不思議なホラー小説であった。

2019年10月24日木曜日

122(1826) ブックカース:2019.10.24

高山環著「ブックカース」
を読んだ。
大学の講義である講師が
「あなたたちに呪いをかけます」といった。
20年後、恵梨香は警察からの身元引受人に
指定され3名が合う。
表向きは幸せそうにしている3人は、
じつはそれぞれ問題のある生活をしていた。
大学時代授業を受けていた知り合いが死んだ。
3人にも脅迫が起こる。
20年前の呪いが現在に起こる。
不思議なミステリーである。

2019年10月22日火曜日

122(1825) 灰の轍:2019.10.22

麻見和史著「灰の轍 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
老人が絞殺されていた。
そこに殺人計画らしきメモがあった。
また、脅迫状も見つかった。
IT専門の谷崎が文書解読班に桑ある。
そこにまた絞殺事件が発生する。
前回のゼロ巻で登場した、

121(1824) 緋色のシグナル:2019.10.19

麻見和史著「緋色のシグナル 警視庁文書捜査官エピソード・ゼロ」
を読んだ。

顔を潰された遺体のそばに、
「品」「蟲」の赤い文字が残されていた。
文書捜査班がこの捜査に加わる。
第2の殺人が起こる。
そこにも、晶と轟の文字が残される。
そして第3の殺人でも3つも組わせの文字が残された。
ITのプログラム制作会社に関わる事件が起こる。

2019年10月17日木曜日

120(1823) 永久囚人:2019.10.17

麻見和史著「永久囚人 警視庁文書捜査官」
を読んだ。
文書解読班に新人の体育会系の女性夏目が赴任した。
班長の鳴海は内勤が中心になり、
外回りは矢代と夏目がおこなう。
しかし、その事件には「永久囚人」という全99巻の
自主出版の書籍が関係していた。
それを鳴海を中心に解決していく。

2019年10月14日月曜日

119(1822) 警視庁文書捜査官:2019.10.14

麻見和史著「警視庁文書捜査官」
を読んだ。
警視庁捜査第一課文書解読班の活躍の物語である。
捜査で文章心理学を応用していく。
ただし、この班は、鳴海と新しく赴任した矢代の二人だけ。
しかし、文字を手がかりに、事件を解決していく。
なかなか面白い。
シリーズとして、4つの物語がある。
読み進めていきたい。

2019年10月12日土曜日

118(1821) 哀しみアプリ:2019.10.12

高山環著「哀しみアプリ」
を読んだ。
システムエンジニアの健一の妻、千尋が轢き逃げで死んだ。
残された娘との生活に追われながら、
不思議な仕事をこなしている。
ふと気づいた時、スマホの哀しみアプリで
適切な言葉が現れる救われる。
ネットで妻の事故を調べはじめる。
ネットの力で事故の背景には自分に関すること
妻に関することがわかってくる。
家庭と仕事、仲間を大切にする普通の男との生き方がいい。

2019年10月9日水曜日

117(1820) 箱の中の優しい世界:2019.10.09

高山環著「箱の中の優しい世界」
を読んだ。
事故で3年間寝ていた主人公の佐野。
優秀なプログラマーで、ブロックチェーンの仕組みを
「ボックスチェーン」として開発した人である。
しかし、そのアイディアは別の優秀はプログラマー、ワタナベがいた。
ワタナベは個人でのすべての情報、データのやり取りができる
システムを開発した人物でもあった。
ブロックチェーン、P2Pなどの技術をモチーフにしたサスペンスであった。
面白かった。

2019年10月5日土曜日

116(1819) 二億円のドーナツ:2019.10.05

高山環著「二億円のドーナツ」
を読んだ。
東京の職場で2時間かけて通勤する高橋。
駅前にあった無駄に広い自宅を2億円で買いたいという申し出を受ける。
その時から、明治時代の地域の偉人の分身が現れ、
地元商店街の会長、自然保護団体、不動産業者など
いろいろな思惑の人たちが集まってくる。
地方都市の発展と家族の幸せなど、
今まで考えたことのない問題が優柔不断の高橋を襲う。
地方に当たり前に起こっている問題がテーマだ。

2019年10月2日水曜日

115(1818) プロパガンダ・ゲーム:2019.10.02

根本聡一郎著「プロパガンダ・ゲーム」
を読んだ。
日本最大の広告代理店の就活で8名は、
最終選考での「プロパガンダ・ゲーム」で対戦することになった。
隣国と戦争したい政府と、それを阻止したいレジスタンスの
2つに分かれえ、宣伝で投票で
戦争への賛否を問う。
その背景には、大きな危険性が潜んでいた。
なかなか面白かった。