2018年3月6日火曜日

026(1612) でんでら国 下:2018.0306

平谷美樹著「でんでら国 下」
を読んだ。
最後まで、いろいろな仕掛けがあり、
おもしろく読めた。

025(1611) 図解・ベイズ統計「超」入門:2018.0306

涌井貞美著「図解・ベイズ統計「超」入門」
を読んだ。
統計学の概略は知っていたが
ベイス統計は詳しくしらなかった。
ところがみていくと、
私の考えに関わりの深い考え方があるようだ。
重要なキーワードがわかるとその概要が理解できる。
■同時確率:AとBが同時に起こる確率
■条件付き確率:Aが起こったときにBに起こる確率
■乗法定理:AなおかつBが起こる確率
=AのもとでBが起こる条件付き確率×Aがおこる確率
■加法定理:AとBが同時に起こることがない(排反)のとき加法定理が成立する
AまたはBが起こる確率=Aが起こる確率+Bが起こる確率
■ベイズの定義:
Bが起こったときにAの起こる確率
=(Aが起こったときにBが起こる確率×Aの起こる確率)/Bの起こる確率
■ベイズの定理の変形:
AをH(仮定、hypothesis)、Bをデータ(data)とする
D(data)が得られた時にH(仮説)が成立して確率
=Dが得られた確率
事後確率=尤度(ゆうど)×事前確率/Dが得られた確率
■モンディ・ホール問題:
ベイス的意思決定の理論=情報を得れれば次に取るべき行動の選択確率は変わる
■ベイズの定理の分母の求め方:
過程をすべて書き出してかた加法定理と乗法定理とを組み合わせ、展開する。
次に、与えられた尤度と事前確率の値を代入する
■理由不十分の原則:
確かな情報がない場合、適当な値をセットできる
厳密さに欠けるが、融通が利き、経験が活かせる
■ベイス更新:
以前のデータがから算出された事後確率を、
次のデータ解析のための事前確率に利用するこという技法
■ナイーブベイスフィルター:
あらかじめ取得してらる出現確率をかけ合わせていく

2018年3月3日土曜日

024(1610) でんでら国 上:2018.0303

平谷美樹著「でんでら国 上」
を読んだ。
江戸時代の陸奥国の小さな外館藩の太平村で、
60歳になると、姥捨ての習慣が
秘密裏におこなわれていた。
しかし、年寄りたちは、山奥にひっそりと
村を作って暮らしていた。
ある日、代官たちが隠し田を探すために入ってくる。
その攻防が面白い。
しかし、背景に高齢化社会のあり方についての
考えがしめされている。

2018年2月28日水曜日

023(1609) メビウスの守護者:2018.02.28

川瀬七緒著「メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官」
を読んだ。
次作の方を先に読んだが、
単独でも読める。
いつものように昆虫が法医学として
役立つことをテーマにしたものである。
なかなか面白かった。

2018年2月24日土曜日

022(1608) 万能鑑定士Qの事件簿VII:2018.02.24

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿VII」
を読んだ。
移動中に軽く読めるものとして読んだ。

021(1607) 特別授業「君たちはどう生きるか」:2018.02.24

池上彰著「100分de名著 読書の学校 特別授業「君たちはどう生きるか」
を読んだ。
中学校での講義を本にしたものである。
最近話題を集めている本の
池上氏の中学生向けの解説である。

2018年2月20日火曜日

020(1606) アインシュタインの発見:2018.02.20

山田克哉著「ゼロからわかる アインシュタインの発見」
を読んだ。
わかりやすいが、面白みには欠ける。

以下引用

特殊相対性理論によると、エネルギーと物質(質量)は等価である。したがって物理学ではエネルギーと物質とを区別しない)。

もしこの宇宙から空気を含むすべての物体を取り除いてしまったら、時間も空間も同時に消えてなくなってしまう」

特殊相対性理論がなぜ「特殊」であるかというと、特殊相対性理論では一定速度で動く(つまり加速のない)座標系のみを扱い、加速や重力を扱えないからである。一方、一般相対性理論は加速も重力も全部含む。

