2016年11月26日土曜日

107(1444) クマグスのミナカテラ: 2016.11.26

内田春菊画・山村基毅原作
「クマグスのミナカテラ」
(ISBN4-10-145213-X C0179)
を読んだ。
クマグスの生涯を時代背景を
加えながら描かれた作品だ。
しかし、未発表の部分(たぶんアメリカ時代)が
加えられているが、
それでも前半生である。
重要なイギリス時代、那智時代、
田辺時代などがない。
編集者とのトラブルで
連載が中止になったようで残念だ。

2016年11月25日金曜日

106(1443) 遺言: 2016.11.25

鶴見和子著「遺言」
(ISBN978-4-89434-556-0 C0030)
を読んだ。
鶴見氏の最後の瞬間までの言葉が
介護していた親族によって記録されていた。
それがこの本で公開されている。
鶴見氏は最後まで鶴見氏であったことがわかる。
偉大な研究者であったことがわかる。
何事に妥協しない
自説を堅持する強さを
最後まで貫き通した。
素晴らしい生き方だ。
ご冥福を祈る。

2016年11月20日日曜日

104(1441) ダイイング・アイ: 2016.11.20

東野圭吾著「ダイイング・アイ」
(ISBN978-4-334-74896-8 C0193)
を読んだ。
久しぶりのミステリで東野圭吾だ。
今回は少々怪奇めいた謎解きだが、
知らないうちに読み進んでいっている。
やはり東野圭吾にはずれはない。

2016年11月12日土曜日

102(1439) 奇人怪人大図鑑: 2016.11.12

水木しげる著「奇人怪人大図鑑」
(ISBN4-480-03068-9 C0179)
を読んだ。
これも以前にも読んものだが、
再度読み返す。
熊楠を奇人として取り上げた短編が
収蔵されている。
他にも自身の自伝的な話や
自身が見聞しただろうか、
奇人や怪人の短編が紹介されている。

101(1438) 猫楠: 2016.11.12

水木しげる著「猫楠 南方熊楠の生涯」
(ISBN978-4-04-192907-0 C0179)
を読んだ。
以前にも読んだが、
再度読み返す。
熊楠の生涯を飼い猫の目からみたものだ。
吾輩は猫であるを意識しているようだ。
少々現在の説とは違っているようだ。
しかし、きっちり文献を読んでいる作品である。

2016年11月8日火曜日

100(1437) 南方熊楠、独白: 2016.11.08

中瀬喜陽編著「南方熊楠、独白
熊楠自身の語る年代記」
(4-309-24128-XC0039)
を読んだ。
熊楠の生涯を本人が書いた文章から
構成したものである。
一部母の文章や中学校の日記も
初めて掲載されている。
なかなかおもしろいものであった。

2016年11月5日土曜日

099(1436) 南方熊楠の見た夢: 2016.11.05

唐澤大輔著「南方熊楠の見た夢
パサージュに立つ者」
(ISBN978-4-585-22076-3 C0010)
を読んだ。
研究者の論文である。
詳細であるが、
話が勉強したところで小さくまとまっている気がする。
銑鉄の偉大な考えを援用するのは問題ではない。
しかし、それが自分の身や血肉に
なっていればいいのだが、
なぜが浅く感じるのだが。