2014年5月25日日曜日

57(1086) 珈琲店タレーランの事件簿 2: 2014.05.25

岡崎琢磨著「珈琲店タレーランの事件簿 2
彼女はカフェオレの夢を見る」
(ISBN978-4-8002-0989-4 C0193)
を読んだ。
いくつかの事件が起きて、
その幾つかが関連性を持つ。
主人公の妹が登場し、
家族関係が明らかにされていく。
しかし、各短編の終わりにその物語が
差し込まれるので、
読んでいて混乱を起こす。
単純に話を進めた方がわかりやすい。

2014年5月23日金曜日

56(1085) 晴れた日は図書館にいこう: 2014.05.23

緑川聖司著「晴れた日は図書館にいこう」
(ISBN978-4-591-13530-3 C0193)
を読んだ。
子供向けの小説である。
小学生が主人公の「日常の謎」をあつかった、
軽いミステリーである。
読みやすいが、謎が軽すぎて
あまり深みがなかった。

2014年5月22日木曜日

55(1084) 櫻子さんの足下には死体が埋まっている: 2014.05.22

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」
(ISBN978-4-04-100695-3 C0193)
を読んだ。
旭川が舞台のミステリーだ。
櫻子は骨が大好きで、
死体を見つけると
自宅に持ち帰り、
骨格標本を作成している。
彼女は変わったキャラクターであるが、
憎めないところもある。
櫻子が謎を解いていく設定である。

2014年5月18日日曜日

54(1083) 連鎖: 2014.05.18

真保裕一著「連鎖」
(ISBN4-06-185719-3 C0193)
を読んだ。
チェルノブイリ原発事故による放射能汚染された食品が
不法な方法で日本の食品に混入しているという設定だ。
それを食品Gメンが追っていくという展開だ。
江戸川乱歩賞受賞の作品で、
最後に何度もどんでん返しがある。
少々複雑すぎるストーリともなりかねない。
なかなか面白い作品でもあった。

2014年5月13日火曜日

53(1082) ウナギ大回遊の謎: 2014.05.13

塚本勝巳著「ウナギ大回遊の謎」
(ISBN978-4-569-79670-3 C0240)
を読んだ。
日本のウナギ研究の第一人者の
一般向けの本である。
塚本氏は論理的で慎重でありながら
その中で確実な成果を挙げている。
しかし、その背景には膨大な努力、
そして失敗の積み重ねの上に成立っている。
そんな努力の結果が、重要な科学的成果となる。
なかなかおもしろい本であった。

2014年5月11日日曜日

52(1081) にょろり旅・ザ・ファイナル: 2014.05.11

青山潤著「にょろり旅・ザ・ファイナル」
(ISNB978-4-06-218711-4 C0095)
を読んだ。
青山氏がウナギのフィリピンでの
新種を探す旅である。
海で見つけたレプトセファルスの遺伝子解析で
2つの個体で新種をみつけている。
その成体を探す旅だ。
3年、3回に渡るたびの記録である。
アフリカで行動を共にした渡邊俊氏と
さらにウナギに異常に興味をもった
小説家の阿井渉介氏も行動する。
いつの間にか阿井氏も青山氏の相棒となっている。
研究者でもない阿井氏が
過酷な未開への探検調査には
不可欠なメンバーになっている。
英語が殆どできないのに、
心強いサポートとなっている。
それは過酷な探検を心から楽しんでいること、
どんなことにも好奇心をもって望むことで、
研究者にはない明るさが
厳しい探検をくぐり抜け、
心に余裕を与えてくれるからである。
こんな相棒を見つけ受け入れている
青山氏に野外調査に基づく研究の面白さをみた。

2014年5月8日木曜日

51(1080) うなぎ丸の航海: 2014.05.08

阿井渉介著「うなぎ丸の航海」
(ISBN978-4-06-275690-7 C0195)
を読んだ。
小説家がウナギ調査航海に参加してから、
ウナギにのめり込んでいく。
研究者にくっついて
いろいろな地域の野外調査にも
参加して、ますます深入りしていく。
その好奇心の旺盛さは
天性のものなのだろう。
そして白鴎丸のウナギ産卵地の発見の
航海にも参加している。
なかなかおもしろい人だ。
そして何よりそのような参加者を許していた。
研究者の度量もいい。
最近、ウナギ研究者にハマっている。

2014年5月3日土曜日

50(1079) うなドン:2014.05.03

青山潤著「うなドン
南国の楽園にょろり旅」
(ISBN978-4-06-277591-5 C0195)
を読んだ。
青山氏は根っからのフィールドワーカーだ。
こんな研究者は今の大学や研究職には、
生き残るのが大変なんだろう。

2014年5月1日木曜日

49(1078) 入門統計学はこんなに役立つ: 2014.05.01

野口哲典著「入門統計学はこんなに役立つ」
(ISBN978-4-8002-1922-0 C0233)
を読んだ。
入門書である。
例は新しいものが
いろいろ取り入れられている。
しかし、私には、浅い内容だった。
ほとんど既知である。
まあ、あっさりと読めたのでよしとしよう。

48(1077) マンガ種の起源: 2014.05.01

田中一規著「マンガ種の起源
ダーウィンの進化論」
(ISBN4-06-154901-4 C0330)
を読んだ。
進化につてい理解するため、マンガから、
子どもの読ませようとして購入した。
その前に自分でも読んでみたが、
なかなか盛りだくさんで、
奥深い内容であった。
ダーウィンの生涯、進化論の内容、
進化論の現状、問題点など
それぞれがマンガでありながら、
しっかりと書いてある。
著者の経歴を見ると、
日本人でありながら、
小さい頃にアメリカにいき
ハーバード大学の物理の博士を持っている。
日本でマンガを書くことして、
副業をしながら、マンガを書いている。
科学の手順を理解しているの、
理路整然としているのだろう。