2016年12月31日土曜日

118(1455) 地球の歴史(中): 2016.12.31

鎌田浩毅著「地球の歴史(中)
生命の登場」
(ISBN978-4-12-102399-5 C1244)
を読んだ。
書評用に読んでいるので
メモはなし。

2016年12月27日火曜日

117(1454) 地球の歴史(上): 2016.12.27

鎌田浩毅著「地球の歴史(上)」
(ISBN978-4-12-102398-8 C1244)
を読んだ。
書評用なのでメモなし。

2016年12月22日木曜日

116(1453) ブラタモリ3: 2016.12.22

NHKブラタモリ制作班「ブラタモリ3
函館川越奈良仙台」
(ISBN978-4-04-104323-3 C0095)
を読んだ。
テレビで放映された情報量の方が多い。
そこで編集で捨てられた情報を知りたいのだが、
それが盛られていないのが残念だ。
制作する側の理解の程度がこの程度なのか、
それとも想定している読者のレベルが
この程度なのか、
もっと情報量の多い本を望むのだが。
4冊一気に購入したのだが、残念だった。
あと1冊を読むしかない。

2016年12月20日火曜日

115(1452) 脱限界集落株式会社: 2016.12.20

黒野伸一著「脱限界集落株式会社」
(ISBN978-4-09-406351-6 C0193)
を読んだ。
帰りの空港で見つけて読みだした。
以前、前作に当たる「限界集落株式会社」を読んだが、
その内容はよく覚えていなかった。
読んでいるうちに、ぼんやりと思い出した。
ひとつの答えがここにはあるが、
一つの地域ではこのような手段は可能であろう。
しかし、どの地域でもこの方法ができるとは限らない。
その地域あった方法、手段を考えるべきだ。
都市部への集中、東京への一極集中、
これは本当にいいことなのか。
そんなことを考えた。

2016年12月19日月曜日

114(1451) イントゥルーダー: 2016.12.17

高嶋哲夫著「イントゥルーダー」
(ISNB4-16-765627-2 C0193)
を読んだ。
昔分かれた女性に自分の息子が生まれていた。
その子が事故で危篤状態になった。
その子の状況を追いかけていくと、
いろいろ不思議な背景がわかってきた。
なかなか面白いものであった。
移動に時間に読んだ。

2016年12月17日土曜日

113(1450) 覚書 南方熊楠: 2016.12.17

中瀬喜陽著「覚書 南方熊楠」
(ISBN4-89694-628-6 C1095)
を読む。
熊楠を近くで見て、そして業績整理に
深くかかわった人物が書いたエッセイと、
その後、各地の調査、資料整理から見出され
新たに解読された手紙や日記類が
資料として多数付けられている。
いろいろ面白い発見があったようだ。
エッセイより資料がなかなか面白かった。

2016年12月15日木曜日

112(1449) 空の青さをみつめている: 2016.12.15

谷川俊太郎著「空の青さをみつめている
谷川俊太郎詩集 I」
(ISBN4-04-128501-1 C0192)
を読んだ。
いつも持ち歩いている
バックに入れている文庫である。
出かけているとき時間があれば
読むことになる。
昨日読み切った。
谷川氏には心に入ってくる言葉が多数ある。
そんな言葉を時々浴びたくなる。

2016年12月12日月曜日

111(1448) ブラタモリ2: 2016.12.12

NHK「ブラタモリ」制作班「ブラタモリ2
富士山東京駅上田・沼田」
(ISBN978-4-04-104322-6 C0095)
を読んだ。
テレビで見たものばかりだが、
なかなかおもしろかった。
本来の取材や収録過程では
もっと大量の地質学的な内容が
語られているはずだが、
編集で削られているだろう。
そのような部分を本として
紹介してほしかったが、全くない。
以前のNHKの取材班は、
放送後の出版物は
充実していたのでよかっだ。
今はカラーで、デザインだけで、
内容が薄いのが残念だ。

2016年12月6日火曜日

109(1446) ブラタモリ1: 2016.12.06

NHK「ブラタモリ」制作班編「ブラタモリ1
長崎金沢鎌倉」
(ISBN978-4-04-104320-2 C0094)
を読んだ。
テレビ番組の書籍版である。
地質や地形に興味を持ったタモリ氏が
各地のマニアックな場所を訪れて
専門家の話を聞いてその地の生い立ちを探る。
番組では編集をされて語られなかった部分が
いろいろ出てくるのかと思ったら
番組よりあっさりした内容であった。
興覚めした本だった。

2016年12月4日日曜日

108(1445) 南方熊楠: 2016.12.04

飯倉照平著「南方熊楠 梟のごとく黙座しおる」
(ISBN4-623-04761-XC0339)
を読んだ。
ミネルヴァ書房の評伝シリーズの一冊である。
熊楠の長年の全集などを
整理してきた著者によるものなので
その内容はしっかりしたものである。
現状の評伝としては
新しい資料が大量に出てこない限り
これがもっと史実にあっているものだろう。
「梟のごとく黙座しおる」とは
親友の孫文に会う気の起きななったときに
放った言葉だそうだ。

2016年11月26日土曜日

107(1444) クマグスのミナカテラ: 2016.11.26

内田春菊画・山村基毅原作
「クマグスのミナカテラ」
(ISBN4-10-145213-X C0179)
を読んだ。
クマグスの生涯を時代背景を
加えながら描かれた作品だ。
しかし、未発表の部分(たぶんアメリカ時代)が
加えられているが、
それでも前半生である。
重要なイギリス時代、那智時代、
田辺時代などがない。
編集者とのトラブルで
連載が中止になったようで残念だ。

2016年11月25日金曜日

106(1443) 遺言: 2016.11.25

鶴見和子著「遺言」
(ISBN978-4-89434-556-0 C0030)
を読んだ。
鶴見氏の最後の瞬間までの言葉が
介護していた親族によって記録されていた。
それがこの本で公開されている。
鶴見氏は最後まで鶴見氏であったことがわかる。
偉大な研究者であったことがわかる。
何事に妥協しない
自説を堅持する強さを
最後まで貫き通した。
素晴らしい生き方だ。
ご冥福を祈る。

2016年11月20日日曜日

104(1441) ダイイング・アイ: 2016.11.20

東野圭吾著「ダイイング・アイ」
(ISBN978-4-334-74896-8 C0193)
を読んだ。
久しぶりのミステリで東野圭吾だ。
今回は少々怪奇めいた謎解きだが、
知らないうちに読み進んでいっている。
やはり東野圭吾にはずれはない。

2016年11月12日土曜日

102(1439) 奇人怪人大図鑑: 2016.11.12

水木しげる著「奇人怪人大図鑑」
(ISBN4-480-03068-9 C0179)
を読んだ。
これも以前にも読んものだが、
再度読み返す。
熊楠を奇人として取り上げた短編が
収蔵されている。
他にも自身の自伝的な話や
自身が見聞しただろうか、
奇人や怪人の短編が紹介されている。

101(1438) 猫楠: 2016.11.12

水木しげる著「猫楠 南方熊楠の生涯」
(ISBN978-4-04-192907-0 C0179)
を読んだ。
以前にも読んだが、
再度読み返す。
熊楠の生涯を飼い猫の目からみたものだ。
吾輩は猫であるを意識しているようだ。
少々現在の説とは違っているようだ。
しかし、きっちり文献を読んでいる作品である。

