Library 地質学者の書庫
地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私が
つれづれなるままに読んだ本を記録しています。
2016年1月31日日曜日
010(1346) 黒猫の遊歩あるいは美学講義: 2016.01.31
森晶麿著「黒猫の遊歩あるいは美学講義」
(ISBN978-4-15-031128-5C0193)
を読んだ。
推理短編集である。
美学や芸術に関する議論を
いろいろ進めているが深くて面白い。
語り部は「付き人」で同級生の大学院生がワトソン役。
彼女の研究テーマはエドガー・アラン・ポーである。
少々複雑な設定であるが、すんなりと読める。
ポーの作品の多様な解釈をとおして
謎が解き明かされる。
その解釈がなかなか面白い。
このシリーズや作家をこれから少し読んでいきたい。
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