2021年12月29日水曜日

103(2045) オチケン、ピンチ!!:2021.12.29

大倉崇裕著「オチケン、ピンチ!!」
を読んだ。
しかたなく入部させられた
落研の1年生の越智健一は、
なぜか事件を引き寄せていく。
2年生部員の中村に引き回されながら
事件を解決していく。
落語のネタがヒントに事件を解決していく。

2021年12月24日金曜日

102(2044) 暴走弁護士:2021.12.24

麻野涼著「暴走弁護士」
を読んだ。
もと暴走族であった真行寺は改心して弁護士となった。
トラック運転手が乗用車を押しつぶす事故があったた。
その事故で計画的であったと検察が疑っていた。
しかし、運転手は否認している。
その弁護を受ける。
トラック運転手は乗用車の人物を
殺したいほと憎んでいると公言しているが、
事故であると主張している。
ストーリーは二転三転していく。
面白かった。

2021年12月21日火曜日

101(2043) 沈黙する女たち:2021.12.21

麻見和史著「沈黙する女たち」
を読んだ。
新聞社からCS放送に転職した
早乙女綾香のシリーズの2作目である。
「死体美術館」という会員サイトに死体の写真がアップされる。
その死体の中に殺人事件の写真があった。
その事件を取材していく。
警察を辞めた癖の強い久我がメンバーに加わる。
なかなか面白い。

2021年12月18日土曜日

100(2042) 時空のクロス・ロード サマーキャンプは突然に:2021.12.18

鷹見一幸著「時空のクロス・ロード サマーキャンプは突然に」
を読んだ。
パターンとしては前回と同じである。
異世界へ高校生が転送され、
平行世界を救うとことになる。
杖術を使う朝霧夏実が主人公で
不運と皆から言われるが
平行世界では幸運の女神となる。
この並行世界は前回の出来事とつながっている。
前回の登場人物も後半からでてくる。

2021年12月15日水曜日

099(2042) 彼女が死んだ夜:2021.12.15

西澤保彦著「彼女が死んだ夜」
を読んだ。
タックとタカチ、ボアン先輩、ウサコの4人の大学生が
事件に巻き込まれ、推理を駆使して解決していく。
限られた情報から推理を巡らせていく。
本作では、当事者になり
行動も伴うことにもなっている。
著者のあとがきをみると、
時系列では本作が一番最初の作品となるそうだ。

2021年12月10日金曜日

098(2041) 時空のクロス・ロード ピクニックは終末に:2021.12.10

鷹見一幸著「時空のクロス・ロード ピクニックは終末に」
を読んだ。
平凡な高校生が、不思議な爺さんに
時空転移装置を渡される。
場所は変わらず、平行世界に転移する。
その世界は滅亡寸前だが、
若者の行動が世界を変革していく。
そんなオムニバスとなっている。
鷹見一幸の最初の作品だそうだ。

2021年12月7日火曜日

097(2040) 勇魚神・第3部:2021.12.07

ヤマダマコト著「勇魚神・第3部: 夏のはじまり」
を読んだ。
完結編となる。
イサナガミとの2018年の夏、最後の戦いとなる。
1988年のメンバーも加わってくる。
そしてもしかしたらという未来の
予感も示して終わる。
なかなかいい小説であった。

2021年11月30日火曜日

096(2039) 勇魚神・第2部:2021.11.30

ヤマダマコト著「勇魚神・第2部: モンキーストップ」
を読んだ。
モンキーストップの仲間が
2018年の中年になって集合した。
1988年の小学校6年生の時の出来事。
年代が行ったり来たりしながら、
両時代で物語が進行する。
いよいよ重要な場面へと進んでいく。

2021年11月25日木曜日

095(2038) 勇魚神・第1部:2021.11.25

ヤマダマコト著「勇魚神・第1部: 空飛ぶ鯨」
を読んだ。
勇魚神と書いてイサナガミ」と読む。
勇魚はクジラのことである。
イサナガミとは空を飛ぶクジラのことで、
新津の街には、空飛ぶクジラが一部の子どもに見える。
見える子どもは時々チョウに襲われ
意識不明や死亡することが時々起こっていた。
しかし、大人たちはそれを知っていながら秘密にしていた。
そこの30年前に生きた少女が突然出現する。
街の不思議を解明していく謎解き伝奇でもある。

2021年11月21日日曜日

094(2037) かたゆでマック(7):2021.11.21

藤原征矢著「かたゆでマック(7) ピルグリム 」
を読んだ。
いよいよ最終巻となった。
バンブー総帥が危篤だという。
しかし、それは嘘であった。
その星は宇宙全体の最終戦争に発展する事件の場となる。
その結果、宇宙を救ったが、
宇宙船をなくしたマックだが、
バンブーは宇宙船を寄付す

2021年11月19日金曜日

093(2036) バードドッグ:2021.11.19

木内一裕著「バードドッグ」
を読んだ。
矢能がヤクザ幹部の誘拐殺人jを調べていく。
幹部の多数が容疑者だが、
それを矢能なりに調べていく。
シリーズの3作だが面白かった。

2021年11月18日木曜日

092(2035) ドッグレース:2021.11.18

木内一裕著「ドッグレース」
を読んだ。
二人の芸能人が殺された。
容疑者がすぐに見つかり起訴されそうになり、
起訴されれば死刑である。
その弁護士と通じて被疑者から
矢能に調査を依頼された。
弁護士と矢能が協力して謎を解明していく。
不思議な前提のミスタリーとなっている。
これは矢能シリーズの4作目であった。
前後しているが、支障はなかった。

2021年11月15日月曜日

091(2034) 水の中の犬:2021.11.15

木内一裕著「水の中の犬」
を読んだ。
矢能が探偵となる前の話である。
名前が紹介されない探偵が、
ホステスの弟が死ぬことを依頼してきた。
それを解決していくために、
死を恐れない探偵が暴力的に解決していく。
その最後の矢能がヤクザとして登場し
探偵に付き添っていく。
やがて、探偵と絆もできるが、
前作の矢能が探偵になり、
小学生の子どもと一緒に
暮らしている理由が示される。
面白いストーリとなっている。

