2022年12月31日土曜日

 075(2119) 大日本帝国の銀河1:2022.12.31

林譲治著「大日本帝国の銀河1」
を読んだ。
昭和15年が舞台となる。
第二次大戦の直前の時代で
宇宙から来たもの(オリオンから来たといっている)が
当時より数年ほど進んだ技術を
その技術力をみせつけていく。
日本軍は技術に魅力を感じるが
その主張をどこまで
取り入れるのかを迷っている。
そこで京都帝国大学の天文学の教授で
空想科学小説家でもある
秋津俊雄がその聴取役となる。
欧州各国でも似た事件が起こっている。
SF空想戦記のはじまりである。

2022年12月27日火曜日

074(2118) 県警出動 黒いオルフェの呪い:2022.12.27

麻野涼著「県警出動 黒いオルフェの呪い」
を読んだ。
元米兵の水死体が見つかった。
黒いオルフェとボタンがキーになる。
ブラジル移民と沖縄の問題、
混血の子の問題も絡んでいく。
そこで連続殺人が起こっていく。

2022年12月22日木曜日

 073(2117) 唐牛伝:2022.12.22

佐野眞一著「唐牛伝~敗者の戦後漂流~」
を読んだ。
唐牛(かろうじ)という珍しい姓をもった
人物のルポルタージュである。
北大の学生時代に乞われて
全学連(ブント)の委員長になり
60年の安保闘争の先頭に立って戦った。
当時の岸信介首相にも、
共産党にも、アメリカにも対峙して
ナショナリズムを体現した。
安保後は一介市民として生き続けた。
唐牛のその後の人生を詳細に調べられた。

2022年12月10日土曜日

 072(2116) 県警出動 時効未遂:2022.12.10

麻野涼著「県警出動 時効未遂」
を読んだ。
実際の事件をもとにしている。
県警の執念をもった刑事が、
時効を迎えた殺人事件を捜査している。
その解決がこの巻のテーマである。
時効を過ぎた事件がどのように展開するのか。
面白かった。

2022年12月5日月曜日

071(2115) 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る:2022.12.05

丸山宗利著「昆虫学者、奇跡の図鑑を作る」
を読んだ。
多くの人をつかって、
たった1年で7000種の撮影をして
そのうち2800種が掲載された。
図鑑は見ていないが、
それを作るための苦労が語られている。
学研の図鑑だが見てみたい気がする。

2022年12月2日金曜日

070(2114) 石の血脈:2022.12.02

半村良著「石の血脈」
を読んだ。
建築家が師匠の仕事を引き継ごうとするが、
何かが変である。
調べていくうちに、
古代文明のアトランティス、巨石信仰だけでなく
暗殺教団、吸血鬼、バンパイアなど
の不思議な存在が現れてくる。
昔読んだ気がすのだが、
全く覚えていない伝奇小説である。