2002年2月23日土曜日

13 天は人の上に人をつくらず:2002.02.23

安野光雅著「天は人の上に人をつくらず」(ISBN4-88747-020-7 C0095)を読んだ。80ページ足らずの文庫で300円ほどの小冊子である。
しかも、漢字には全部ルビ付きで、子供向けの本である。私が出したいような本である。薄い本もいいが、しっかりした本を書きたい。愛読者ハガキを出した。どういう反応が、楽しみだ。
さて、この本でよかったところ。
「むかし、「進取の精神」という言葉があった。何事によらず、自分から進んで物事に当たるという意味だが、諭吉ほど「進取の精神」に満ちた人は少ない。」
「「その人が人間として尊敬できるかどうか」という物差しで計ることにしたらどうだろう。これは、きまった物差しがないから、はっきりしたことは言えないが、世間のどこでも通用する上下を言うなら、「人間として・・・・」と考えるほかない。」