2016年11月8日火曜日

100(1437) 南方熊楠、独白: 2016.11.08

中瀬喜陽編著「南方熊楠、独白
熊楠自身の語る年代記」
(4-309-24128-XC0039)
を読んだ。
熊楠の生涯を本人が書いた文章から
構成したものである。
一部母の文章や中学校の日記も
初めて掲載されている。
なかなかおもしろいものであった。

2016年11月5日土曜日

099(1436) 南方熊楠の見た夢: 2016.11.05

唐澤大輔著「南方熊楠の見た夢
パサージュに立つ者」
(ISBN978-4-585-22076-3 C0010)
を読んだ。
研究者の論文である。
詳細であるが、
話が勉強したところで小さくまとまっている気がする。
銑鉄の偉大な考えを援用するのは問題ではない。
しかし、それが自分の身や血肉に
なっていればいいのだが、
なぜが浅く感じるのだが。

2016年10月29日土曜日

098(1435) 熊楠の星の時間: 2016.10.29

中沢新一著「熊楠の星の時間」
(ISBN978-4-06-258633-7 C0310)
を読んだ。
5つの講演から起こした文章が掲載されている。
講演の文章は読みやすく、内容も豊で面白い。
もともと文章として書かれたものは理解不能である。
講演であれば、人に話しかけるときには
言い回しがシンプルで
ダイレクトに言いたいことが書かれているのだろうか
非常にわかりやすい。
隠喩などが多用されてい

2016年10月27日木曜日

097(1434) 南方マンダラ: 2016.10.27

南方熊楠著「南方マンダラ
南方熊楠コレクション1」
(ISBN4-309-47206-0 C0100)
を読んだ。
一部支離滅裂のところがあるが、
根幹部分は言葉足らずのところがあるが
重要な指摘である。
ただし、十分練れていないように思え
理解しづらいところがある。
これは自分に仏教的背景が
足りないからなのかもしれない。
なかなかおもしろかった。

2016年10月22日土曜日

096(1433) クマグスの森: 2016.10.22

松居竜五著「クマグスの森
南方熊楠の見た宇宙」
(ISBN978-4-10-602165-7 C0395)
を読んだ。
展覧会の図録として出版されたもののようだ。
写真を中心とした解説書である。
松居氏の解説なのでしっかりしている。
写真が多いので気楽の読めた。

2016年10月21日金曜日

095(1432) 素顔の南方熊楠: 2016.10.21

谷川健一・中瀬喜陽・南方文枝著
「素顔の南方熊楠」
(ISBN4-02-261038-7 C0139)
を読んだ。
娘の文枝さんのインタビューが掲載されている。
父として、家族としての素顔がわかる。
そして親族として熊楠の資料を
守り続けたのは頭が下がる。
そのおかげで熊楠の業績がしることができる。

2016年10月18日火曜日

094(1431) 南方熊楠: 2016.10.18

唐沢太輔著「南方熊楠
日本人の可能性の極限」
(ISBN978-4-12-102315-5 C1223)
を読んだ。
熊楠の伝記的な系譜を追いながら
それぞれでの場面での
思想を概観したものである。
時間軸で追い、先行研究を追い、
それぞれの場面での思想の可能性を
指摘しているが、根拠がしめされていない。
論理的展開ではない。
掘り下げがなされていない気がする。
しかし、それなりの研究論文である。
人文系論文の一般的な傾向なのだろうか。
鶴見氏の論文はなっとくできたのだが。

2016年10月15日土曜日

093(1430) 南方曼荼羅論: 2016.10.15

鶴見和子著「南方曼荼羅論」
(ISBN4-89694-620-0 C1095)
を読んだ。
ざっと目を通したが、
以前読んだものばかりだった。
しかし、鶴見氏の論理は明快だ。

2016年10月10日月曜日

091(1428) 南方熊楠 一切智の夢: 2016.10.10

松居竜五著「南方熊楠 一切智の夢」
(ISBN4-02-259530-2 C0323)
を読んだ。
生涯を扱ってはいるが、
主にロンドン時代を中心にして
熊楠の思想を読み解いている。
多数の英文論文や新資料を
しっかり読み解いている点が特徴だ。
熊楠は一切智を目指していたと解釈をした。
しっかりと論考している。
しかし、熊楠の思想全体に
及ぶものではないような気がする。
修士論文を改稿したものだそうだ。

2016年10月1日土曜日

089(1426) 捏造の科学者: 2016.10.01

須田桃子著「捏造の科学者
STAP細胞事件」
(ISBN978-4-16-390191-6 C0095)
を読んだ。
事件の書記から取材していた毎日新聞の記者の
取材をもとにしたルポルタージュ記事である。
科学者や理研、科学界の問題点を色々してきしている。
須田氏は科学者が
純粋に好奇心に基づいて
研究をしていることはよく理解している。
現状はいろいろな問題が起こる。
そのような問題点をいくつも指摘してきた。
しかし、好奇心を削ぐことなく
どう解決するかの提案が欲しかった。
また捏造事件を大きく過剰に報道することで
貴重な人材を失われた。
メディアの改善案の提示して欲しかった。

2016年9月30日金曜日

088(1425) 森のバロック: 2016.09.30

中沢新一著「森のバロック」
(ISBN4-06-159791-4 C0110)
を読んだ。
全く理解できない。
一部理解できることがあったが、
鶴見和子や橋爪博幸と大違いだ。
何が言いたいの全く理解できない。
評価の高い作品なのだが、
評価した人に、あるいは書いた本人に
論理的にすべての人が
わかりやすく説明できるのだろうか。
もしできるなら、
そんな書き方をしてほしかった。
読んで事細かに
内容をしっかりと把握しているのだろうか。
私は言葉遣い、用語、隠喩、暗喩など
高尚なる表現なのだが、
あまりに過美であるようにみえる。
素直に表現して欲しい。
熊楠がこれを読んだらどう思うだろうか。
聞いてみたい気がする。

2016年9月23日金曜日

087(1424) 南方熊楠と「事の学」: 2016.09.23

橋爪博幸著「南方熊楠と「事の学」」
(ISBN4-88629-931-8 C0095)
を読んだ。
学術論文の書き方だ。
博士論文を出版したものだ。
詳細だが、大きな展開
独自の視点が少なく感じ。
魅力があまりなかった。
しかし、重要な文献であった。

2016年9月19日月曜日

086(1423) 南方熊楠: 2016.09.19

鶴見和子著「南方熊楠
地球志向の比較学」
(ISBN4-06-158528-2 C0123)
を読んだ。
鶴見氏の著書は初めてである。
硬質の研究者の論文だが、
読んでいて楽しい。
一般向けの書籍としても
なかなか充実して読み応えがある。
南方の仕事を比較の学問と位置づけた。
また、神社合併の反対運動も
エコロジーの環境運動とした。
ローカルとグローバルの包摂をする
実践家としての面目躍如だ。
鶴見氏は他にも熊楠に関する論文を
いくつか入手したので
読んでいくつもりである。
論文にする予定も出てきたの
当面の仕事になるかもしれないが。

