2018年9月25日火曜日

099(1684) 第二の地球を探せ!:2018.09.25

田村元秀著「第二の地球を探せ!~「太陽系外惑星天文学」入門~」
を読んだ。
井田氏の本から比べれると
実際に観測をしている天文学者の話なので
現実感がある。
最先端の話題が盛りだくさんであった。
そして今後の観測計画も紹介されていて面白かった。
「地球上の生命に似た「生命」を探す鍵となるバイオマーカーには、
これさえあれば決定的と呼べるものはありませんが、
水、酸素、オゾン、メタン、二酸化炭素などのうち、
いくつかが同時に発見されれば、
生命の存在を示す強力な指標になると考えてよいでしょう」
重要な示唆である。

2018年9月22日土曜日

098(1683) 地球外生命体:2018.09.22

井田茂著「地球外生命体 実はここまできている探査技術」
を読んだ。
重複する内容や繰り返しが多く思えた。
すると最後まで読むと、
聞き語りを文章起こししたもののようだ。
専門家が自身で書いたものでないと、
科学解説は良くないようだ。
読んでいて欲求不満になったので、
別の本を読むことにした。

2018年9月19日水曜日

097(1682) 新しい1キログラムの測り方:2018.09.19

臼田孝著「新しい1キログラムの測り方 科学が変われば単位も変わる」
を読んだ。
少し前に日本が非常に精度のよい測定で
国際キログラム原器にかわる
新しい質量の単位を決めるのに大きな貢献をしたことをしった。
その関係者が著者となっている。
そして基本単位のうち4つが今年変わることになる。
実施は2019年5月20日からだ。
重要な変化が科学、技術の世界で起こることに成る。
これで人類は新たなステージにたどり着いたことになる。
その反面、単位の定義が実感できなくなってくる。
このギャップを埋めるのは科学教育しかないのだろう。

2018年9月18日火曜日

096(1681) 女學生奇譚:2018.09.18

川瀬七緒著「女學生奇譚」
を読んだ。
面白い。
恐怖を感じない病気をもったフリーのジャーナリストが
読んではいけい本を取材するように、雑誌編集長から依頼を受ける。
その取材の金銭的バックアップがこれまでにないものであった。
取材していくうちに、戦前の失踪事件につながっていく。
しかし、つぎつぎとの予想外の展開が起こっていく。

2018年9月12日水曜日

095(1680) 万能鑑定士Qの事件簿 XII:2018.09.12

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 XII」
を読んだ。
懐かしい1970年の大阪万博の太陽の塔が舞台となる。
そして、他にもその時期に起こった
イギリスで発生したミステリーサークルの謎も絡んでくる。
複雑な様相をもった謎解きとなっている。

2018年9月4日火曜日

094(1679) 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル:2018.09.04

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル」
を読んだ。
宗像の沖にある島での殺人事件。
島に上陸することもままならない。
関係者に聞くだけである。
そこで証言をどう得ていくか。
だが、島でのことは語れない
「御言わず様」の掟がある。
そこから謎をどう解いてくか。
なかなか面白い。

2018年9月1日土曜日

093(1678) 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル:2018.09.01

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル」
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説に関するミステリーである。
説話における地元の話と、
一般に流布している話とは
異なっていることをもとにミステリーになっている。
おもしろい話となっていた。