2021年11月14日日曜日

090(2033) アウト&アウト:2021.11.14

木内一裕著「アウト&アウト」
を読んだ。
元ヤクザで探偵をしている矢能。
依頼主に会うために呼び出されたところにいくと
依頼主の死体があった。
そこから事件は複雑な展開になる。
しかしヤクザ風のやり方で
乱暴に事件を主導していく。
なかなか痛快である。

2021年11月11日木曜日

089(2032) かたゆでマック(6):2021.11.11

藤原征矢著「かたゆでマック(6) 星の牢獄」
を読んだ。
いよいよファイブスターズとの対決がはじまる。
ファイブスターズは、鉱脈を指し示してくれる
邪神を信じていた。
そのために人工的につくって
超能力をもった子どもを生贄にしていた。
そこにマックが挑戦していく。

2021年11月9日火曜日

088(2031) 海彦:2021.11.09

ヤマダマコト著「海彦」
を読んだ。
新潟の沖にある粟島を舞台にした物語。
死者の国にいく入口がある。
粟島を舞台に、2011年の震災で
バラバラになったいた同級生が
この島に集まった。
そこで不思議な現象が起こる。

2021年11月2日火曜日

087(2030) かたゆでマック(5):2021.11.02

藤原征矢著「かたゆでマック(5) ブルー・ムーン」
を読んだ。
富豪とその娘を連れてくる依頼を受けた。
その富豪は、惑星を買い取って月をも持ってきた。
しかし、富豪は生物学者をやとって
遺伝子操作をして望みの生物を作らせていた。

2021年11月1日月曜日

086(2039) コンタミ:2021.11.01

伊与原新著「コンタミ 科学汚染」
を読んだ。
大学の優秀な研究者である
宇賀神とその大学院生の圭がニセ科学を追求する。
宇賀神は、自分と同期の優秀な美冬が
そのニセ科学に参加していることを知る。
研究所から美冬は失踪している。
その経緯を調べていくことで
ニセ科学とその背景を探っていく。

2021年10月29日金曜日

085(2038) かたゆでマック(4):2021.10.29

藤原征矢著「かたゆでマック(4) ラットレーサー・ブルース」
を読んだ。
銀河でも危険で有名なレーズの
コースチェックの仕事を頼まれた。
死んだ親友の妹が出場することがわかる。
実は、このレースには陰謀があった。

2021年10月27日水曜日

084(2037) せんせい:2021.10.27

 重松清著「せんせい」
を読んだ。
先生と生徒の6つの物語である。
いろいろな先生と生徒の関係が描かれている。
なかなか考えさせられる物語ばかりである。
もともとは課題図書の候補だったのだが、
読んでみるとふさわしくない。

2021年10月23日土曜日

083(2036) かたゆでマック(3):2021.10.23

藤原征矢著「かたゆでマック(3) 狼がいっぱい」
を読んだ。
今度は、オーカミ人たちが
暮らす惑星でのトラブルである。
相変わらず依頼された内容とは
違った展開へと進んでいく。
背景には巨大企業の陰謀が渦巻いている。
軽い読み物で息抜きにいい。

2021年10月21日木曜日

082(2035) シャーロック・ホームズの不均衡:2021.10.21

似鳥鶏著「シャーロック・ホームズの不均衡」
を読んだ。
不可能犯罪を題材にしたミステリーである。
ミステリー自体は不可能犯罪なので、
荒唐無稽であるが、
想定が面白い。
再読である。

2021年10月19日火曜日

081(2034) 5年3組リョウタ組:2021.10.19

石田衣良著「5年3組リョウタ組」
を読んだ。
小学校3年目の新米教師の物語っだ。
茶髪にネックレスと少々羽目を外した先生だが、
子どもには熱心な熱血先生である。
クラス内、学内、教員間で起こる出来事が
先生側から描かれた物語である。
これも10年前に読んでいたものの再読である。

2021年10月17日日曜日

080(2033) おさがしの本は:2021.10.17

門井慶喜著「おさがしの本は」
を読んだ。
再読である。
知らずに再読してしまった。
なかなかおもしろく、
ほとんど内容を覚えていなかった。

2021年10月13日水曜日

079(2032) 青い鳥:2021.10.13

重松清著「青い鳥」
を読んだ。
吃音なのに国語の非常勤教師をしている
竹内先生の連作集である。
問題のある生徒がいる中学校に
ある期間だけ赴任する非常勤の先生。
苦しむ生徒に寄り添っていく。
吃音だから大切なことしかいわない先生。
場面緘黙、いじめの加害者、家庭を知らない生徒、
父親の自殺に苦しむ生徒。
もと教え子で、荒れていたが更生して結婚した若者。
連作で先生の必要性が少しずつ分かってくる。

2021年10月9日土曜日

078(2031) 麦酒の家の冒険:2021.10.09

西澤保彦著「麦酒の家の冒険」
を読んだ。
大学生4人がガス欠で見つけた山荘には
家具も何もない状態であった。
ただ、ベッドがひとつのクローゼットに隠された
冷蔵庫には大量のビールとジョッキが冷えていた。
この謎を大学生たちが推理していく。
あとがきでは、安楽椅子推理の
変形版としている。
論理を進めていくが、
少々無理があるように思える。

2021年10月6日水曜日

077(2030) かたゆでマック2:2021.10.06

藤原征矢著「かたゆでマック(2) 龍の後継者」
を読んだ。
寄せ集めのスペースコロニー、ホンコンで
中華系アイドルを守ることが
今回の仕事であった。
しかし、宿敵であったテロリストとの対決が起こる。

2021年10月2日土曜日

075(2028) かたゆでマック1:2021.10.02

藤原征矢著「かたゆでマック(1) グラルナイト戦争」
を読んだ。
変わった経歴の同世代の著者が、
スペースオペラを書いている。
これから順次読んでいこうかと考えている。
これは、主人公のマキシン・グレンディーと
今後のメンバーになっていきそうな
2名と1匹?が面白い登場となった。
今回は内乱の惑星から王女を
別のところには連れ出すというものである。
しかし、いろいろな妨害で思わぬ結果、
背景が明らかになる。

