2011年9月30日金曜日

106(796) レヴォリューションNo.3: 2011.09.30

金城一紀著「レヴォリューションNo.3」
(ISBN978-4-04-385202-4 C0193)
を読んだ。
落ちこぼれ高校生の青春ものである。
池袋ウエストゲートパークの高校版である。
なかなか面白い。
続編が次々と書かれているようだ。
読んでみたい。

2011年9月27日火曜日

105(795) モルフェウスの領域: 2011.09.27

海堂尊著「モルフェウスの領域」
(ISBN978-4-04-874153-8 C0093)
を読んだ。
未来を題材にした小説である。
テーマは冬眠治療がおこなわれた時、
その治療を受けた人間の人権、
空白、記憶はどうすべきであろうか。
それを考えさあせる表向きのテーマと、
背景には、桜宮、東城大。厚生行政などの
共通する素材がある。
登場人物も重層している。

2011年9月22日木曜日

104(794) ナニワ・モンスター: 2011.09.22

海堂尊著「ナニワ・モンスター」
(ISBN978-4-10-306573-9 C0093)
を読んだ。
なかなか面白いが、
ちょっと並行したストーリーが
錯綜していて、
わかりにくいいものになっている。
週刊誌での連載を基にしているからだろうか。

2011年9月18日日曜日

103(793) 浜村なぎさの計算ノート3さつめ: 2011.09.18

青柳空碧人著「浜村なぎさの計算ノート3さつめ
浜村渚の水色コンパス」
(IEBN978-4-06-282828-4 C0093)
を読んだ。
気楽に読める数学ミステリーだが、
子供向けであっさりしすぎている。
長男がハマっている。
私はそろそろ飽きてきた。

102(792) 魔術はささやく: 2011.09.18

宮部みゆき著「魔術はささやく」
(IEBN978-4-10-136911-2 C0193)
を読んだ。
推理サスペンス大賞受賞作である。
なかなか面白い。
一見なんの関係もない自殺が、
実は関連があり、
自殺ではなく他殺であったというものである。
その謎が解明されていくが、
主人公が生き生きしていて
読ませる内容である。

101(791) 「理系離れ」が経済力を奪う: 2011.09.18

今野浩著「「理系離れ」が経済力を奪う」
(IEBN978-4-532-26040-8 C1234)
を読んだ。
今野氏の著作は面白い。
今回は理系離れを書いているが、
焦点は少々違うような気がするが、
読めせる技術と面白さがある。
エリートであるが、
そのエリートらしさが慣れたせいか
鼻につかなくなってきた。

100(790) 龍は眠る: 2011.09.18

宮部みゆき著「龍は眠る」
(IEBN 978-4101369143 C0193)
を読んだ。
旅行中に読んでいたので、
なかなか読み進まなかったが、
おもしろい本であった。
また宮部みゆきを読みたくなった。

2011年9月7日水曜日

099(789) ふしぎの国の期末テスト: 2011.09.07

青柳碧人著「浜村渚の計算ノート2さつめつ
ふしぎの国の期末テスト」
(ISBN978-4-06-282824-6 C0093)
を読んだ。
数学を題材にしたミステリーである。
前作に続いての2冊目である。
なかなか犯人に近づけない。
それが魅力でもあるのかもしれないが、
どこまで継続するのが。
3作目もあるので、それも読むつもりだが。

2011年9月5日月曜日

098(788) 宇宙は本当にひとつなのか: 2011.09.05


村山斉著「宇宙は本当にひとつなのか」
(ISBN978-4-06-257731-1 C0244)
を読んだ。
今回は前回の著作についていているもので、
宇宙論についての最新情報である。
内容的には新規のものがいくつもあった。
内容に重複がいくつかあったのが
気にかかるところがあった。
しかし、前作と同様最新の情報を知ることができた。

2011年9月1日木曜日

097(787) 科学哲学者柏木龍彦の多忙な夏: 2011.09.01


冨田恭彦著「科学哲学者柏木龍彦の多忙な夏」
(ISBN978-4-04-409404-1 C0110)
を読んだ。
科学哲学のパラダイム、
相対主義、物語論、真理論などの
側面から述べている。
対話形式で進めている点がいい。
これはプラトン以来の哲学の一つの手法でもある。
内容は難解であるが、
とっつきやすさがある。

2011年8月31日水曜日

096(786) 浜村渚の計算ノート: 2011.08.31


青柳碧人著「浜村渚の計算ノート」
(ISBN978-4-06-276981-5 C0193)
を読んだ。
数学のいろいろなテーマを題材にした
軽いサスペンスである。
軽く読めるもので、
数学を題材にしているので
さらりとと読んで、
なかなか面白かった。