2016年9月9日金曜日

085(1422) 南方マンダラ: 2016.09.09

中沢新一編「南方マンダラ
南方熊楠コレクション1」
(ISBN4-309-47206-0 C0100)
を目を通した。
クマスクが示しているマンダラの世界観は
現在思想を超えていたようだ。
ただそれを土宜法竜への手紙に示した。
おもしろい。
もう少し深く考察できればと思っている。

2016年9月8日木曜日

084(1421) 思遠: 2016.09.08

津田さち子著「思遠」
(ISBN4-8060-4066-5 C0095)
を読んだ。
「思遠」を知りたくで読んだのだが、
エッセイ集であった。
ひとつのエッセイにのみに
思遠について書かれていた。
思ったデータは出てこなかった。

2016年9月7日水曜日

083(1420) 13階段: 2016.09.07

高野和明著「13階段」
(ISBN4-06-274838-X C0193)
を読んだ。
江戸川乱歩賞で高野氏のデビュー作である。
まるで大家の作品のようだ。
緻密な構成、多様な伏線、
最後のどんでん返し、
いずれもすごい作品だ。
今後読んでいきたい作家となった。

2016年9月6日火曜日

082(1419) 木の国熊野からの発信: 2016.09.06

重栖隆著「木の国熊野からの発信
「森林交付税構想」の波紋」
【ISBN4-12-101366-2 C1261)
を読んだ。
熊野のありようを考えた書である。
面白いルポルタージュである。
そして、著者はそれを実践している。
それがなかなかいい。
しかし、文章へなかなか入り込めない。
著者の文章は私にはなじめない。

2016年9月2日金曜日

081(1418) ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ: 2016.09.02

茂木誠著「ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ
日本人が知らない100の疑問」
(ISBN978-4-7973-8240-2 C0295)
を読んだ。
現在の国際情勢、地政学的問題が
実は世界史に由来していることがよくわかる。
しかし、歴史はやはり複雑だ。
でもその概要がこのような本を紐解いていくと
なんとなくわかってくる。

2016年8月29日月曜日

080(1417) 凍った地球: 2016.08.29

田近英一著「凍った地球
スノーボールアースと生命進化の物語」
(ISBN978-4-10-603625-5 C0344)
を読んだ。
昨日から今日の移動中に読んでしまった。
以前から購入していたが、
なかなか読む機会がなくて、
ついつい今日になった。
2009年の出版なので、
内容的にだいぶ古くなっている部分がある。
しかし、なかなか面白い内容であった。

2016年8月28日日曜日

079(1416) 夢を売る男: 2016.08.28

百田尚樹著「夢を売る男」
(ISBN978-4-344-42319-0 C0193)
を読んだ。
詐欺に近い自主出版会社を舞台にした小説である。
最後の数行がこの小説のキモとなっている。
いろいろな出版のはターンを示す。
小説家の生態、実態も示される。
出版会の裏側を示す面もある。
面白かった。
百田氏の小説にはハズレはない。

2016年8月26日金曜日

078(1415) 糖質制限の真実: 2016.08.26

山田悟著「糖質制限の真実
日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて」
(ISBN978-4-344-98397-7 C0295)
を読んだ。
糖質制限が糖尿病の対処、
栄養学的には効果が証明されていることが
やっとわかった。
以前読んだ本でも
糖質制限の効用が述べられていたが、
これではっきりと科学的に
証明されたことにある。

2016年8月25日木曜日

077(1417) 文体の科学: 2016.08.25

山本貴光著「文体の科学」
(ISBN978-4-10336771-0 C0095)
を読んだ。
非常に面白い。
いろいろなたぐいの文章を
気になる文献を多数示しながら
論及されている。
自分の研究分野と全く関係がないので
面白い。
山本氏の次の文献も読む予定だ。

2016年8月20日土曜日

076(1413) プラネタリウム男: 2016.08.20

大平貴之著「プラネタリウム男」
(ISBN978-4-06-288374-0 C0244)
を読んだ。
以前にも大平氏の本を読んでいた。
個人(今では会社組織になっている)で
世界最高水準のプラネタリウムを作った人である。
現在では彼のメガスターは
世界各地の施設に納入されている。
以前、彼を見出し、科学技術館に導入してくれた
恩人でもある毛利衛氏からいわれた、
星の数だけを追うな、新たな天地を目指せ
という課題に数年がかりで答えた。
また、現在は、かつて在籍していた
ソニーの技術陣との共同で
ギガスターを目指している。
2桁を超える数(10億個以上の星)を
映せる装置の開発を達成し
光源や施設を考えている。
現実の技術で可能であるようだ。
これは数を追うことではなく、
スケールを変えることによって
世界観を変えられる可能性があることを示した。
実現することが願っている。

2016年8月18日木曜日

075(1412) 地球外生命体: 2016.08.18

縣秀彦著「地球外生命体
宇宙と生命誕生の謎に迫る」
(ISBN978-4-344-97954-3 C01295)
を読んだ。
アストロバイオロジーをすすめている
天文学者としての話である。
知っている話が多いので
余り参考にならなかった。
まあ、入門書としてはいいのかもしれない。

2016年8月15日月曜日

074(1411) ニュートリノ: 2016.08.15

多田将著「ニュートリノ」
(ISBN978-4-7816-8016-3 C0242)
を読んだ。
初めて読んだわかりやすい内容であった。
ニュートリノ振動、
CP対称性の破れに関する
小林・益田理論の重要性の話しなど
本体は難しい内容なのであるが、
わかりやすく説明されている。
他の本も読みたくなる。

2016年8月13日土曜日

073(1410) ケンブリッジの卵: 2016.08.13

下村裕著「ケンブリッジの卵
回る卵はなぜ立ち上がりジャンプするのか」
(ISBN978-4-7664-1334-2 C0040)
を読んだ。
非常に面白く読んだ。
海外への2年間のサバティカルで
ケンブリッジ大学にいったことが発端となる。
1年間なかなか興味を持てるテーマがみつからず、
たまたま聞いた講演で
卵が立ち上がる理屈が説明された。
しかし、なかなかそれが一筋縄で行かない
ことがわかってきた。
その講演をした大家との共同研究がはじまる。
6年の歳月をかけてその謎を解明していく。
苦労と根気のいるが仕事が進められる。
そんな研究者の苦労が
やがて論文として報われる。
なかなかいい話であった。

2016年8月11日木曜日

072(1409) 富士山大噴火と阿蘇山大噴火: 2016.08.11

巽好幸著「富士山大噴火と阿蘇山大噴火」
(ISBN978-4-344-98420-2 C0295)
を読んだ。
巽氏の本はどれも面白い。
これももちろん面白い。
最先端の内容を
わかりやすく伝えている。
そこには真新しいアイディアがある。
巽氏は新しい組織に移られたと思ったら
そこで新たなプロジェクトを打ち上げられる。
そのプロジェクトは、科学として重要な意義をもち
そして面白い。
そんな生き方、考え方は素晴らしいものが。
これからも目が離せない。