2021年9月29日水曜日

074(2027) 老人力:2021.09.29

赤瀬川原平著「老人力」
を読んだ。
以前読んだ本をデジタル版で読んだ。
若い頃は楽しいエッセイとして読んだが、
初版は1998年である。
今では、我が身のこととして読める。
20年ほど前に読んだことになる。
2014年に亡くなった著者だが、
還暦過ぎてから老人力を発揮しだした。
物忘れがひどくなっていくような老化現象を
老人力というと明るい言葉でいうことを提唱した。
エッセイで、老化を明るく軽妙に語られる。

2021年9月27日月曜日

073(2026) ギガース6:2021.09.27

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 6」
を読んだ。
地球では、休戦のための政治運動、
ジャーナリストの活動などで
反戦の機運が高まる。
木星圏では最後の戦いがはじまった。
その戦いでは、ジュピタリアンは戦いながらも
人命優先の姿勢を崩さない。
敵であっても、救助を進めていく。
そのため、地球連合軍は、
攻撃を中止して停戦をする。
結果としてジュピタリアンが勝ち
地球連合は木星の独立を認めた。
そしてストーリも完結となる。

2021年9月23日木曜日

072(2025) ギガース5:2021.09.23

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 5」
を読んだ。
地球連合軍のアトランティスは
木星への軌道へ向かう。
その途中で戦いが起こり、
捕虜を捕まえた。
捕虜からジュピタリア軍へとなる経緯が語られる。
また、ホーリーランドが戦争をはじめた
経緯を少しずつ語られる。
いろいろな地で複雑なストーリが
少しずつ明らかにされてくる。

