2016年7月11日月曜日

066(1403) 未来の2つの顔: 2016.07.11

ジェイムズ・P・ホーガン著「未来の2つの顔」
(ISBN4-488-663052-2 C0197)
を読んだ。
久しぶりのホーガンの作品だ。
日本語訳が1984年発行で
原作は1979年に発表されている。
いまから40年ほど前に書かれた作品だ。
人工知能に関する作品である。
舞台は、2028年である。
現在AIはチェスや将棋、碁で
人間のプロを負かせるようになってきた。
デープラーニングという手法で
猛烈な勢いで自身で学んでいく。
その状況をホーガンは40年も前に見通し
小説にしてているのである。
AIが人類を凌駕していく。
最初は敵対的に、そして最後は友好的になり、
人間の倫理観をも越えていく。
全く内容は古くなく、面白い。
ホーガンの未読作品はあと10作品。
絶版も多いので、すべての文庫は入手している。
時々読み進めていこう。