2011年8月30日火曜日

095(785) 世界をやりなおしても生命は生まれるか: 2011.08.30


長沼毅著「世界をやりなおしても生命は生まれるか」
(ISBN978-4-255-00594-2 C0095)
を読んだ。
高校向けの3日間の授業を本にしたものだ。
講義なので、その様子は伝わるが、
内容的に充分練られていない気がする。
だから、きっちりと書き込んだ本がいい。

2011年8月24日水曜日

094(784) 働かないアリに意義がある: 2011.08.24


長谷川英裕著「働かないアリに意義がある」
(ISBN978-4-8401-3661-7 C0245)
を読んだ。
なかなか面白い。
8割のアリは働かない。
しかし、働かないアリだけをあつめると、
その中で2割のアリが働き出す。
働かないアリが、なぜ存在するのか、
そこには理由があるのか。
そのような不思議な事実と
正当な理由が地道な実験でわかってきた。
そんな理由が書かれている。

2011年8月22日月曜日

093(783) 地球の中心で何が起こっているのか: 2011.08.22


巽好幸著「地球の中心で何が起こっているのか」
(ISBN978-4-344-98227-7 C0295)
を読んだ。
巽氏の本は知的刺激を強く受ける。
そしてわかりやすく書かれている。
そして重要な成果がそこにあり、
そのために多大な努力が払われていることが
なんとなくわかる。
でも、あっさりと書かれている。
もっとたくさん本を書いて欲しい気がする。
そんな文章である。
しかし、やはり一線級の研究で
日本の科学界を引っぱてもらいたい人だ。

092(782) 太鼓の血脈: 2011.08.22


藤木稟著「太鼓の血脈」
(ISBN978-4-334-92663-2 C0093)
を読んだ。
幻想小説だろうか。
不思議な魅力がある。
最初から飛ばしている小説である。
月刊誌に連載されていたせいだろか。
でも、最後まで疲れることなく読めた。

2011年8月16日火曜日

091(781) 神様のパラドックス: 2011.08.15


機本伸司著「神様のパラドックス」
(ISBN978-4-7584-113-4 C0093)
を読んだ。
神とはどのようなものか。
もしコンピューターが桁違いに進化したら、
すべての物理・化学現象の計算ができるのなら
どこまで現実を再現できるのか。
そして未来予想ができるのか。
そんな疑問を考えさせるSFである。
ストーリーは単調であるが、
そこで交わされる神についての議論は
興味深かった。

2011年8月9日火曜日

091(781)役に立つ一次式 整数計画法「気まぐれな女王」の50年: 2011.08.09


今野浩著「役に立つ一次式 整数計画法「気まぐれな女王」の50年」

(ISBN4-535-55462-5 C3041)
を読んだ。
今野氏の一般向けの少々変わった解説書である。
まあ、応用数学の解説書といえばいいのだろう。
なかなかおもしくて、一気に読んでしまった。
彼の本は、研究者の側の立場で書かれているために、
分野が違うがおもしく読める。
多分、彼の書く能力があるのだろう。
そして彼の文が私の感性にあっているのだろう。

2011年8月7日日曜日

090(780) ザ・万遊記: 2011.08.07

万城目学著「ザ・万遊記」
(ISBN978-4-08-780562-8 C0095)
を読んだ。
雑誌掲載の小さいエッセイを集めたものだ。
それぞれはそれなりの面白さがあるが、
一冊の本にするのは少々難有り。
書籍としては系統性のあるもの、
あるいは内容的に
もう少し読み応えのあるものでないと
単行本としては力不足であろう。

2011年8月3日水曜日

080(770) もし高校野球の女子マネージャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら: 2011.08.03

岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
(ISBN978-4-478-01203-1 C0034)
を読んだ。
面白い仕掛けの本である。
この本を読んで、続きを読みたいというより、
ドラッカーの「マネジメント」を読みたいと思うかどうかだ。
読みたいと思うような内容がありそうだ。
それよりも、それを活かす気があるかどうかが問題だ。
私には今必要ないスキルではないかと思う。
そしれ大著を読む心の余裕が無い。
ただ、興味はある。

2011年8月2日火曜日

079(769)天使に見捨てられた夜: 2011.08.02

桐野夏生著「天使に見捨てられた夜」
(ISBN4-06-263523-2 C0193)
を読んだ。
前作の続編である。
この著者の書くこのシリーズは内容が重い。
少々変わった女性主人公の
ハードボイルド(?)小説。
一種のミステリーでもあるのだが、
ずっしり来る。
でも、なんとなく読ませる内容でもある。