2002年2月23日土曜日

14 立派な親父になる:2002.02.23

林道義著「立派な親父になる」(ISBN4-88747-022-3C0095)を読んだ。
この本では、もはや現在の親には期待できない、だから、子供に期待しようという趣旨だろうか、子供に向かって、誰もが納得できる親父像を提示している。この書は、私は永久保存である。
さて、この本でよかったところだらけだが、一番大事な部分は、
「なぜこどもに立派な大人が必要なのか。それは人間には、少しでも良くなろう、高まろうという向上心があるからだ。とくに子どもには向上心が強い。立派な人間にになりたという心がある。そのとき模範が必要になる。その最初の模範になるのが父親なのだ。」
であろう。
立派な父親とはどういう人を言うのかについて、
「家族を慈しむ父でなければならない」
「何でも教えたがる父親は、たいへんすばらしい父である」
「みなが一緒によりよい状態になる、つまり幸せになることを目指すのが父親の「理想」である」
「正しい心を持てば、正義の道を見つけやすくなるのである」
「民族の文化を子に伝え、民族に特有の美しい完成を伝えていかなければならない」
「父親は子どもに礼節を教えなければならない」
「規則正しい生活習慣を見につけるさせること」
「もう一つ最も基礎的で大切な「しつけ」がある。「うそを言ってはいけない」といいう「しつけ」である」
「道徳・礼節を語らない男を、父とは呼ばない」
「子どもに感動体験を与えよ」
「立派な父になるためには、自らが男らしくなると同時に、子どもを男らしく育てなければならない」