ヤマダマコト著「天化爛漫」
を読んだ。
自主出版している作品である。
前作の続編でやはり新潟の地元を
舞台にしたミステリー作品である。
3姉弟が揃って謎を解いていく。
そんな展開だがなかなかが面白い。
2018年12月9日日曜日
2018年11月28日水曜日
112(1697) 南方熊楠―進化論・政治・性:2018.11.28
原田健一著「南方熊楠―進化論・政治・性」
を読んだ。
珍しい経歴の研究者である。
音楽・映像のプロデュサーから
熊楠の旧邸の調査に10年間、従事した。
そこから熊楠研究にのめり込んでいく。
進化論、政治、性について
独自の視点が語っている。
なかなかおもしろかった。
を読んだ。
珍しい経歴の研究者である。
音楽・映像のプロデュサーから
熊楠の旧邸の調査に10年間、従事した。
そこから熊楠研究にのめり込んでいく。
進化論、政治、性について
独自の視点が語っている。
なかなかおもしろかった。
2018年11月23日金曜日
111(1696) 森と建築の空間史:2018.11.23
千田智子著「森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本」
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。
2018年11月21日水曜日
110(1695) 空白の五マイル:2018.11.21
角幡唯介著「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。
2018年11月17日土曜日
109(1694) 謎の空海:2018.11.17
三田誠広著「謎の空海 誰もがわかる空海入門」
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。
2018年11月2日金曜日
107(1692) 巨人伝 上:2018.11.02
津本陽著「巨人伝 上」
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。
2018年10月27日土曜日
106(1691) 金色天化:2018.10.27
ヤマダマコト著「金色天化」
を読んだ。
新潟を舞台にした不思議な物語であった。
しかし、なかなかおもしろい作品であった。
プロの作家ではないが、
Kindleのデジタル版で出版をしている作家だ。
なかなかおもしろいスタンスである。
編集者や校正者の手がはいっていない弱点があるが、
常に更新していけるということも面白い。
を読んだ。
新潟を舞台にした不思議な物語であった。
しかし、なかなかおもしろい作品であった。
プロの作家ではないが、
Kindleのデジタル版で出版をしている作家だ。
なかなかおもしろいスタンスである。
編集者や校正者の手がはいっていない弱点があるが、
常に更新していけるということも面白い。
2018年10月20日土曜日
105(1690) 空海入門:2018.10.20
加藤精一著「空海入門」
を読んだ。
空海の史実に基づいた経歴、
重要著書の骨子などをまとめてあってわかりよかった。
ただし、著者の嗜好の主張が示されているところや
論拠がメディアや大衆書、ニュースなど
少々論理的精度を欠いていたので疑問を感じた。
残念であった。
を読んだ。
空海の史実に基づいた経歴、
重要著書の骨子などをまとめてあってわかりよかった。
ただし、著者の嗜好の主張が示されているところや
論拠がメディアや大衆書、ニュースなど
少々論理的精度を欠いていたので疑問を感じた。
残念であった。
2018年10月16日火曜日
104(1689) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四:2018.10.16
夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四」
を読んだ。
読み終わってしまった。
空海の少ない資料から、
想像を膨らまし、おもしろ小説にしてられている。
空海の生涯に興味があったのだが、
さらに興味がでてきた。
どこまで史実が知りたくなる。
を読んだ。
読み終わってしまった。
空海の少ない資料から、
想像を膨らまし、おもしろ小説にしてられている。
空海の生涯に興味があったのだが、
さらに興味がでてきた。
どこまで史実が知りたくなる。
2018年10月13日土曜日
103(1688) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三:2018.10.13
夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三」
を読んだ。
話は、玄宗皇帝時代、それも楊貴妃に関する回顧に戻っていく。
