2022年4月28日木曜日

026(2071) M.G.H.:2022.04.28

三雲岳斗著「M.G.H. 楽園の鏡像」
を読んだ。
ハードSFでのミステリーである。
未来の宇宙ステーションで起こる殺人事件。
設定でAIのレプリカントや素材などから
事件に関係する宇宙ステーションの
機材や装置、無重力、真空などがいい。
タイトルのMGHは位置エネルギーのことで
これが運動エネルギーに変換可能であることが
事件のトリックにもなる。
理系の人間にたまらないハードSFだ。

2022年4月19日火曜日

024(2069) スタート!:2022.04.19

中山七里著「スタート!」
を読んだ。
映画の巨匠監督が新作をとりはじめた。
その助監督が事件にまきこまれていく。
もっとも資金を提供しているテレビ会社が
プロデューサが口をはさむ。
俳優や助監督をゴリ押しをする。
そのような不穏な状態で撮影がスタートする。
事故が相次ぎやがて殺人事件が起こる。
なかなかおもしろい作品だ。

2022年4月15日金曜日

023(2068) 死の臓器:2022.04.15

麻野涼著「死の臓器」
を読んだ。
透析、移植、レッストア・キッドニなど
腎臓に関する課題にしたサスペンスである。
少々手続きに不備があったが
患者優先に移植をした医師が
メディアや厚労省、政治家から叩かれる。
その背景には、臓器売買や贈収賄などが秘められていた。
なかなかおもしろかった。

2022年4月11日月曜日

022(2067) 論理ガール:2022.04.11

深沢真太郎著「論理ガール
~Lonely Girl~
人生がときめく数学的思考のモノガタ」
を読んだ。
数学的思考で人生を考えていくことを
小説仕立てにしたものである。
なかなかおもしろいアイディアである。
ホテルマンの社会人と
数学大好きの帰国子女の高校生との物語で、
社会人の主張を数学的に論破するが、
その議論を通じてお互いに変化していく。

2022年4月9日土曜日

021(2066) iPS:2022.04.09

日和真之著「iPS」
を読んだ。
日本でも最先端のiPSの研究所に
集められた優秀な研究者が
恵まれた条件で研究を進めている。
その研究がある個人の
若返りを目指すものであった。
その人物が目指すのは
核を使って日本を牛耳ろうとするものであた。
その背景を探る人たちの物語である。

2022年4月3日日曜日

020(2065) 世にも美しき数学者たちの日常:2022.04.03

二宮敦人著「世にも美しき数学者たちの日常」
を読んだ。
著名な数学者のインタヴューである。
数学者が変人でありながら、
純粋でもあり、 探求者である。
いろいろな側面が示されている。
彼らの一般向けの数学書を読んでみたくなった。