2016年8月9日火曜日

071(1408) ファイマンさん、力学を語る: 2016.08.09

グッドスティーン著「ファイマンさん、力学を語る」
(ISBN4-00-005939-4 C0042)
を読んだ。
ニュートンの力学の3法則を
ニュートンと同じような幾何学的手法で
証明していくものを授業にしたものである。
この講義がしばらく資料庫に埋もれていた。
それを復元した本である。
ニュートンの時代には、円錐曲線に関する
幾何学て手法が主流で重要なものとして
多用されていたが、
現在は、解析的手法を用いて証明している。
これは確実でだれでも使えるがイメージなどできない。
一方、幾何学的手法は
補助線を見けらつけられないと
答えが得られない。
しかし、補助線を得られれば、
だれでもその証明はわかりやすく納得できる。
ファイマンは途中からニュートンの証明から
離れて独自の方法で証明を展開していく。
ただし、先人の方法を利用してる。
その幾何学的証明の手腕は、やはりすごい。
数学を得意とするファイマンならではの手腕である。

2016年8月5日金曜日

070(1407) TOKYO BLACKOUT: 2016.08.05

福田和代著「TOKYO BLACKOUT」
(ISBN978-4-488-41711-6 C0193)
を読んだ。
読み終わるのに時間がかかった。
それは、群像劇になっているため、
展開が複雑でなかなか話しを追うのが疲れた。
それと必然性があるのだが、
その展開がなかなか納得できるものに
なっていないので少々疲れた。

2016年7月30日土曜日

069(1406) 真夏の島に咲く花は: 2016.07.30

垣根涼介著「真夏の島に咲く花は」
(ISBN978-4-276570-1 C0193)
を読んだ。
不思議な作品だ。
フィジーで起きたクーデターの時
フィジー人、インド系、中国系の住民、
日本人の住民、ワーキンホリディーの日本人。
人種を超えた付き合いがあったのが、
首都で起きたクーデターの影響を受けて
大きく変わっていく。
そんな変化が淡々として日常から語られる。
少々変化に乏しいが、文芸作品である。

2016年7月26日火曜日

068(1405) 生物はなぜ誕生したのか: 2016.07.26

P.ウォード、J.カーシュヴィク著「生物はなぜ誕生したのか」
(ISBN978-4-309-25340-4 C0044)
を読んだ。
大部なので読み終わるのに2週間かかった。
非常の後半は生物史である。
そこに二人の著者の
いくつかの仮説が入れ込まれている。
また生物の進化において
地球表層の酸素濃度が
重要な役割を果たしているというものである。
いろいろ面白い視点がある。
もう一度、後日目を通したい。

2016年7月13日水曜日

067(1404) 地球の履歴書: 2016.07.13

大河内直彦著「地球の履歴書」
(ISBN978-4-10-603776-4 C0344)
を読んだ。
気軽に、読みやるい本だ。
大河内氏は、文章がうまいので、
読者を引きこんでいく書き方ができる人だ。
ただし、この本は、関連がない8つの章からなる。
単発ものが連なっている。
雑誌に連載されたものをまとめたものだ。
そのため単発の内容になっているのだ。

2016年7月11日月曜日

066(1403) 未来の2つの顔: 2016.07.11

ジェイムズ・P・ホーガン著「未来の2つの顔」
(ISBN4-488-663052-2 C0197)
を読んだ。
久しぶりのホーガンの作品だ。
日本語訳が1984年発行で
原作は1979年に発表されている。
いまから40年ほど前に書かれた作品だ。
人工知能に関する作品である。
舞台は、2028年である。
現在AIはチェスや将棋、碁で
人間のプロを負かせるようになってきた。
デープラーニングという手法で
猛烈な勢いで自身で学んでいく。
その状況をホーガンは40年も前に見通し
小説にしてているのである。
AIが人類を凌駕していく。
最初は敵対的に、そして最後は友好的になり、
人間の倫理観をも越えていく。
全く内容は古くなく、面白い。
ホーガンの未読作品はあと10作品。
絶版も多いので、すべての文庫は入手している。
時々読み進めていこう。

2016年7月3日日曜日

065(1402) 水鏡推理: 2016.07.03

松岡圭祐著「水鏡推理」
(ISBN978-4-06-293234-9C0193)
を読んだ。
文部科学省の研究費不正使用を調査するチームの
一般職の主人公が不正の事件を暴いていく。
ただし、総合職との職権の違いを
見せつけられながらも
彼女の功績に周りが感化されていく。
松岡の他の作品同様気軽に読めるのはいい。
ただ、深みに欠け、重層感、重厚感が
足りなく感じる点が少々満足感が足りない。

2016年6月30日木曜日

064(1401) 最愛: 2016.06.30

真保裕一著「最愛」
(ISBN978-4-16-713115-9 C0193)
を読んだ。
恋愛物の書名だが、中身は全く違う。
ストーリーも非常の重層的で
面白い ミステリーであった。
18年合っていない姉が
事件の被害者として危篤状態でいる
という知らせがある。
姉の事件の背景を探るうちに、
18年間の姉の人生が浮き彫りにされていく。
そしてその結末をどうとらえるべきか。
問題を提示している。

2016年6月28日火曜日

063(1400) 午前三時のルースター: 2016.06.28

垣根涼介著「午前三時のルースター」
(ISBN4-16-765668-X C0193)
を読んだ。
垣根氏のデビュー作である。
サントリーミステリ大賞を受賞した作品である。
サスペンスとミステリの合わさったものである。
大賞をとるだけの作品だし、
それなりの作家としての個性もある。
ヒートアイラント作中作の意味がやっとわかった。
これも充分面白い作品であった。
ルースターとはおんどりのことだた、
作中では一番鳥にルビとしてふられている。
意味深なタイトルでもある。

2016年6月23日木曜日

061(1398) 永遠のディーパ: 2016.06.23

垣根涼介著「永遠のディーパ
君たち明日はない4」
(ISBN978-4-10-132976-5 C0193)
を読んだ。
シリーズの4冊目である。
リストラのカラミはあるが、
その立場の人が
人生の帰路に立った時を語る
話が多くなっている。
それはそれで面白い。

2016年6月20日月曜日

060(1397) 張り込み姫: 2016.06.20

垣根涼介著「張り込み姫
君たちに明日はない3」
(ISBN978-4-10-132975-8 C0193)
を読んだ。
シリーズを続けてい読んでいる。
短編集なので読みやすい。
人情話になっているが、
それなりに感動的な物語でもある。
続けて次のシリーズを読みだした。

2016年6月19日日曜日

059(1396) ボーダー: 2016.06.19

垣根涼介著「ボーダー
ヒートアイランドIV」
(ISBN978-4-16-768604-8 C0193)
を読んだ。
ヒートアイランドの最終巻である。
いままのでストーリーのまとめである。
少々あれこれを取りまとめた感じがするが、
それなりに面白い展開であった。
また、小説内の別物語があったが、
それが非常に波乱万丈でも面白そうであった。
実は垣根氏の他の作品からもったきたものであった。
それ作品も面白そうだ。
次に読んでみたいものとなった。
今のところ、
垣根氏の作品に外ればない。

2016年6月15日水曜日

058(1395) 借金取りの王子: 2016.06.15

垣根涼介著「借金取りの王子
君たちに明日はない2」
(ISBN978-4-10-132972-7 C0193)
を読んだ。
シリーズの2冊目である。
短編集で、二人の常連と
客演のような主人公の話題で進む。
人情話の面、
現在の社会と人の生き方の問題が
浮き彫りにされ
いろいろな選択の可能性を考えさせらる。
まだシリーズは続く。
これからも楽しみだ。