2021年9月21日火曜日

071(2024) ギガース4:2021.09.21

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 4」

を読んだ。

地球軌道上での戦いも地球連合軍の勝利となった。

反戦勢力の行動するが、

なかなかうまくいかない。

ジュピタリアンの創設者が

地球の群組織にいた。

逮捕されたスパイもその事実に驚く。

戦いは地球連合軍の小惑星帯から木星へと向かう。

2021年9月19日日曜日

070(2023) ギガース3:2021.09.19

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 3」

を読んだ。

火星から撤退した地球連合軍。

ジュピタリアンとの戦いは、月の極軌道に移った。

地球連合軍は、戦いに勝ち、

施設を守り、捕虜も捕まえたが、

軍の情報部の不可解な行動、

連合政府の反戦論者への厳しい取締り

など不穏な動きが目立ってくる。

いろいろと新たな謎もでてきた。

ストーリは佳境へとなってきた。

2021年9月17日金曜日

069(2022) ギガース2:2021.09.17

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 2」

を読んだ。

「アトランティス」に、オージェたち空間エアフォースが

艦載機部隊として加わることになった。

アメリカとロシア、海軍と空軍の確執もあるが、戦闘に入った。

アトランティスは地球連合軍の最強の部隊となった。

火星の軌道上での戦闘で勝利はしたが、

火星の重要基地と補給路がやられる。

戦線は地球に縮小しなければならなく。

新たな展開が想定される。

2021年9月15日水曜日

068(2021) ギガース1:2021.09.15

今野敏著「宇宙海兵隊 ギガース 1」

を読んだ。

月、火星、木星まで植民を進めた地球連合。

しかし、木星の住人たちが反乱を起こす。

独自の戦闘用の宇宙船を操り、独立を目指す。

地球連合は、新機種のモビルスーツを導入する。

操作者は、得意な能力をもつ、若い娘である。

その性能と能力はすごものがある。

スペースオペラのはじまりである。

2021年9月12日日曜日

067(2020) 絃の聖域:2021.09.12

栗本薫著「絃の聖域」

を読んだ。

長唄の三味線の家元で起こる殺人事件。

殺人事件から、家元の奇妙な家庭、事情がわかってくる。

4つの連続殺人事件となるが、

伊集院の謎解きで事件は一旦解決する。

しかし、その後、どんでん返しの謎解きがある。

その背景には、家元の家庭の奇妙な事情があることが明かされる。

伊集院大介のデビューの登場である。

栗本自身が吉川英治文学新人賞受賞した作品である。

2021年9月4日土曜日

066(2019) 瞬間移動死体:2021.09.04

西澤保彦著「瞬間移動死体」

を読んだ。

ミステリーだが、SF要素が加わっている。

人気作家の妻につかえる専業主夫が主人公である。

破天荒の妻をちょっとした言葉で殺意を抱く。

テレポーションというSF的方法を用いて

殺人計画をたてじ実行に移るが、

事態は別の方向へと進む。

なかなかおもしろい。

2021年9月1日水曜日

065(2018) ダブルチェイサー:2021.09.01

六道慧著「警察庁広域機動隊 ダブルチェイサー」

を読んだ。

前作の続きのシリーズである。

今回は浅草などの台東区を舞台している。

小さな詐欺のトラブルから

だんだん大きな詐欺が発覚していく。

そこに詐欺師のグループが関わっていることわかってくる。

やがで伝説の詐欺グループと、

どうも異なったグループの存在がありそうなこともわる。

しかし、最後の最後で、伝説のグループの存在が

はっきりとしてくる。

2021年8月28日土曜日

064(2017) ノイマン・ゲーデル・チューリング:2021.08.28

高橋昌一郎著「ノイマン・ゲーデル・チューリング」

を読んだ。

ノイマンとゲーデルの内容は、

以前読んだ新書と同じような気がした。

最後にその旨、書いてあったが

商品として出版するのはいかがものだろうか。

しかし、内容にしては、重要論文の邦訳があった。

ゲーデルの論文は不明だったが、

他の二人は言いたいこと、

重要性がなんとなくわかった。

2021年8月24日火曜日

063(2016) 警察庁広域機動隊:2021.08.24

六道慧著「警察庁広域機動隊」

を読んだ。

以前の警察庁α特務班が

警察庁広域機動隊と改組され、

内容もシーズン2に入った。

組織の人員の2名が入れ替わった。

問題のある3名が加わった。

東電OL殺人事件をモデルにしたようだ。

渋谷のスクランブル交差点での死亡から

ミステリーがはじまる。

なかなか面白い。

2021年8月21日土曜日

062(2015) カラス屋、カラスを食べる:2021.08.21

松原始著「カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん」

を読んだ。

カラス、あるいは鳥類の研究者の野外調査を中心とした話題だ。

野外調査に派生した、共同研究、アルバイトなど

私の若い時の経験とシンクロするようで楽しめた。

061(2014) 小鳥を愛した容疑者:2021.08.21

 大倉崇裕著「小鳥を愛した容疑者」

を読んだ。

警視庁捜査一課の刑事、須藤は

銃撃を受けて負傷した。

そのリハビリをかねて、警視庁総務部総務課

“動植物管理係”に配属される。

そこには新米だが動物に関わる不思議な経歴をもった

動物に詳しい薄刑事がいた。

二人が動物に関する事件を解決していく。

いろいろな動物の習性に関連した短編集である。 

2021年8月18日水曜日

060(2013) フォン・ノイマンの哲学:2021.08.18

 高橋昌一郎著「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」

を読んだ。

ノイマンの生涯を追いながら、

天才的、超人的な膨大な業績の概略が

紹介されている。

読むと驚異的であるころがわかる。

著者は哲学といっているが、

その時代における考え方、思考過程であろう。

しかし、それが面白い。

2021年8月13日金曜日

059(2012) オチケン!:2021.08.13

大倉崇裕著「オチケン!」

を読んだ。

大学入学早々、廃部直前のオチケンに入部させられた越智健一。

2名しかいない先輩のうち

ひとりはうまい落語をする。

もうひとりの先輩は正体不明。

オチケンには次々とトラブルが持ち込まれ

それを先輩ともども解決していく。

短編連作だが面白い。

2021年8月10日火曜日

058(2011) ちいさなくふうとノート術:2021.08.10

Marie著「ちいさなくふうとノート術: 

ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方」

を読んだ。

主婦でブロガーの著者が、自分の語学学習や子育てなどで

アナログの手帳を中心としてスケジュール管理で成功したという内容。

デジタルのスケジュラーも併用している。

短いので一気に読めた。

自身の方法と似ているところもある。

057(2010) 東京ダモイ:2021.08.10

鏑木蓮著「東京ダモイ」

を読んだ。

現在とシベリアの捕虜収容所の出来事がシンクロする。

舞鶴でロシア人女性が絞殺される。

同行していた男性が行方不明になる。

まだ自主出版を申し込んだ男性も行方不明になる。

自主出版の編集者と警察が謎解きをする。

江戸川乱歩賞受賞作なのでなかなか読み応えがある。 

2021年8月4日水曜日

056(2009) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5:2021.08.04

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 5」

を読んだ。

粛清者との全面対決にそなえて、

途上種族への試験が実施された。

地球士官学校生は優秀な成績であった。

また恵一らの活躍により、

地球軍はケイローン軍に組み込まれ、

地球人の階層のいちランク上がる。

ストーリは途中で終わっている。

今後を想像してほしいということなのだろうか。

それとも続編は今後書かれていくということなのだろうか。

一応全17巻を読破した。

2021年7月31日土曜日

055(2008) 警察庁α特務班 ラプラスの鬼:2021.07.31

六道慧著「警察庁α特務班 ラプラスの鬼」

を読んだ。

今回は江戸川署での事件である。

女児のスカートと体液のついた毛布が

ダンボールから見つかった。

以前に時をあけて起こった

誘拐された二人の女児のものであることが

確かめられた。

数年を隔て起こった事件である。

ところが20年以上昔に、

女児の誘拐の類似事件があることがわかった。

関連あるのだろうか。

いくつもの事件が重なりながら

謎が解決されていく。

2021年7月28日水曜日

054(2007) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4:2021.07.28

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 4」

を読んだ。

第5惑星に残された救命パレットが海底から見つかった。

そこには恵一を訴追した少将が含まれていた。

しかしそのパレットを自身が残り救助することにした。

無事救助されるまでのストーリになる。

2021年7月23日金曜日

053(2006) キメラの刻印:2021.07.23

六道慧著「警察庁α特務班 キメラの刻印」

を読んだ。

今回は赤羽署が舞台となる。

小動物の虐殺、高齢者の売買春事件、

高齢者のストーカー事件

いろいろな事件が重なっていく。

紅白梅のキメラから事件は

不思議な展開を見せる。

今回も社会問題を指摘した内容となっている。

2021年7月19日月曜日

052(2005) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3:2021.07.19

 鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 3」

を読んだ。

抗命行為により訴追を受けたため

地球に戻され自粛していた。

その時、士官養成学校での実践練習の相手をする。

別の軍に、第二次長距離偵察作戦が行われたが、

失敗に終わり、かなりの数の敗残兵が

アンドロメダ銀河に残された。

訴追をが免れた圭一は

救援部隊の司令官に抜擢される。

次々とストーリが展開する。

2021年7月14日水曜日

051(2004) 反撃のマリオネット発:2021.07.14

六道慧著「警察庁α特務班 反撃のマリオネット」

を読んだ。

荒川署に移動して活動をする。

児童の殴打事件が起こる。

またスクールハラスメントの相談が以上に多くなったが

誰から偽のホームページを作成していた。

実際に中学校でハラスメントが起こっていたようだ。

婚姻ロッカーに嬰児のミイラが発見される。

今回のαチームのテーマは、

スクールハラスメントという重いものであった。

2021年7月3日土曜日

049(2002) ペルソナの告発:2021.07.03

六道慧著「警察庁α特務班 ペルソナの告発」

を読んだ。

前作からの続きである。

パーフェクトサイコパスと呼ばれるような犯人。

目星はついているが

なかなか決めていがない。

しかし、対立していた隣人の死から

一気にエンディングに向かう。

多数の伏線が回収されながら

思わぬ展開で終わってくる。

おもしろい。

このシリーズは続くので期待できる。

2021年6月26日土曜日

048(2001) 宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 1:2021.06.26

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―攻勢偵察部隊― 1」

を読んだ。

前シリーズから新しい展開となる。

粛清者への偵察部隊を辺境星域の途上種族で組織する。

粛清者の艦に偽装して、潜入するために訓練をする。

また滅亡を免れた地球では

地球の乱れた環境の改造と

次世代の士官の育成も行われている。

新たなシリーズの展開の序章となる巻である。

2021年6月22日火曜日

047(2000) 三人目の幽霊:2021.06.22

大倉崇裕著「三人目の幽霊 落語シリーズ」

を読んだ。

出版社に就職した間宮緑が、

配属は「季刊落語」で自分もふくめて

たった2名の編集部である。

落語家、落語のネタなどをテーマにした

短編集である。

なかなか面白い。

2021年6月18日金曜日

046(1999) でたまか 終劇追幕篇:2021.06.18

鷹見一幸著「アウトニア王国拾遺録3 でたまか 終劇追幕篇」

を読んだ。

いよいよ全16巻の最後である。

短編集だが、多くはザナックスの戦いの

終わったあとを舞台にした物語である。

すべて話すのがライトノベルの書き方だそうだ。

著者はすべてを物語にしてしまうのではなく、

読者の想像に任せるという終わり方である。

この考え方もありだろう。 

2021年6月15日火曜日

045(1998) 迎撃せよ:2021.06.15

福田和代著「迎撃せよ」

を読んだ。

順番が前後したが、

シリーズ最初の物語を読んだ。

安濃が主人公のようだが、

どうもここでもあまりパットしない。

主人公らしくない存在である。

しかし、自衛隊の抱えている問題、

緊急事態に対応可能なのか。

それを問うストーリになっている。

面白かった。

2021年6月10日木曜日

044(1997) でたまか 天壌無窮篇:2021.06.10

鷹見一幸著「アウトニア王国拾遺録2 でたまか 天壌無窮篇」

を読んだ。

拾遺ともいうべき短編集である。

主人公ではなく、周辺の人たち、

本編で語られなかった物語が

集められている。

本編を読んだものでないと

わからない物語でもある。 

2021年6月6日日曜日

043(1996) 嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子:2021.06.03

松崎有理著「嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子」

を読んだ。

マイナーな生物種の分類学で博士号を取得したシーノは、

研究職を探すが、就職できない。

またコミュニケーション能力が低いでの

通常の職も見つからない。

そんな張り紙で見つけたのが、蛇足軒の秘書のアルバイトであった。

蛇足軒は、嘘つきの家元で、特命就職相談員でもあった。

しかし、よく読むと、この小説の世界は

われわれの世界とは違っているのがわかる。

短編連絡であったが、不思議で、

でもどこかほっこりするような小説であった。


2021年6月3日木曜日

042(1995) でたまか 青雲立志篇:2021.06.03

 鷹見一幸著「アウトニア王国拾遺録 でたまか 青雲立志篇」

を読んだ。

アウトニア王国の短編集である。

いろいろな本編の合間の物語、

サイドストーリなど6編が入っている。

2021年6月1日火曜日

041(1992) 潜航せよ:2021.06.01

 福田和代著「潜航せよ」

を読んだ。

前作があり、本作は続編となる。

前作を読んでいなかったが面白かった。

自衛官の安濃が新しい赴任先にいく。

周りの配慮との裏腹に

とっつきにくさがある。

もう一つのストーリで中国の原潜の話が、

その艦長の弟の話しも挿入される。

関連の少ないものが、並行してい進む。

別の基地で自衛官が安濃に電話をしたところ

別人がなりすましていることがわかる。

一気にストーリは展開していく。 

前作も読んでみたくなった。

2021年5月22日土曜日

040(1993) アウトニア王国人類戦記録5:2021.05.22

 鷹見一幸著「アウトニア王国人類戦記録5 でたまか 長嶺来光篇」

を読んだ。

長かったシリーズもやっと最後になる。

異種生物に対して、最後の戦いがはじまった。

人類の存続をかけた戦いである。

主人公のマイドを追いかけるだけでなく、

多くの人物のマムニバスのような構成になっている。

