2002年12月5日木曜日

74 アドルフに告ぐ: 2002.12.05

手塚治虫著「アドルフに告ぐ」
(1巻 ISBN4-16-811013-3 C0179):2002.11.30
(2巻 ISBN4-16-811014-1 C0179):2002.12.02
(3巻 ISBN4-16-811015-X C0179):2002.12.02
(4巻 ISBN4-16-811016-8 C0179):2002.12.04
(5巻 ISBN4-16-811017-6 C0179):2002.12.04
を読んだ。

マンガも創造的産物である。
ここにかけられた、労力を思うと、
読み捨ててしまうの惜しいような気がする。
作者は、そんなこと百も承知で創作する。
マンガとはそんなものだ。
しかし、その手軽さゆえに、
活字メディアとはちがった、
膨大な読者を有する。
そして、いまや、子供から大人まで
多くの階層にその読者はいる。

私が、子供の頃、マンガは
教育上よくないもの
というレッテルを貼られていた。
しかし、マンガにも
文学と同じように深い内容をもつもの、
活字メディアのような批判精神を持っているもの、
教育に役立つもの、
マンガでしか表現できない世界があること、
など、新興の紙メディアとして
独自の位置を確保するにあたった。
その一番の功労者、手塚治虫である。
面白かった。