2016年6月12日日曜日

057(1394) ぼくは上陸している 下: 2016.06.12

スチーヴィン・ジェイ・グールド著「ぼくは上陸している 下
進化をめぐるたびの始まりの終わり 」
(ISBN978-4-15-209232-8 C0045)
を読んだ。
いよいよグールのエッセイの最後を読んだ。
ナチュラルヒストリー詩のエッセイは
20年間毎月休みなく連載されエッセイは
2001年1月号300回で終わりとなった。
本書で10冊目であった。
エッセイ 以外の作品もあったが
一番最後の4篇は、
2001年9月11日に関するエッセイであった。
本書の最初のエッセイ(上巻)は、
1901年9月11日の話からはじまる。
祖父が移民として14歳で上陸して
英語を学ぶために購入した本に
英語でメモを残した日であった。
それは若い祖父にとってはあじまりの終わりであったのだ
それがこのエッセイ集のタイトルともなっている。
そんな100年目の日、
グールドは婦人とともに機中の人であった。
大きな衝撃を受けたグールドは自宅に戻ったら
すぐに救援物質を集めて駆けつける。
そんなことが最後のエッセイに書かれている。
この半年後2002年5月22日になくなっている。
未だにかれの作品は高みに燦然と存在する。

056(1393) 神様のかくれんぼ: 2016.06.12

「与勇輝人形絵本 神様のかくれんぼ」
(ISBN4-04-853290-1 C0072)
を読んだ。
与氏の人形をそれにふさわしい場所で撮影し
そこでの物語が語られていく。
演出もそれなりにいいものだが、
人形そのものが多くの物語を語っている。

2016年6月6日月曜日

055(1392) 東京タクシードライバー: 2016.06.06

山田精機著「東京タクシードライバー」
(ISBN978-4-02-331260-9 C0095)
を読んだ。
タクシードライバーのインタビューによる
ルポ記事である。
タクシードライバーには
いろいろな経歴を持った人がいるようだ。
そんな数奇な人の人生を
インタビューで構成したものだ。
作者自身の人生も波乱に富んでいるようだ。

2016年6月3日金曜日

054(1391) 君たちに明日はない: 2016.06.03

垣根涼介著「君たちに明日はない」
(ISBN974-4-10-132971-0 C0193)
を読んだ。
連絡短編集である。
同じ主人公と恋人で話が進む。
リストラをアウトソーシングを
請け負う会社の社員として、
いろいろな人間ドラマを、
主人公と当事者の視点で語られる。
なかなか面白かった。
山本周五郎賞受賞作品である。

2016年6月1日水曜日

053(1390) 辺境生物はすごい!: 2016.06.01

長沼毅著「辺境生物はすごい!」
(ISBN978-4-344-98386-1 C0295)
を読んだ。
自分の研究の話が少々と
人生訓が半分。
有名研究者には
このような本が時々あるが
現役研究者なら
本業での科学啓蒙をもっとやってほしい。
研究テーマが面白い長沼氏なども
そんなひとりなのだが。

2016年5月30日月曜日

052(1389) 大幽霊烏賊: 2016.05.30

首藤瓜於著「大幽霊烏賊
名探偵面鏡真澄」
(ISBN978-4-06-271578-6 C0093)
を読んだ。
大部の小説である。
登場人物の名前が珍しい物が多い。
時代は昭和初期の精神病院。
長い小説だが、
最後まで読めた。
しかしいろいろなストーリが関連がもっていない。
連作作品なので
そのへんの連携が難しかったのだろうか。
少々残念んだった。

2016年5月20日金曜日

050(1387) 人間通: 2016.05.20

谷沢栄一著「人間通」
(ISBN4-10-127731-1 C0195)
を途中まで読んだ。
短いエッセイの集合である。
かつての頑固親父のような物言いが多く、
納得できること、できないこと。
納得出来ないことは現代の風潮に泡なためだあろう。
半分ほど読んで断念。

049(1386) 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか: 2016.05.20

島田裕巳著「浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか
仏教宗派の謎 」
(ISBN978-4-344-98250-5 C0295)
を途中まで読んだ。
途中まで読みだしたが、
仏教の全貌をしたいわけなく、
我が家の宗教の源流さえ
分かればいいというので読んだ。
わかったので途中で中止した。

048(1385) 戒名は、自分で決める: 2016.05.20

島田裕巳著「戒名は、自分で決める」
(ISBN978-4-344-98163-8 C0295)
を読んだ。
戒名は寺や墓の必要性を認めない
私には必要ないことがわかった。
簡単に戒名など付けられることもわかり、
その方法も示されていた。
僧侶は高額のマニアルや
パソコンのソフトでつけているようだ。
ならば、自分で気に入ったものを
つけるもいいだろう。
ついでに雅号にしてしまえばいいのだ。
そんなことがわかった。

2016年5月18日水曜日

047(1384) 62のソネット+36: 2016.05.18

谷川俊太郎「62のソネット+36」
(ISBN978-4-08-74459-7 C0192)
を読んだ。
谷川氏22歳の時に書いた詩集である。
4行4行3行3行で構成されている詩である。
英訳も収録されている。
いい詩もあるがm
最初の詩集の「二十億光年の孤独」に比べると
見劣りがするのはどうしてだろうか。
しかし、22歳の若さも溢れている。

2016年5月17日火曜日

046(1383) 宗教はなぜ必要なのか: 2016.05.17

島田裕巳著「宗教はなぜ必要なのか」
(ISBN978-4-7976-7242-8 C0014)
を読んだ。
日本は無宗教といわれるが
そこには道徳心がある。
いや他国の人より道徳心があるかもしれない。
それは背景に自然崇拝、神道、儒教、仏教
などが背景にあるという。
確かにそうかもしれない。
今まであまり考えたことがない
視点を考えることができた。

2016年5月14日土曜日

045(1382) 0葬: 2016.05.14

島田裕巳著「0葬 あっさり死ぬ」
(ISBN978-4-08-781532-0 C0095)
を読んだ。
私がやりたいのは
直葬で0(ぜろ)葬である。
そして必要なら自然葬であろう。
墓も仏壇もいらない。
ただし我が家には使っていない
仏壇が作りつけである。
自分で戒名をつくり位牌を
つくることもできかもしれない。
終活として近うちに調べておこう。
そんなことを考えさせられた。

2016年5月12日木曜日

043(1380) 多読術: 2016.05.12

松岡正剛著「多読術」
(ISBN978-4-480-68807-1 C0200)
を読んだ。
松岡氏の読書と編集の重要性を
聞き書きによってまとめたものだ。
古今東西の多様な本を読んでいる
読書人である松岡氏の
博覧強記とそこから生まれる
新し知の体系の提案をしている。
しかし、私にはできない読書法であるが。

2016年5月9日月曜日

043(1379) 谷川俊太郎詩選集3: 2016.05.09

谷川俊太郎著「谷川俊太郎詩選集3」
(ISBN4-08-747854-8 C0192)
を読んだ。
2004年までの作品を
田原氏が選定したものである。
ひとりの眼を通じで選んだものは
それなりの個性が生まれる。
もちろん本人もこの選を容認している。
谷川は多作なので読みき売るのは難しい。
折々に読んでいこう。

