2008年1月21日月曜日

5(372) カワウソがいる:2008.01.21

阿部夏丸著「カワウソがいる」
(ISBN4-591-08231-8 C8093)
を読んだ。
四国の川を舞台にした川ガキとカワウソ、
そして大人の物語である。
この小説は私の少年時代の川遊びと通じるものがある。
だから私には理解でき、ノスタルジーのようなものがあり
共感できる。
でも私の子供にこのような感覚がわかるだろうか。
なかなか難しい気がする。
川で遊ぶ楽しさ。
川で味わうスリル。
川の豊かさ。
川の爽快感。
川の危険。
そんなものを味わう環境や
機会が、今では失われつつある。
そんな気持ちを味あわせてやりたい。
彼の小説を読むといつもそう思う。