著者がライトノベルに対して主人公中心の世界ではなく

世界観を描きたいとのことであった。

2021年5月16日日曜日

039(1992) 県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾:2021.05.16

長崎尚志著「県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 パイルドライバー」

を読んだ。

神奈川県で起きた猟奇的家族殺害事件。

それは15年前の未解決事件に似ていた。

そこで、退職した刑事で未解決事件を担当していた

久井重吾がアドバイザーとして捜査に参加する。

久井と組まされたのは、

若手で近々警察をやめようと考えている刑事である。

久井は、15年前の事件を調べはじめる。

そこには当時未成年で、話しを

十分聞くことができなかった証人が何人かいた。

それを当たりだした。

事件の捜査との関連も出くる。

なかなか複雑なストーリだが面白い。

2021年5月10日月曜日

038(1991) アウトニア王国人類戦記録4:2021.05.10

鷹見一幸著「アウトニア王国人類戦記録4 でたまか 群青黎明篇」

を読んだ。

ザナックス数で責められて敗戦続きである。

神聖ローデスの領域がザナックスに飲み込まれいく。

ただ、生存者を逃がすことを優先する。

最後にマイドが最終戦争の指揮をとることになる。

とうとう最終決戦に入っていきそうだ。

2021年5月4日火曜日

037(1991) うちの親、出馬するらしい。 :2021.05.04

ヤマダマコト著「うちの親、出馬するらしい。 」

を読んだ。

やはり新潟の地元を舞台とした物語だ。

親が市長に出馬する3人の子どもの視点から

ストーリが進められる。

現役市長の長男。

普通のサラリーマンの長男。

母子家庭の母の長女。

それぞれの親が市長候補となり選挙運動に参加していく。

選挙運動が小説になっているが、

面白い内容になっていた。

2021年4月29日木曜日

036(1990) アウトニア王国人類戦記録3:2021.04.29

 鷹見一幸著「アウトニア王国人類戦記録3 でたまか 漆黒無明篇」

を読んだ。

神聖ローデスはザナックスに侵略され、

惑星を破壊して進行を止めるしかない。

ザナックスは進化していて、強くなっている。

惑星の子どもたちだけしか救えない。

何十億の住人が死んでいく。

その上、愛国軍や、もとの帝国軍などの反撃で

惑星の破壊は失敗に終わる。

その惑星は侵略され、最悪の事態が

進行するところで終わっている。

次の展開が気になるところだ。

2021年4月24日土曜日

035(1989) 紅のアンデッド:2021.04.24

川瀬七緒著「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」

を読んだ。

3本の小指と大量の血痕が残された現場。

そこに死体はなかった。

主人公の法医昆虫学者の赤堀は、

科捜研を再編成し捜査分析支援センターに配属された。

正式な採用(大学教員と兼業)なので、

自由がきかなくなってきたが、

独自の捜査を進めていく。

二人の仲間もあぶれものであるが、

それぞれの専門に秀でている。

今後の活躍が楽しみである。

2021年4月18日日曜日

034(1988) アウトニア王国人類戦記録2:2021.04.18

 鷹見一幸著「アウトニア王国人類戦記録2 でたまか 霜降暗夜篇」

を読んだ。

ローデスが異星生物に侵略されていく。

異星生物は進化しており、

決して負けない戦略をもっている。

それが、ローデスの各地を侵略していく。

ローデスは、帝国に休戦と援助を求めた。

ケルプはそれに応じていったが、前線で戦う。

やがて、帝国軍は思わぬ作戦に出る。

2021年4月15日木曜日

033(1987) 六機の特殊II:2021.04.15

黒崎視音著「蒼白の仮面 六機の特殊II」

を読んだ。

自殺テロが起こる。

それを六機が阻止していく。

自殺テロが連続していくが、

それも阻止されていく。

背後に蒼白の仮面がネットで自殺者に

殺人テロをさせていたことがわる。

やがて蒼白の仮面をも利用する存在が現れる。

次々と事件が起こるが

一気読みさせる。

2021年4月10日土曜日

032(1986) アウトニア王国人類戦記録1:2021.04.10

鷹見一幸著「アウトニア王国人類戦記録1 でたまか 黄昏落日篇」

を読んだ。

新しいシリーズに入る。

人類は異種知的生命との遭遇した。

帝国とローデスの共同調査船がでるが、

すでに派遣されいたローデス軍が止める。

ローデス軍が応戦をしているが劣勢である。

マイドはメイの毒を除くために

禁断の生体のクローンをおこなった。

その星が異種知的生命が襲ってきたところであった。

惑星住民の避難がはじまる。

ローデス軍が敗退し撤退戦をしていく。

2021年4月6日火曜日

031(1985) 六機の特殊:2021.04.06

黒崎視音著「六機の特殊 警視庁特殊部隊」

を読んだ。

キャリアの警視が対テロ対策のための

特殊部隊の必要性を述べたことから

その責任者として、

創設から人選、指揮官として赴任していく。

運動経験もなく、社交性もないところから

訓練を通じて、仲間との信頼関係を築き

一人前になっていく。

短編集となっているが、時系列で話は進む。

2021年3月31日水曜日

030(1984) アウトニア王国再興録5:2021.03.31

鷹見一幸著「アウトニア王国再興録5 でたまか 青天霹靂篇」

を読んだ。

いよいよ帝国とディア家・トゥナイツ家の艦隊の真・帝国軍の戦いで帝国が優勢になる。

そこにマイドのアウトニア軍が助勢することで、全面対決となった。

均衡状態になったとき、

マイドは、それまでマイア家が反アリクレストの表して趨勢は決したと見えた。

ところが、アリクレストは神聖ローデスと手を組んだ

しかし、それでは許さない帝国軍が投降していく。

これでこの戦いに決着がついた。

最後の章では、人類以外の知的生命の探査で終わる。

2021年3月28日日曜日

029(1983) 屑の刃:2021.03.28

麻見和史著「屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香」

を読んだ。

大手新聞社のやり方が嫌で辞め

CSの犯罪番組の放送局に転職した早乙女綾香の物語である。

殺された男の腹部に屑が詰め込まれていた。

その犯人からメッセージが新聞社に届く。

番組の取材をしていくうちに

犯人に迫っていく綾香たちのクルー。

報道記者が事件を追いかけるという展開がいい。

麻見和史は面白い。

2021年3月24日水曜日

028(1982) アウトニア王国再興録4:2021.03.24

 鷹見一幸著「アウトニア王国再興録4 でたまか 驚天動地篇」

を読んだ。

いよいよ戦いが始まった。

しかし、マイドの作戦で、10倍の数の帝国の艦隊を

大いに痛めつけ、最終的には兵站の補給路を断つことで

帝国を戦うことを諦めさせた。

負けることのない戦いを終えた。

そして最後には前皇帝が現皇帝への宣戦布告で終わる。

まだまだ戦いは続きそうだ。

2021年3月22日月曜日

027(1981) BLOOD ARM:2021.03.22

大倉崇裕著「BLOOD ARM」

を読んだ。

事前の知識なく読みだした。

なんとコテコテの怪獣小説であった。

中編小説と同じ背景の短編小説があった。

山岳小説を読んでいたので、

あまりに分野が違っていた。

しかし、面白く読めた。

この作家は合っているようだ。

他の分野の小説もあるので、

それを読んでみよう。

2021年3月20日土曜日

026(1980) アウトニア王国再興録3:2021.03.20

鷹見一幸著「アウトニア王国再興録3 でたまか 天下大乱篇」

を読んだ。

帝国とネオ・アウトニアとの戦いがはじまる。

その直前、マイドが襲われるが、

メイがかばって襲われる。

死にはしなかったが、毒のため意識不明になる。

マイドは数日呆然としている。

しかし、マリリンの喝で蘇る。

そして帝国との不利な戦いへと向かう。

2021年3月18日木曜日

025(1979) 生還:2021.03.18

大倉崇裕著「生還 山岳捜査官・釜谷亮二」

を読んだ。

山岳小説の短編4つからなる。

長野県警の山岳遭難救助隊特別捜査係の

釜谷と部下の原田が山でおこった事件を解決していく。

なかなかおもしろい。

「山と渓谷」に連載されていたものだ。

2021年3月14日日曜日

024(1978) アウトニア王国再興録2:2021.03.14

鷹見一幸著「アウトニア王国再興録2 でたまか 天地鳴動篇」

を読んだ。

指名手配を受けていたマイドが、

いよいよ表立って登場した。

ネオ・アウトニアに対して

帝国は戦闘艦隊を差し向けるが

ほとんどの艦隊が出撃しない。

マイドは、帝国皇帝アリクレスト・マルスに対して

罷免を要求をしたことで、公に宣戦布告をした。

出撃した艦隊も、降伏して本国に帰った。

これから、本格的な戦いがはじまりそうだ。

2021年3月11日木曜日

023(1977) 恐竜は滅んでいない:2021.03.11

小林快次著「恐竜は滅んでいない」
を読んだ。
5年前の出版であるが、その時の最新情報である。
当時進行中の作業が完成していたりするものもある。
しかし、恐竜の分類、生態などが紹介されているので
整理されてきた。
何度聞いても、鳥類は竜盤類、
草食系のハドロザウルス類は鳥盤類になる。
この逆転がしっくりこない。
まあ、歴史的産物なのでしかたがない。