2016年5月7日土曜日

042(1378) 谷川俊太郎詩選集2: 2016.05.07

谷川俊太郎著「谷川俊太郎詩選集2」
(ISBN4-08-747846-7 C0192)
を読んだ。
谷川俊太郎は多様だ。
いろいろな形式の詩。
いろいろな視点の詩。
いろいろな人が読める詩。
そんな多様性が谷川氏の良さだろうか。

2016年5月6日金曜日

041(1377) 与勇輝 人形藝術の世界: 2016.05.06

本庄俊男監修「別冊太陽 与勇輝 人形藝術の世界」
(978-4-532-94531-8 C9472)
を見る。
与勇輝の作品に魅了される。
その表情が生きている。
そしてその眼差しが語る。

2016年5月4日水曜日

041(1377) 国連のなぞQ&A: 2016.05.04

中見利男著「国連のなぞQ&A」
(ISBN4-14-088030-9 C0231)
を読んだ。
国連の実態を知るのにちょうどいい。
国連もキレイ事でなく
どろどろしたものが
渦巻いていることもよくわかった。
しかし、国連は必要なのである。

2016年5月3日火曜日

040(1376) 骨・岩・星: 2016.05.03

クリス・ターニー著「骨・岩・星
科学が解き明かす歴史のミステリー」
(ISBN978-4-535-78727-8 C3041)
を読んだ。
地質学者で年代測定を専門とする研究者だが、
科学教育にも興味をもっているそうだ。
そして年代に関する
多様な話題を語ったものである。
なかなか面白いが、
あまりにも多様で興味が続かないところがある。
専門的な用語に関する不思議な訳があり、
少々戸惑ったところがある。

2016年5月2日月曜日

039(1375) ゴールデンカムイ: 2016.05.02

野田サトル著「ゴールデンカムイ」
(ISBN978-4-08-890082-7 C9979
ISBN978-4-08-890105-3 C9979
ISBN978-4-08-890192-3 C9979
ISBN978-4-08-890240-1 C9979
ISBN978-4-08-890325-5 C9979
ISBN978-4-08-890372-9 C9979
ISBN978-4-08-890451-1 C9979)
を読んだ。
現在第7巻まで出ているものである。
明治後期の北海道で砂金をめぐって
日清戦争の元軍人の主人公がアイヌの少女が
囚人とや第7師団などと入り乱れて争う。
なかなか面白いストーリーである。
またアイヌの風俗、生活なども
詳しく描写されているところも面白い。
ゴールデンウィークのイッキ読みだ。

2016年4月30日土曜日

038(1374) キートン動物記: 2016.04.30

浦沢直樹著「キートン動物記」
(ISBN4-09-179201-4 C0079)
を読んだ。
不思議な本である。
マスターキートンの登場人物が
繰り広げる動物に関する
ショート漫画である。
それに加えて、2ページにわたって
その動物に関する対話が入っている。
なかなか含蓄のある内容である。

2016年4月26日火曜日

037(1373) 谷川俊太郎詩選集1: 2016.04.26

谷川俊太郎著「谷川俊太郎詩選集1」
(ISBN978-4-08-747831-0 C0192)
を読んだ。
谷川俊太郎はいい。
出会うのが遅かった気がする。
いや出会っていたのだが、
読む気持ちになっていなかっただけだ。
遅くはない読んでいこう。

2016年4月24日日曜日

036(1372) 谷川俊太郎詩集: 2016.04.24

谷川俊太郎「谷川俊太郎詩集」
(ISBN4-89456-416-5 C0195)
を読んだ。
1990年代までの詩を選んだものだ。
最後にねじめ正一の解説と
中島みゆきのエッセイがついている。
中島みゆきと谷川の関係が書かれている。
卒論のテーマが大好きな谷川俊太郎であったそうだ。
初耳にだった。

2016年4月23日土曜日

035(1371) ノイマン・ゲーデル・チューリング: 2016.04.23

高橋昌一郎著「ノイマン・ゲーデル・チューリング」
(ISBN978-4-480-01603-4 C0341)
を読んだ。
三人の天才科学者の重要論文を
高橋氏が訳して 解説し、
その生涯を紹介している。
時代を画する3名の思想の概要が
理解できる重要な文献であった。

2016年4月17日日曜日

033(1369) 生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか: 2016.04.17

山岸明彦著「生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか」
(ISBN948-4-7976-7299-2 C0040)
を読んだ。
宇宙生物学(アストロバイオロジ)の
入門書である。
朝日カルチャーセンターでおこなった
講演をまとめたものをだそうだ。
あまりに入門的過ぎるが。

2016年4月15日金曜日

032(1368) ダーウィンの夢: 2016.04.15

渡辺政隆著「ダーウィンの夢」
(ISBN978-4-334-0355-6 C0245)
を読んだ。
生物進化を巡るエッセイである。
著者はグールドなどの
翻訳者としてよく知られている。
ダーウィンの進化論も現代語訳している。
そんな著者のエッセイは
なかなか面白かった。

2016年4月13日水曜日

031(1367) 盗まれたフェルメール: 2016.04.13

朽木ゆり子著「盗まれたフェルメール」
(ISBN978-4-10-600385-5 C0371)
を読んだ。
美術品の盗難事件を扱ったもので、
ガードナー美術館のフェルメールの
盗難事件を中心にしている。
しかし場面、時代が
いろいろ入れ替わっているので
少々わかりにくいところがあった。

2016年4月7日木曜日

030(1366) 時を刻む湖: 2016.04.07

中川毅著「時を刻む湖
7万枚の地層に挑む」
(ISBN978-4-00-029642-7 C0344)
を読んだ。
研究者グループによる
炭素同位体による地質年代の
基準作りの苦闘を描いたもの。
その中心的な研究者が描いているので面白い。
しかしもう少し科学的内容にも
踏み込んで欲しかった。

2016年4月6日水曜日

029(1365) 地球と生命の46億年史: 2016.04.06

丸山茂徳著「地球と生命の46億年史」
(ISBN978-4-14-910942-8 C9445)
を読んだ。
NHKのカルチャースクールで
おこなわれた講演をラジオで放送したものの
テキストである。
放送大学ものと同時期に書かれているので
内容はかなりの部分重複している。
しかし一部には新しい考えも含まれていた。
これからラジオを聞いていくことにしよう。

2016年4月2日土曜日

028(1364) 地球史を読み解く: 2016.04.02

丸山茂徳著「地球史を読み解く」
(ISBN978-4-595-14075-4 C1344)
を読んだ。
丸山氏の最新の著書である。
いろいろな観点で壮大なモデル、
仮説が提示されている。
いつものようになかなか刺激的だ。

2016年3月27日日曜日

027(1363) バベル九朔: 2016.03.27

万城目学著「バベル九朔」
(ISBN978-4-04-103464-4 C0093)
を読んだ。
万城目学の最新作で月刊誌で連載された作品のようだ。
少々空想部分が複雑で
わかりにくい世界になっている。
まあ、でも この不思議な世界観が
万城目氏の作品でもある。

