2008年1月24日木曜日

6(373) 釣り上げては:2008.01.24

アーサー・ビナード著「釣り上げては」
(ISBN4-7837-1200-X C0092)
を読んだ。
詩集である。
詩集など読むのは何年ぶりだろうか。
実は調査のアーサー氏の対談を
聞いたことが発端である。
彼にとっての詩と何かという話が、
非常にわかりやすく説明されていた。
それでいて日本的な比喩や生活観を漂わせた
語り口から説明される詩が非常にわかりやすかった。
日本人の詩人から、このようなわかりやすい説明を
聞いたことがなかったので、
非常に新鮮に感じた。
彼は日本に来て、日本で生活して
日本語を覚えて、日本語で詩作を始めた。
最初の詩集がこの本である。
久しぶりに詩に触れたせいだろうか、
それとも彼の詩がいいのだろうか。
心にしみる何かを感じた。