2021年3月9日火曜日

022(1976) アウトニア王国再興録1:2021.03.09

鷹見一幸著「アウトニア王国再興録1 でたまか 英雄待望篇」

を読んだ。

帝国によってアウトニア王国は2年前に滅亡させられた。

マイドはお尋ね者で行方はしれない。

新皇帝のアリクレストは、神聖ローデスと全面対決をする。

しかし、戦闘途中で逃げる。

残された帝国艦隊がマイドに助けを求める。

するとアリクレストの姿でマイドの助けの手を述べる。

時代が変わって一気に話が展開していく。

2021年3月7日日曜日

021(1975) 白虹:2021.03.07

大倉崇裕著「白虹」

を読んだ。

白虹と書いて、「はっこう」と読む。

山小屋を舞台にしてた短編集を呼んだ。

今回は長編ミステリーである。

やはり山岳を舞台にしたミステリーであるが、

半分は街が舞台となっている。

警察を辞めて、山小屋でアルバイトをしていた

主人公の五木が、遭難者を助けたことから事件がはじまるる。

関連のなさそうな事件が次々と起こるのだが、

手がかりは一枚のどこともわからない山の写真だ。

複雑に絡みあった謎が最後に解決される。

面白いミステリーだった。

2021年3月3日水曜日

020(1974) アウトニア王国奮戦記3:2021.03.03

鷹見一幸著「アウトニア王国奮戦記3 でたまか 純情可憐篇」

を読んだ。

兵力も士気の勝る傭兵軍団の弱いところを

あの手この手でついていく。

最後には休戦から降伏にもっていく。

帝国からマイドは招待されるが、

そこにはライバルの罠があり、

犯罪者として収監される。

しかし、支持者によって逃げ出す。

また、本巻でヴァルの復活があった。

2021年3月1日月曜日

019(1973) 鍵のことなら、何でもお任せ:2021.03.01

黒野伸一著「鍵のことなら、何でもお任せ」

を読んだ。

鍵屋の岡本が主人公である。

高校を中退して、親の店を継いだ。

親の死んだあと、なんとなく店を継いだ。

しかし、借金付きの遺産である。

キャバ嬢の妹、ヤクザの下っ端、

鍵屋のチェーン店の進出など、

真面目に働いているだけなのに、

いろいろなトラブルが起きる。

しかし、最後にすべてのトラブルを

肉を切らして骨を断つことで解消する?