2016年3月23日水曜日

026(1362) 刑事の墓場: 2016.03.23

首藤瓜於著「刑事の墓場」
(ISBN978-4-06-276325-7 C0193)
を読んだ。
首藤は「脳男」以降読み続けている。
ペースの遅い作家なの
一気に読み終わると
新作が2、3年ほどでてこないことになる。
読み残している作品は
あと一作となった。
面白いことに首藤の作品の舞台は
名古屋の次に大きい愛宕(おたぎ)市という
架空の町で常におこる。
そして登場人物の氏名が少々変わっている。
何かの含みがあるのかもしれないが
私には読み取れない。

2016年3月20日日曜日

025(1361) 黒猫の接吻あるいは最終講義: 2016.03.20

森晶麿著「黒猫の接吻あるいは最終講義」
(ISBN978-4-15-031160-5 C0193)
を読んだ。
黒猫シリーズの長編である。
バレイの「ベゼル」が素材である。
もちろんポーの作品も関わってくる。
美学の深い論説とミステリーが絡みなっている。
なかなか深みがあるが、
ベゼルを知らないので
少々腑に落ちないところが多い。

2016年3月17日木曜日

024(1360) 狼の時間: 2016.03.17

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている
狼の時間」
(ISBN978-4-04-103004-2 C0193)
を読んだ。
前作を読んで他の本を読み出したら
次のものがなかなか頭に入らない。
しかたがないので続編の本書を読む。
最初の中編は、
前作からの続きのはなしである。
あとは短編が1つはいっていた。
軽く読める小説であった。

2016年3月15日火曜日

023(1359) はじまりの音: 2016.03.15

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている
はじまりの音」
(ISBN978-4-04-103001-1 C0193)
を読んだ。
今回はクラスや近所の小さな物語と
美瑛を舞台にした物語
などを集めた短編集となっていた。
軽い読み物なのだが
今回は死体が二体出てくる物語もあった。
気軽に読めるところ
旭川が住居で
北海道が舞台なのもいい。

2016年3月14日月曜日

022(1358) 新ブラックジャックによろしく: 2016.03.14

佐藤秀峰著「新ブラックジャックによろしく」全9巻
を読んだ。
だいぶ前に「ブラックジャックによろしく」 をデジタル版を読んで、
続編を読みたいと思っていて、
一括購入はしていたのだが、
やっと先週から週末に書けて読みきった。
なかなか興味深かった。
臓器移植を考えさせる内容だ。
佐藤氏の作品は、心の状態
景観、情景、人物描写で書くことが上手い。
いい作品であった。

2016年3月10日木曜日

021(1357) 忘れられた日本人: 2016.03.10

宮本常一著「忘れられた日本人」
(ISBN4-00-331641-X C0139)
を読んだ。
民俗学者で地域を歩くこと、
そして地域の古老からの聞き取りをし、
それを丹念に記録していく。
そんな辺境の地の人々に、
日本の源流の名残が語られる。
そんな語りは面白い。
それを調べている宮本氏も面白い。

2016年3月6日日曜日

020(1356) 黒猫の刹那あるいは卒論指導: 2016.03.06

森晶麿著「黒猫の刹那あるいは卒論指導」
(ISBN978-4-15-031135-3 C0193)
を読んだ。
美学とミステリーの合体である。
シリーズの2作目である。
文庫の描きおろしのようで、
前作の3年前の卒論を書いている時期の話である。
4年生の1年間の出来事がかたられる。
今回は出来事、エビソードはあるが、
殺人や大事件はない。
日常のなかのミステリーである。
やはり面白かった。

2016年3月3日木曜日

019(1355) 北の無人駅から: 2016.03.03

渡辺一史著「北の無人駅から」
(ISBN978-4-89453-6210-0 C0036)
を読んだ。
北海道の無人駅から生まれる
いろいろな物語が紡がれる。
そこには北海道の歴史、課題、
日本の歴史と課題
など輻輳的に語られる。
そして地域に生きている人の
ライフヒストリーも記録される。
長期に地域に通い、
人や地域に入り込んだ
良質のルポルタージュであった。

2016年2月27日土曜日

018(1354) MasterキートンReマスター: 2016.02.27

浦沢直樹著「MasterキートンReマスター」
(ISBN978-4-09-186726-1 C9979)
を読んだ。
マスターキートンは面白い。
学術的背景がしっかりあり、
なおかつ新説を唱えるようなこと、
その上にミステリーが加えられている。
良質の作品である。
多大な労力を要して作られている作品を
1時間足らずに読みきってしまうのは、
少々失礼な気がするが、
それは作家には織り込み済みであろうが。

2016年2月22日月曜日

017(1353) 論語: 2016.02.22

加地伸行著「論語」
(ISBN978-4-04-367501-2 C0198)
を読んだ。
主には、前半の漢文の読み方と
孔子の生涯についての部分を読んだ。
本文については、流し読み。
なにより、論語の解釈については
いろいろな考え方があることがわかった。
そして自分の解釈をしてもいいのだと思えた。
文章から何を学ぶかは自分の側の問題だ。
それで人を納得させるには論理が必要だが、
自分で考える分には問題がないのだ。

2016年2月20日土曜日

016(1352) 6度目の大絶滅: 2016.02.20

エリザベス・コルバート著「6度目の大絶滅」
(ISBN978-4-14-081670-7 C0040)
を読んだ。
人類が出てきて、
生物の大量絶滅がはじまっているという。
これは、単に科学技術の発展のためだけでなく、
人類の出現以来、続いているという。
それを6度目の大絶滅と呼んでいるのだ。
世界中の現場や研究者のフィールドの同行しているので
なかなか充実したノンフィクションになっている。
地質学の表現や一部誤解のような部分が気になったが、
なかなかいいものであった。

【メモ】
背景絶滅:「絶滅はごまれにしか起きず、種分化よりまれなほどで、背景絶滅率として知られる確率で表される」
哺乳類:0.25 1種/700年
両生類:背景絶滅率の4500倍、

天変地異論者(カタストロフィスト):1832年、ウィリアム・ヒューウェルが提案。当時これに半数斉一論者はチャールズ・ライエルのみ

アリー効果:個体群密度の低下によって、生き残った個体も生存も難しくなった可能性のこと

ストレンジラブ・オーシャン:衝突後の荒涼とした海のこと。K-Pg境界で、「海洋生態系は崩壊したも同然で、少なくとも50万年はこの状態にとどまり、ことによる数百万年にわたってこの状態にととまっていたかもしれない」

地質年代の覚え方:Camels Often Sit Down Carefully, Perhaps Their Joins Creak. ただし中生代まで。

ダーウィンのパラドクス:熱帯の海は大半の生物にとって必須である窒素やリンなどの栄養に乏しく(これには「水中うの熱構造」と呼ばれるものがかかわっており、熱帯の海が透明で美しいのはこのためだ)。したがって、熱帯域の海は不毛、つまり水中版の砂漠であっても不思議でない。サンゴ礁はただ海中の熱帯雨林というだけでなく、海中のサハラ砂漠にある熱帯雨林なのだ。この謎にはじめて首をかしげたのはダーウィンであり、それ以降「ダーウィンのパラドクス」として知られるようになった。ダーウィンのパラドクスはいまだにとけたとは言えないものの、謎をとくカギはリサイクルあるようだ。」

多様性の緯度勾配(LDG):「一般に、生命の種類は両極で一番貧弱で、低緯度でもっとも豊かになる。」1804年、アレクサンダー・フォン・フンボルトが述べた。理由は未だに解明されていない。

