2020年1月31日金曜日

012(1862) 罪火:2020.01.31

大門剛明著「罪火」
を読んだ。
修復的司法という方法をすすめる校長とその家族。
その対象者となっている加害者との家族の関わり。
加害者の再犯と隠匿、関係者との深い付き合い。
複雑な心理的葛藤が描きながら、
最後には驚きと多難を予想させるが希望もある。

2020年1月27日月曜日

011(1861) 倭の水霊:2020.01.27

高田崇史著「神の時空 倭の水霊」
を読んだ。
涙川紗也がストーカーの男の死体を発見した。
しかし、その犯人にされそうな状況になる。
その背景には日本武尊(やまとたけるのみこと)と
弟橘媛(おとたちばなひめ)の怨念に関する
影の大きな陰謀があった。
走水神社、熱田神社がその舞台となる。
走水神社は懐かしいところだ。

2020年1月23日木曜日

010(1860) われら雑草家族:2020.01.23

重松博昭著「われら雑草家族 続・元祖田舎生活物語」
を読んだ。
最低限の収入だけで、あとは自給自足の農業生活をする一家。
多くは望まず、現状を精一杯生きる。
そんな暮らしの中でも
3人の子どもたちはそれぞれの個性を示しながら
問題も抱えながら自立していく。
家事、組織、ゴルフ場問題、付き合いとのトラブル。
自分にではない生活を送っている家族。
そんな家族の生活を知ることが興味深かった。

2020年1月21日火曜日

009(1859) 鎌倉の地龍:2020.01.21

高田崇史著「神の時空 鎌倉の地龍」
を読んだ。
辻曲の兄弟の次女が重体に陥る。
その直後鶴岡八幡宮で地震が起こる。
その異変は修善寺でも、再度八幡宮でも。
鎌倉時代の殺戮の怨念に起因するらしい。
歴史の題材にして妖怪などがうごめく。

2020年1月18日土曜日

008(1857) 山羊と暮らした:2020.01.18

重松博昭著「山羊と暮らした: 元祖田舎生活物語」
を読んだ。
筑豊の山奥で農業をすることになった夫婦の実話。
九大(中退)と教員(退職)を捨てて
自給自足を目指して農業をしていくことにした。
友は雌山羊ジン。
つぎつぎといろいろな家畜をかったり、作物に挑戦する。
うまくいくもの、失敗するものいる。
家族が増えていくが、そこにも大きな危機もある。
懸命に生きている田舎暮らしの家族の実話であった。
続編もあるので、読んでいきたい。

2020年1月15日水曜日

007(1857) ハリケーン:2020.01.15

高嶋哲夫著「ハリケーン」
を読んだ。
気象庁に勤務の田久保、広告代理店勤務の妻、
中学校受験に失敗し公立にいき不良仲間に入っている息子。
妻の母の認知症が進み、実家に引っ越す。
自衛隊の隊員と彼にたかる叔父、彼に土砂崩れから助けられた少年。
少年と息子が隣に引っ越す。
群像劇として、複雑な関係だが少しずつ交わる。
なかなか話しが進展せずに終わる。
著者の大きなサスペンスのような展開はない。

2020年1月10日金曜日

005(1855) アフナスの貴石:2020.01.10

野尻抱介著「アフナスの貴石 クレギオン6」
を読んだ。
ロイドが、突然、置き手紙で乗組員二人を解雇し、
退職金と荷物を送りつけて去った。
宇宙船も売りに出されてしまった。
一攫千金の宝石を手に入れるためであった。
その宝石はこれまで4つしか見つかっていない。
だが、その宝石には大きな秘密が隠されていた。

2020年1月7日火曜日

004(1854) タリファの子守歌:2020.01.07

野尻抱介著「タリファの子守歌 クレギオン5」
を読んだ。
クレギオン・シリーズの第5弾である。
砂嵐が吹き続ける惑星での物語である。
住むことすら大変な惑星だが、
希少なオパールが採れるため、
鉱夫たちが一攫千金を狙って暮らしている。
そこでの活劇である。

2020年1月6日月曜日

003(1853) サリバン家のお引越し:2020.01.06

野尻抱介著「サリバン家のお引越し クレギオン4」
を読んだ。
クレギオンシリーズの第4弾である。
惑星から軌道上のコロニーに
3人家族の引っ越しを請け負った。
なんど家財道具以外に、
よく聞くと花壇の花も土ごと
持っていってほしいいという。
それを終えようとしたら、
軌道上のコロニーで大きなトラブルがあった。
しかし、それが解決すると、
家族は引っ越し荷物より
もっと重要なものを手に入れることになった。

2020年1月5日日曜日

002(1852) アンクスの海賊:2020.01.05

野尻抱介著「アンクスの海賊 クレギオン」
を読んだ。
シリーズの第3弾である。
原始太陽系で惑星ができはじめている恒星系のはじまりが
舞台となっている。
そこには彗星の運行を熟知した海賊がいる。
ミリガン運送がその中で貨物を運ぶ。
海賊を撃退したが、マフィアが追跡もはじめる。
そんなところ、いつもの3名が解決していく。
海賊の正体も明らかになる。

2020年1月3日金曜日

001(1851) 彷徨える艦隊:2020.01.03

ジャック・キャンベル著「彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス」
を読んだ。
スペースオペラとして読んだ。
その前に読んでいたのは、
読みやすい作品だったので、
これは手応えのある作品だった。
これはこれでいい。
ただし、詳細がいろいろあって、
理解するのに時間が必要だ。
100年間冷凍睡眠装置で漂っていたギアリー大佐は
死んだものとされ、英雄になっていた。
しかし本人にはそんなつもりはなかった。
だが、艦隊司令官となり、指揮することになった。
敵への昔ながら対処法で凌いでいく。
長い物語のはじまりだ。