2017年5月21日日曜日

57(1512) 永遠の一手: 2017.05.21

伊藤智義原作・松島幸太郎著「永遠の一手 上 下」
(ISBN978-4-253-25241-6 C9979
ISBN978-4-253-25242-3 C0079 )
を読んだ。
Grapeをつくった伊藤氏原作のコンピュータと
AIの将棋の未来についての物語である。
AIはやがて将棋を制覇するであろう。
それを人は望むのか、という問題提起である。
人と人が英知、気力をしぼって戦うから
将棋は面白いではないのだろうか。
そしていろいろな未知の手が
まだまだあるはずなの、
それを探る楽しみを人は
コンピュータに譲っていいのだろうか。
人のものにしておくべきであろう。
いい考えである。