地質学と科学教育、そして哲学に興味を持った私がつれづれなるままに読んだ本を記録しています。
井沢元彦著「義経幻殺録」を読んだ。芥川龍之介が、新進作家の頃、大阪毎日の記者として中国に派遣された。滞在記を依頼されていたが、その本心の目的は、源義経が清王朝の祖であったという証拠を探すことであった。その証拠を巡って殺人事件が続く。その証拠は本当なのだろうか。謎解きが龍之介と明智小五郎によってなされていく。