2021年2月27日土曜日

018(1972) アウトニア王国奮戦記2:2021.02.27

鷹見一幸著「アウトニア王国奮戦記2 でたまか 奮闘努力篇」

を読んだ。

脱出艇で敵につかまることなく、

なんとか味方に助けられた。

そして、弱小アウトニア艦隊を率いて

戦うことになったマイド。

いろいろと姑息な作戦で戦い抜いていく。

そこと士官学校時代の海賊の友人が助けに来た。

そして新たな戦いがはじまっていく。

2021年2月25日木曜日

017(1971) 春信殺人事件:2021.02.25

高橋克彦著「春信殺人事件」

を読んだ。

浮世絵師の鈴木春信の肉筆画の

12枚一組の絵が日本の商社が購入した。

だがその一部が贋作である証拠が見つかった。

それを調べるために

渡米した男と浮世絵が行方不明になった。

仙堂耿介が探しを請負いて追求していく。

美術探偵塔馬双太郎と登場しj

春信の新説も登場してミステリーが進む。

2021年2月21日日曜日

016(1970) スペースオペラ:2021.02.21

SFは、ミステリーとともに若い頃よく読んだ。

最近は、昔面白くて一気に読んでいたものが、

デジタル化されてきたので、気軽に所有して読めるので

少しずつ集めては、読んでいる。

合本したものが、順番など気にしなくていいので助かるのだが

すべてがデジタル版にはならないので、

いずれはそうなることを期待している。

以前、ハードSFとともに、

この手のスペースオペラはよく読んでいた。

野田昌宏の銀河乞食軍団は、

11巻までデジタル版されていたので、

以前購入していたので、近年、再読し終わった。

続きの巻もデジタル化して欲しいのだが。

高千穂遙のクラッシャージョウシリーズや

ダーティペアシリーズもデジタル化されているので、

少しずつ購入して読んでいこうと考えている。


.015(1969) でたまか 問答無用篇:2021.02.21

015(1969) でたまか 問答無用篇:2021.02.21

 鷹見一幸著「アウトニア王国奮戦記 でたまか 問答無用篇」

を読んだ。

主人公のマイド・ガーナッシュは、

士官学校では能力があったが、金持ちの子息を

訓練でやっつけていたため、

成績や能力はあったのに辺境に飛ばされた。

その銀河の辺境をアウトニア王国を舞台にスタートする。

SFではあるが、スペースオペラである。

以前買っていたもので、しばらが積ん読状態であった。

しかしデジタル版だったので、いつでも取り出せ読める。

鷹見一幸氏の作品は面白そうなので、

一冊おきに読んでいくことにする。

なお「でたまか」とは、マイドが士官学校時代にとった

作戦「でたとこまかせ」に由来する。

2021年2月18日木曜日

014(1968) 経済特区自由村:2021.02.18

 黒野伸一著「経済特区自由村」

を読んだ。

以前、この著者の「限界集落株式会社」を読んだが、

この小説はなかり趣がこなっている。

エコには、エゴ、エコノミーが付きまとう気がする。

そんな課題をテーマにした物語である。

2021年2月15日月曜日

013(1967) 琴乃木山荘の不思議事件簿:2021.02.15

 大倉崇裕著「琴乃木山荘の不思議事件簿」

を読んだ。

琴乃木山荘という山小屋を舞台にした

中編のミステリー集である。

ミステリー自体はそれほどではないが、

舞台が山小屋なのでなかなかいい。

「山と渓谷」で連載とのことで

納得がいく。

2021年2月13日土曜日

012(1966) 天生の狐:2021.02.13

志坂圭著「天生の狐」

を読んだ。

主人公の紺は、親が惨殺され、

山奥に住む医者に育てられた。

そこでは忍びとしての訓練をうけていたが、

よく知らず、暮らしていた。

日々は薬草をとり、街で売る暮らしをしていた。

そんな時、凄腕の剣士が親の仇であることを知る。

思わぬところで、話が展開していく。

面白かった。

2021年2月7日日曜日

011(1965) 共震:2021.02.07

 相場英雄著「共震 宮沢賢一郎シリーズ」

を読んだ。

大手新聞社の友軍記者の宮沢賢一郎が

東日本大震災の2年目の東松島で

震災復興に尽力していた県職員の早坂が殺される。

被災地の現状取材に基づいたミステリーである。

3.11前に東北6県を舞台にした宮沢のシリーズがあったようだ。

そのシリーズの一環のミステリーとなった。

主人公が次々と変わり、そこで過去の物語も入り交じるので

混乱して、なかなかストーリーが追えなかった。

2021年2月2日火曜日

010(1964) 君と夏が、鉄塔の上:2021.02.02

 賽助著「君と夏が、鉄塔の上」

を読んだ。

中学3年生の鉄塔マニアの伊達、破天荒な女の帆月、

幽霊が見える比奈山の3名が夏休みの冒険である。

帆月が鉄塔の上に座敷わらしのような少年が見える。

帆月が触れてくると他の人にも見えてくる。

その少年の正体をさぐるために、

3人が過ごす不思議な夏休みの体験である。

2021年1月29日金曜日

009(1963) キッド:2021.01.29

相場英雄著「キッド」

を読んだ。

初めて読む著者だ。

元自衛隊の精鋭が、現在は香港で

限定されたボディーガードとして暮らしている。

中国人の実業家の博多へ出張の仕事を引き受ける。

しかし、そこでトラブルに巻き込まれる。

自衛隊時代の事件が背景にあることがわかる。

面白かったので、今後も注目していきたい作家だ。

2021年1月26日火曜日

008(1962) イミテーション・ホワイト:2021.01.26

 鳴神響一著「脳科学捜査官 真田夏希 イミテーション・ホワイト」

を読んだ。

夜中に花火が打ち上げらた。

警官が駆けつけると死体があった。

ネットで犯行声明が出された。

そこかSNSでの会話のために夏希が呼び出される。

そして第2の殺人がはじまる。

面白い展開となる。

2021年1月24日日曜日

007(1961) ノセント・ブルー:2021.01.24

 鳴神響一著「脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー」

を読んだ。

今度は、クルーザーの持ち主とのデートの最中に

他殺死体の現場を通りかかる。

部下に声をかけられて死体を見て気絶する。

また、その事件の捜査本部への派遣されいく。

ネットを通じて犯人とのチャットがはじまる。

なかなか面白い展開でとなる。

2021年1月23日土曜日

006(1960) 脳科学捜査官:2021.01.23

鳴神響一著「脳科学捜査官 真田夏希」

を読んだ。

神奈川県警の心理職特別捜査官として採用された真田は

通常は科捜研にいるのだが、

ネットを利用した爆破犯に対応するために、

捜査本部に呼ばれる。

脳科学と心理学を基礎とした事件解決が面白い。

入院中、頭を休めてたい時読んでいたら

一気に読んでしまった。

2021年1月22日金曜日

005(1959) 教養の書:2021.01.22

 戸田山和久著「教養の書」

を読んだ。

大著であるが、おもしろい。

若者向けて、独特の文体だが、読みやすかった。

読みかけであったが、入院中なので一気に読み切れた。

高校生や大学新入生を読者として書いている。

私が読んでも面白いと思える内容だが、

実際に若者は、どの程度この本の読者になり、

どの程度読みこみ、どの程度理解し、

どの程度面白いと思えるのだろうか。

私のような手遅れの人間が読むと、

その重要性と面白さがわかるので

丁度いいのかもしれない。

しかし、自身の若い頃にも難しい本をいろいろ読んだ経験がある。

挫折したもの、読み切ったが理解が不十分だったこと。

いろいろな、そんな読書体験も重要だ。

後年、読み直せばいいのだ。

若者にもの期待したい。

2021年1月16日土曜日

004(1958) SCIS 科学犯罪捜査班II:2021.01.17

中村啓著「SCIS 科学犯罪捜査班II~天才科学者・最上友紀子の挑戦~」
を読んだ。
小比類巻警視正と最上博士らが取り組む
科学の先端に関する事件の捜査である。
科学の先端を話題にするのはいいのだが、
事件自体の不思議さや解決の手段などの
ストーリの部分が浅く感じる。
もう1作あるが、読むとしても
もうしばらく間を開けよう。

2021年1月13日水曜日

003(1957) 天空の鏡:2021.01.13

麻見和史著「天空の鏡 警視庁捜査一課十一係」
を読んだ。
螺旋階段から落とされた死体が見つかった。
10年前、類似の殺人事件が起こっていた。
死体には目をえぐるという共通点もあった。
3人めの犠牲者がでて、
確実な連続殺人となっていく。
宗教や代替医療などの問題も絡んでくる。

2021年1月9日土曜日

002(1956) 稲荷山誠造:2021.01.09

香住泰著「稲荷山誠造 明日は晴れか」
を読んだ。
70歳の金融業の会長のもとに、
絶縁している娘の19歳の浪人生の子が
手紙をもって頼ってくる。
その孫と会長が
娘の消息を求めていく
アクション小説である。
老人とひ弱な成年のコンビが
行動しながら謎を問いていく。
なかなか面白い小説であった。

2021年1月6日水曜日

001(1955) SCIS 科学犯罪捜査班:2021.01.06

中村啓著「SCIS 科学犯罪捜査班

~天才科学者・最上友紀子の挑戦~」

を読んだ。

破天荒な科学者の協力を得て、

捜査をするミステリーである。

先端の科学で起こる犯罪、

科学を利用した特異な犯罪を題材にしている。

今までの考え方では対処関内

難しい問題が起こりそうで

いろいろと考えさせられた。