2019年9月29日日曜日

114(1817) サイレントサード:2019.09.29

八槻翔著「サイレントサード」
を読んだ。
詐欺師のレージのところに
たまたま詐欺しているところに
通りかかった凛々香に見破られた。
弱みを握られて、詐欺を教えろといわれる。
一方、猟奇的事件がおこり、
その犯人に凛々香が接触してしまう。
レージは凛々香がどうも怪しいと思い
調査を依頼するが、はっきりしない。
猟奇的犯人の尾形と凛々香を巻き込んで
事件は大きな展開を見せる。
ダークで、終わりもいやな、小説であった。
著者はそれを意識して書いたそうだ。

2019年9月28日土曜日

113(1816) 脱水少女:2019.09.28

根本聡一郎著「脱水少女」
を読んだ。
行き倒れている少女に水を飲ませた。
その子は、川で忽然と消えた。
そこから村を救うために、
高校生が奮闘する。
それは、同級生が未来から送り込んだ人工生物であった。
人形伝説に題材をとった面白い物語であった。

2019年9月27日金曜日

112(1815) 准教授・高槻彰良の推察2:2019.09.27

澤村御影著「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」
を読んだ。
嘘を見分ける能力が中耳炎でなくなる。
しかし、その症状はしばらくして治る。
そんなときの尚哉と高槻の関係が面白い。
小学校のコックリさん、
大学の卒業生の女優から幽霊相談
などた中編集であった。
面白い。

2019年9月24日火曜日

111(1814) 准教授・高槻彰良の推察:2019.09.24

澤村御影著「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」
を読んだ。
子どもの頃不思議な体験により、
他人の嘘が音声の歪みとして聞こえる大学1年生の深町。
写真記憶と非常識な「民俗学II」の授業担当者の
准教授の高槻の出会いから、
深町が高槻の常識担当の助手としてアルバイトをする。
そして怪奇現象を調査する。
そこれはすべて事件として処理されていく。

2019年9月20日金曜日

110(1813) 雪冤:2019.09.20

大門剛明著「雪冤」
を読んだ。
京都を舞台にした、長年に渡る物語である。
息子の冤罪をもと弁護士の父がはらそうとする。
息子は冤罪のため死刑になる。
しかし、息子は手記で冤罪であることと、
死刑を認める発言をする。
真犯人を名乗る人物が現れるが、
大金を要求されるが、実は大金を与えられる。
二転三転するミステリーであった。
面白かった。

2019年9月14日土曜日

109(1812) 無頼漢・真道明彦(5):2019.09.14

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(5) 闇のフィクサー」
を読んだ。
ストーカー被害の訴えの調査をした。
しかし、その女性は大きな秘密を抱えていた。
その背景には大物フィクサーがいることがわかってきた。
最後までそのフィクサーは謎のままではあるが。

2019年9月13日金曜日

108(1811) 無頼漢・真道明彦(4):2019.09.13

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(4) 闇の慟哭」
を読んだ。
亡き妻の墓前で、女性に会う。
妻に世話になったという。
一方、もとの職場の社長令嬢が誘拐され、
会長の指示で秘密にその捜索にはいる。
誘拐の事件を追っているうちに、
米中首脳会談の一枚の写真に映る男が浮上する。
女性と誘拐、出版社の大型企画などが
輻輳しながらストーリーが展開する。

2019年9月12日木曜日

107(1810) #電書ハック:2019.09.12

柳井政和著「#電書ハック」
を読んだ。
出版社の新入社員は紙の本を出版したかった。
しかし、配属は電子書籍の編集部であった。
紙の本の出版部から切られた作家、
紙の本のデジタル版の権利、
絶版本のデジタルの出版権など業務とする。
しかし、一部の作家やIT系の配給会社は
デジタルの重要性を別の捉えからをしていた。
電子書籍の意義が問われる作品であった。
なかなか面白いものであった。

2019年9月11日水曜日

106(1809) フルカミの里:2019.09.11

水谷悠歩著「フルカミの里」
を読んだ。
春日の知り合いの研究者が水死した。
その死体から狂犬病に似たウイルスが検出された。
その感染源を探すために、衛生省の萱野は春日に接触する。
そして二人は警察などの協力を得て
友人の自宅やPCを調べると、散逸していた「風土記」の
存在が明らかになってきた。
二人は足跡をたどっていくと、狂犬病の原因が近づいていく。
そこには大きな陰謀があった。
なかなか面白い小説であった。

2019年9月9日月曜日

105(1808) ヴィーヴルの眼:2019.09.09

水谷悠歩著「ヴィーヴルの眼」
を読んだ。
事件にあった同級生の見舞いを担任から頼まれる。
しかし、面会を断られる。
友人から生徒会長との面談をお願いされる。
そして事件は複雑な様相になっていく。
犯人逮捕されるが、事件はまだまだ複雑なもので、
そして背景の謎ももっと複雑なものであった。
なかなか面白かった。

2019年9月7日土曜日

104(1807) 無頼漢・真道明彦(3):2019.09.07

広山義慶著「無頼漢・真道明彦(3)
闇の回廊」
を読んだ。
母子が放火されて焼死する。
ホームレスが放火したとされたが、
もとエリートに頼まれたという。
証拠が消えて捕まっている。
人権団体からホームレスの弁護を頼まれ、
その調査に真道が駆り出されて、いろいろな疑問にぶつかる。
そこから国ぐるみの巨悪が存在が明らかになってくる。

2019年9月5日木曜日

103(1806) すばる望遠鏡ソフトウェアとの熱き闘い:2019.09.05

水本好彦、佐々木敏由紀、小杉城治著
「いま明かされる!すばる望遠鏡ソフトウェアとの熱き闘い
開発に秘められた情熱と現実」
を読んだ。
最高峰の地上望遠鏡を操作するためのソフトァェアの開発の話である。
現在の先端装置は、すべてコンピュータ制御され、
データもコンピュータが解析し、管理している。
その結果、熟練者ではなくでもはじめての装置でも
一定の精度のデータが得られる。
その背景には複雑な装置のコントールし、
だれもが使いやすく、そしてデータを世界に公開するために
共通の規格するような工夫されている。
研究者の苦労、工夫が面白かった。

2019年9月3日火曜日

102(1805) 聞かせてくれ、命の調べを:2019.09.03

如月恭介著「聞かせてくれ、命の調べを」
を読んだ。
世をはかなんだ青年が道路に飛び込んだ。
しかし目が覚めるの神の遺伝子を持って蘇った。
神と呼ばれる限られた存在と、そこから反逆を起こした存在。
人類の誕生を促し、神との混血が誕生した。
増えすぎた人類を調整するために、
吸血族を人類の中に送り込んだ。
そんな複雑だが、面白い。