主には阿倍仲麻呂への手紙が重要なところになる。
面白いところで次巻へと続く。
を読んだ。
話は、玄宗皇帝時代、それも楊貴妃に関する回顧に戻っていく。
主には阿倍仲麻呂への手紙が重要なところになる。
面白いところで次巻へと続く。
2018年10月9日火曜日
102(1687) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二:201810.09
夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二」
を読んだ。
この巻では、楊貴妃の墓とその状況、
唐で半生を過ごした阿部仲麻呂が、
楊貴妃の不思議を手紙に残していた。
不思議な展開になってきた。
を読んだ。
この巻では、楊貴妃の墓とその状況、
唐で半生を過ごした阿部仲麻呂が、
楊貴妃の不思議を手紙に残していた。
不思議な展開になってきた。
2018年10月4日木曜日
101(1686) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一:201810.04
夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一」
を読んだ。
空海には、南方熊楠の関係で、興味を持っていた。
曼荼羅、密教など通じて、その日本への導入者として
空海が重要になる。
司馬遼太郎の「空海の風景」を読み出して途中で挫折していた。
しかし、読みたいと思いながら、
時間がなくてついつい今日まできている。
このような小説であれば
読みやすいので
空海の生涯や人物をしるにはいい。
を読んだ。
空海には、南方熊楠の関係で、興味を持っていた。
曼荼羅、密教など通じて、その日本への導入者として
空海が重要になる。
司馬遼太郎の「空海の風景」を読み出して途中で挫折していた。
しかし、読みたいと思いながら、
時間がなくてついつい今日まできている。
このような小説であれば
読みやすいので
空海の生涯や人物をしるにはいい。
2018年10月1日月曜日
100(1685) 地球はなぜ「水の惑星」なのか:201810.01
唐戸俊一郎著「地球はなぜ「水の惑星」なのか
水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史」
を読んだ。
水に関する話題を中心に話が進めらている。
主に著者が興味を持った内容だが、
少々一般読者が興味を持てるかどうかが心配だ。
私は興味深く読んだ。
だが、なぜかなかなか本章に入り込めない。
それが不思議だ。
水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史」
を読んだ。
水に関する話題を中心に話が進めらている。
主に著者が興味を持った内容だが、
少々一般読者が興味を持てるかどうかが心配だ。
私は興味深く読んだ。
だが、なぜかなかなか本章に入り込めない。
それが不思議だ。
2018年9月25日火曜日
099(1684) 第二の地球を探せ!:2018.09.25
田村元秀著「第二の地球を探せ!~「太陽系外惑星天文学」入門~」
を読んだ。
井田氏の本から比べれると
実際に観測をしている天文学者の話なので
現実感がある。
最先端の話題が盛りだくさんであった。
そして今後の観測計画も紹介されていて面白かった。
「地球上の生命に似た「生命」を探す鍵となるバイオマーカーには、
これさえあれば決定的と呼べるものはありませんが、
水、酸素、オゾン、メタン、二酸化炭素などのうち、
いくつかが同時に発見されれば、
生命の存在を示す強力な指標になると考えてよいでしょう」
重要な示唆である。
を読んだ。
井田氏の本から比べれると
実際に観測をしている天文学者の話なので
現実感がある。
最先端の話題が盛りだくさんであった。
そして今後の観測計画も紹介されていて面白かった。
「地球上の生命に似た「生命」を探す鍵となるバイオマーカーには、
これさえあれば決定的と呼べるものはありませんが、
水、酸素、オゾン、メタン、二酸化炭素などのうち、
いくつかが同時に発見されれば、
生命の存在を示す強力な指標になると考えてよいでしょう」
重要な示唆である。
2018年9月22日土曜日
098(1683) 地球外生命体:2018.09.22
井田茂著「地球外生命体 実はここまできている探査技術」
を読んだ。
重複する内容や繰り返しが多く思えた。
すると最後まで読むと、
聞き語りを文章起こししたもののようだ。
専門家が自身で書いたものでないと、
科学解説は良くないようだ。
読んでいて欲求不満になったので、
別の本を読むことにした。
を読んだ。
重複する内容や繰り返しが多く思えた。
すると最後まで読むと、
聞き語りを文章起こししたもののようだ。
専門家が自身で書いたものでないと、
科学解説は良くないようだ。
