原田健一著「南方熊楠―進化論・政治・性」
を読んだ。
珍しい経歴の研究者である。
音楽・映像のプロデュサーから
熊楠の旧邸の調査に10年間、従事した。
そこから熊楠研究にのめり込んでいく。
進化論、政治、性について
独自の視点が語っている。
なかなかおもしろかった。
2018年11月28日水曜日
2018年11月23日金曜日
111(1696) 森と建築の空間史:2018.11.23
千田智子著「森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本」
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。
2018年11月21日水曜日
110(1695) 空白の五マイル:2018.11.21
角幡唯介著「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。
2018年11月17日土曜日
109(1694) 謎の空海:2018.11.17
三田誠広著「謎の空海 誰もがわかる空海入門」
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。
2018年11月2日金曜日
107(1692) 巨人伝 上:2018.11.02
津本陽著「巨人伝 上」
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。
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