2020年10月28日水曜日

089(1939) べらぼうくん:2020.10.28

 万城目学著「べらぼうくん」 

を読んだ。

大学生から小説家になりまでのエッセイである。

筆が遅いこと、それは2つの仕事ができないという

自身の性格のためである。

小説を書くための苦労?も紹介されている。

寡作な作家だが、

次なる小説を期待しているのだが、

気長に待つしかなそさうだ。

2020年10月25日日曜日

088(1938) カムイの剣 4:2020.10.25

矢野徹著「カムイの剣 4」 

を読んだ。 

カムイを殺害しようとする組織がでてきた。

日本からアメリカへ向かう日本の

幹部と留学生の乗る巨大船で起こそうとした。

それをカムイみずから阻止した。

日本、アメリカだけでなく、

明治維新直後の正解情勢が書かれている。

2020年10月24日土曜日

087(1937) 聖者の凶数:2020.10.24

麻見和史著「聖者の凶数 警視庁殺人分析班」 

を読んだ。 

警察小説のシリーズの第5作である。

4つの連続殺人事件が起こった。

犯人像が性格異常者、怨恨、

消防関係者など変化していく。

4つの殺人の中には

別の目的の事件が混在していた。

その目的は、過去のあった犯罪と

止むに止まれぬ事情が関係していた。

2020年10月20日火曜日

086(1936) カムイの剣 3:2020.10.20

 矢野徹著「カムイの剣 3」 

を読んだ。 

明治維新以降の次郎と政府との

関わりがストーリーとなっている。

明治の史実を可能な限り再現しながら、

進められている。

小説の体をとっているが、

史実を追っているのが中心のような小説である。

司馬遼太郎の小説、

特に「空海の景色」に似ている。

2020年10月16日金曜日

085(1935) SE神谷翔のサイバー事件簿3:2020.10.16

 七瀬晶著「SE神谷翔のサイバー事件簿3」

を読んだ。

3つの短編と電子版の特別編が掲載されている。

いつものよう事件を軟弱なSE神谷が解決していくが。

しかし、「光の道」とそこに関係している

黒川とその妹の美咲の関係や経緯が全く不明であった。

最後の特別編で紹介される。

しかしもう少しじっくりと丁寧に

説明して解決したほうがいいのだが。

2020年10月11日日曜日

084(1934) カムイの剣 2:2020.10.11

矢野徹著「カムイの剣 2」

を読んだ。

1に続いて、2も一気読みとなる。

次郎は蝦夷でアイヌを救う男になっている。

次郎は親を殺された恨みで天海に復讐に燃える。

知床からカムチャツカ、北米大陸、そして秘宝をみつける。

そして身分を貴族の富豪に変え、日本に戻る。

そして天海と背後にある謎を追う。

2020年10月10日土曜日

083(1933) カムイの剣 1:2020.10.10

矢野徹著「カムイの剣 1」

を読んだ。

以前、読んだはずだが、全く忘れている。

その時面白いと思っていたので、再読し始めた。

面白くて一気に読みする。

久しぶりのことである。

江戸時代末期の下北からつれてこられた肉親殺しの

汚名をかぶせされた次郎が函館で忍者に仕込まれる。

北海道を舞台にした、アイヌと和人との混血の青年の物語である。

キャプテン・キッドの財宝の謎がその青年がにぎっている。

2020年10月9日金曜日

082(1932) SE神谷翔のサイバー事件簿2:2020.10.09

七瀬晶著「SE神谷翔のサイバー事件簿2」

を読んだ。

インターネットのサイバー犯罪に関する

短編3つからなる。

警視庁生活安全部長の誘拐事件、

サーバーのセキュリティの穴をついた

社内のドタバタに巻き込まれる事件、

カルトに見せかけた詐欺

の3つがある。

物語としては深みがないが、

ハッカーのミステリは、あまり読んだことがないので

なかなか面白い。

2020年10月6日火曜日

081(1931) 女狐:2020.10.06

黒崎視音著「警視庁心理捜査官 公安捜査官 柳原明日香 女狐」

を読んだ。

柳原明日香の公安捜査官時代の物語である。

柳原は公安から捜査一課へ転属してきた。

しかし、そこには公安の

スケープゴートになった事件がある。

その顛末を書いた物語である。

沈着冷徹で深慮で公安全体を騙す。

女狐たる所以の反撃をする。

しかし、魅力的な人物である。

2020年10月4日日曜日

080(1930) SE神谷翔のサイバー事件簿:2020.10.04

七瀬晶著「SE神谷翔のサイバー事件簿」
を読んだ。
短編3話からなる。
新米SEの神谷翔がくる。
即戦力のはずが、実務能力がなく
仕事もあまりできない。
しかし、ネット犯罪に対しては、
ハッカーとしての腕は折り紙付き。
そんなSE神谷と先輩の理沙が
会社は身の回りで起こる事件を解決していく。

2020年10月2日金曜日

079(1929) 柳原明日香:2020.10.02

黒崎視音著「警視庁心理捜査官 捜査一課係長 柳原明日香」

を読んだ。

警視庁心理捜査官のシリーズのスピンオフである。

吉村爽子の元上司の捜査一課係長の

柳原明日香が主人公とした中編である。

警察官が殺された。

その死体は、首が切り落とされ、

その首が膝に載せられ、

警察手帳を咥えさせられていた。

猟奇的に見える事件だが、

なかなか捜査が進まない。

その結果、心理捜査官の爽子を呼び寄せる。

そのプロファイルにより新たな展開が起こる。