読んでいて欲求不満になったので、
別の本を読むことにした。
2018年9月19日水曜日
097(1682) 新しい1キログラムの測り方:2018.09.19
臼田孝著「新しい1キログラムの測り方 科学が変われば単位も変わる」
を読んだ。
少し前に日本が非常に精度のよい測定で
国際キログラム原器にかわる
新しい質量の単位を決めるのに大きな貢献をしたことをしった。
その関係者が著者となっている。
そして基本単位のうち4つが今年変わることになる。
実施は2019年5月20日からだ。
重要な変化が科学、技術の世界で起こることに成る。
これで人類は新たなステージにたどり着いたことになる。
その反面、単位の定義が実感できなくなってくる。
このギャップを埋めるのは科学教育しかないのだろう。
を読んだ。
少し前に日本が非常に精度のよい測定で
国際キログラム原器にかわる
新しい質量の単位を決めるのに大きな貢献をしたことをしった。
その関係者が著者となっている。
そして基本単位のうち4つが今年変わることになる。
実施は2019年5月20日からだ。
重要な変化が科学、技術の世界で起こることに成る。
これで人類は新たなステージにたどり着いたことになる。
その反面、単位の定義が実感できなくなってくる。
このギャップを埋めるのは科学教育しかないのだろう。
2018年9月18日火曜日
096(1681) 女學生奇譚:2018.09.18
川瀬七緒著「女學生奇譚」
を読んだ。
面白い。
恐怖を感じない病気をもったフリーのジャーナリストが
読んではいけい本を取材するように、雑誌編集長から依頼を受ける。
その取材の金銭的バックアップがこれまでにないものであった。
取材していくうちに、戦前の失踪事件につながっていく。
しかし、つぎつぎとの予想外の展開が起こっていく。
を読んだ。
面白い。
恐怖を感じない病気をもったフリーのジャーナリストが
読んではいけい本を取材するように、雑誌編集長から依頼を受ける。
その取材の金銭的バックアップがこれまでにないものであった。
取材していくうちに、戦前の失踪事件につながっていく。
しかし、つぎつぎとの予想外の展開が起こっていく。
2018年9月12日水曜日
095(1680) 万能鑑定士Qの事件簿 XII:2018.09.12
松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 XII」
を読んだ。
懐かしい1970年の大阪万博の太陽の塔が舞台となる。
そして、他にもその時期に起こった
イギリスで発生したミステリーサークルの謎も絡んでくる。
複雑な様相をもった謎解きとなっている。
を読んだ。
懐かしい1970年の大阪万博の太陽の塔が舞台となる。
そして、他にもその時期に起こった
イギリスで発生したミステリーサークルの謎も絡んでくる。
複雑な様相をもった謎解きとなっている。
2018年9月4日火曜日
094(1679) 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル:2018.09.04
今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル」
を読んだ。
宗像の沖にある島での殺人事件。
島に上陸することもままならない。
関係者に聞くだけである。
そこで証言をどう得ていくか。
だが、島でのことは語れない
「御言わず様」の掟がある。
そこから謎をどう解いてくか。
なかなか面白い。
を読んだ。
宗像の沖にある島での殺人事件。
島に上陸することもままならない。
関係者に聞くだけである。
そこで証言をどう得ていくか。
だが、島でのことは語れない
「御言わず様」の掟がある。
そこから謎をどう解いてくか。
なかなか面白い。
2018年9月1日土曜日
093(1678) 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル:2018.09.01
今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル」
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説に関するミステリーである。
説話における地元の話と、
一般に流布している話とは
異なっていることをもとにミステリーになっている。
おもしろい話となっていた。
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説に関するミステリーである。
説話における地元の話と、
一般に流布している話とは
異なっていることをもとにミステリーになっている。
おもしろい話となっていた。
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