リラクゼーション:陸橋島は、島内の動植物の多様性が、かつてその一部だった大陸より一貫してい少ないこと

過剰殺戮(overkill):人類はほぼその誕生時から過剰殺戮をしてきた

2016年2月12日金曜日

015(1351) アイヌの本: 2016.02.12

石井慎二編「別冊宝島EX アイヌの本」
を見た。
最近アイヌの文化について
少々必要があって、調べている。
その一貫として目を通した資料である。

2016年2月8日月曜日

014(1350) 花酔いロジック: 2016.02.08

森晶麿著「花酔いロジック」
(ISBN978-4-04-103009-7 C0193)
を読んだ。
森氏の次のシリーズだ。
設定が酒を飲むものなので、
少々私には合わない。
ただ、短編連作はなかなか
おもしろい作品である。
ただし、登場人物と季節の移ろいだけで
連作間の関連はなので少々残念だ。
黒猫のシリーズの方が私にはあっているようだ。

2016年2月5日金曜日

013(1349) 巨大ウイルスと第4のドメイン: 2016.02.05

武村政春著「巨大ウイルスと第4のドメイン」
(ISBN978-4-06-257902-5 C0245)
を読んだ。
ウイルスに関する今までの
疑問を解決してくれた内容だ。
生命の誕生として
ウイルスが役割を果たしたという
位置づけには共感する。

2016年2月2日火曜日

012(1348) 統計学の王国を歩いてみよう: 2016.02.02

三中信宏著「みなか先生といっしょに
統計学の王国を歩いてみよう」
(ISBN978-4-7581-2058-6 C3045)
を読んだ。
久しぶりの統計学の本を読んだ。
入門書がだ、統計学の本来の目的
本質をしつこくしめるものである。
なんとなく本質を感じられる書であった。
三中氏の個性に依る部分も大きいのだろうが。

011(1347) ヒラノ教授の論文必勝法: 2016.02.02

今野浩著「ヒラノ教授の論文必勝法」
(ISBN978-4-12-150480-8 C1237)
を読んだ。
何度か読んだ内容だが、
軽く読めてためになる。
モーレツ教授の論文の書き方と
少し大学のあり方について書かれている。
いつものように面白かった。

2016年1月31日日曜日

010(1346) 黒猫の遊歩あるいは美学講義: 2016.01.31

森晶麿著「黒猫の遊歩あるいは美学講義」
(ISBN978-4-15-031128-5C0193)
を読んだ。
推理短編集である。
美学や芸術に関する議論を
いろいろ進めているが深くて面白い。
語り部は「付き人」で同級生の大学院生がワトソン役。
彼女の研究テーマはエドガー・アラン・ポーである。
少々複雑な設定であるが、すんなりと読める。
ポーの作品の多様な解釈をとおして
謎が解き明かされる。
その解釈がなかなか面白い。
このシリーズや作家をこれから少し読んでいきたい。

2016年1月26日火曜日

009(1345) 和食はなぜ美味しい: 2016.01.26

巽好幸著「和食はなぜ美味しい
日本列島の贈りもの」
(ISBN978-4-00-006226-8 C0044)
を読んだ。
巽氏は食通で酒もよく飲まれる。
私は、酒も食もただそれなりのものがあれば、
質もよくわからないし、興味もない。
巽氏の本は、酒や食の深さを感じさせられる。
私にとっては、日本列島の話が面白かった。
巽氏の科学の本はわかりやすい。
日本列島の仕組み、生い立ちについて
一般向けに書かれたものとして
この本はわかりやすい。
なかなかいい本であった。

2016年1月24日日曜日

008(1344) アイヌの人たちとともに: 2016.01.24

公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構
「アイヌの人たちとともに
-その歴史と文化-」
を読んだ。
アイヌの概略を紹介する冊子である。
アイヌのことを知りたくて読む。
アイヌの側から書かれたもので
概要を知るのにはいい本であった。
つい最近までアイヌをめぐる政治が
動いていたことがわかった。

2016年1月23日土曜日

007(1343) アイヌ文様: 2016.01.23

杉山寿栄男編「アイヌ文様」
(ISBN4-4-8328-9107-3 C0039)
を見た。
息子の関連でアイヌについて少し調べた。
するとアイヌ文様がなかなか面白い。
音楽は聞いたことがないので
興味を持てるかどうかは不明だ。
チャンスがあれば聞いてみたい。
模様を切り紙することもできるようだ。

006(1342) 世紀の贋作画商: 2016.01.23

七尾和章著「世紀の贋作画商」
(ISBN978-4-7942-2031-8 C0195)
を読んだ。
ルポルタージュとしては面白い素材、
執念深い取材で、本人や関係者の取材をしている。
また英語が話せるので直接対話ができるので
心情が伝わりやすい。
非常に面白い素材であった。
しかし、なかなか内容にのめり込めない。
多分文章が私には馴染めなかったのだろう。
日本の中心とした贋作事件の概要がなんとなく理解できた。

2016年1月15日金曜日

005(1341) 死にとうない: 2016.01.15

堀和久著「死にとうない
仙厓和尚伝」
(ISBN4-404-01759-6 C0093)
を読んだ。
最近私が気になっている
仙厓和尚の伝記小説である。
和尚の生涯を書いているが、
悟りを開くところがよくわからない。
状況は説明しているのだが、
なぜ、どのような悟りなのかわからない。
悟りを開いてから
仙厓の言動が変わったようだ。
その内容をいろいろ説明して欲しかった。

2016年1月12日火曜日

004(1340) 定年と読書: 2016.01.12

鷲田小彌太著「定年と読書」
(ISBN978-4-286-10273-3 C0195)
を読んだ。
著者が過ごした私立大学は
繁栄していた時代に
団塊の世代として過ごした著者が
述べる定年後の話として読めた。
今の時代、このような過ごし方は
できないのではないだろうが。
理想としたいが、難しいだろう。
そんな気持ちをもって読んでいた。

2016年1月9日土曜日

003(1339) ジパング: 2016.01.09

かわぐちかいじ著「ジパング」
(全43巻)
を読んだ。
昨年の暮からまとめ読みをすることにした。
10日以上かけて読んだ。
一日4冊前後読んでいたことになる。
大部過ぎて少々疲れた。
内容は面白かった。
現在の海上自衛隊の最新鋭のイージス艦が
第二次大戦直前の太平洋に
タイムスリップするという話である。
自衛隊の専守防衛、人命と戦争、
国家への従属感、
日本とアメリカの戦後のあり方など、
さまざまなテーマが込められている。
戦後編もじゅっくりと展開して欲しかったが、
中途半端に一気の終わった。
また、イージス艦「みらい」も沈没した。
最後が少々気になる終わり方であった。

2016年1月7日木曜日

002(1338) 漫画貧乏: 2016.01.07

佐藤秀峰著「漫画貧乏」
(ASIN B00KKD7XSE)
を読んだ。
デジタル版である。
佐藤氏が、なぜ漫画家書いているのか、
漫画家は儲からない実体を
実際の原稿料や収支をすべて公開して
出版社との確執を書いたものである。
そしてWEBで公開している理由を示したものである。
なかなか考えさせられるものであった。
応援したくなるものでもあった。