一九二五年、アインシュタインはインドのボースという物理学者から受け取った手紙をきっかけに、「ボースアインシュタイン凝縮」という理論を発表した。この理論からアインシュタインは光の誘導放出(第6章で説明する)を考え出し、これが後のレーザーの発明に結びついたのである。レーザー

「外部から何の邪魔も入らなければ、物体は同じ運動状態を永久に保ち続ける」(運動に関するニュートンの第一法則)。これは「慣性の法則」と呼ばれている。

ニュートンの運動に関する第二法則は「物体に力を加え続けるとその物体は加速されるが、加速のされ方すなわち加速度は質量が小さいほど大きく、質量が大きいほど小さい」というものである。

「二つの物体間には作用力と反作用力が働く。この二つの力の向きはお互いに逆向きであるがそれらの強さはまったく等しい」(第三法則)

ロケットの加速によって生ずる「見かけの重力」と「実際の地球重力」とは区別がつかないわけで、「加速効果と重力効果とは区別のつけようがない」ということになる。これが「等価原理」である。


重力は光をも曲げてしまう、というよりも、重力によって空間自身が曲げられてしまい、光はその曲がった空間に沿って伝わるというふうに解釈されるのである。

光電効果では光の粒子性が現れ、回折現象では光の波動性が現れる。このように光は粒子性と波動性をもつが、粒子性と波動性が両方同時に現れることはない。光の観測の仕方によって、どちらか一方の性質が現れるのである。

この「忽然と消え、忽然と現れる」という現象が、量子飛躍(クオンタム・リープ)と呼ばれるものである。

2018年2月14日水曜日

019(1605) 爆発的進化論:2018.02.14

更科功著「爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―」
を読んだ。
なかなか興味深かった。

以下引用

生物とウイルスのあいだには、道具、つまりリボソームの有無という一線が引かれている。ウイルスは、自分ではタンパク質を合成することができない。

生物とウイルスのあいだには、道具、つまりリボソームの有無という一線が引かれている。

もっとも単純な生物である細菌と、ウイルスのあいだはほとんど連続的だ。ただリボソームの有無が、つまりタンパク質を自分で合成できるかどうかが、生物と無生物の境界になっているのである。

この便利な細胞膜こそ、生物の三つの特徴の一つなのだ。

分岐する前の「祖先」となる生物を「共通祖先」という。
現在の地球上の生物は、大きく三つのグループに分けることができる。「真核生物」と「真正細菌」と「古細菌」だ。

古細菌は一九七七年に発見されたグループで、メタン生成細菌など特殊な環境にいる細菌が多い。

真正細菌と古細菌の共通祖先は、まさに現在地球上に生きているすべての生物の共通祖先ということになり、これは「ルカ」(LUCA:the Last Universal Common Ancestor)とよばれている。

鉱物でできた骨格である。これはとても便利なものだったらしく、たちまち多くの動物が鉱物の骨格を進化させはじめた。

骨格は、いったいなんの役に立っているのか。カルシウムの貯蔵といった生理的な役割もあるが、ここでは骨格の硬さに注目して三つ指摘しておこう。 それは「運動」と「保護」と「支持」だ。

ダーウィンが主張したことは、おもに次の三つである。
①生物は進化する。
②進化のおもなメカニズムは自然選択である。
③現在のすべての生物はただ一種の(あるいはごく少数の)共通祖先から枝分かれして進化してきた。
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2018年2月11日日曜日

018(1604) 銀河乞食軍団[4]:2018.02.10

野田昌宏著「銀河乞食軍団[4]―宇宙コンテナ救出作戦―」
を読んだ。
終わりがちょん切れいている。
かなり中途半端な終わりだ。
続編があるのが前提の作品なのだ。

2018年2月9日金曜日

017(1603) 君たちはどう生きるか:2018.02.09

吉野源三郎著「(新編)君たちはどう生きるかー石だんの思い出ー」
を読んだ。
友人を裏切って病気になり、寝込んだコペルくん。
おかんさんの石段の思い出と
おじさんのノートでのコメントが重い。
君たちはどう生きるかの根幹にあたるところだ。

016(1602) 銀河乞食軍団[3]:2018.02.09

野田昌宏著「銀河乞食軍団[3]―銀河の謀略トンネル―」
を読んだ。
面白い。
ただ、一気に読んでしまえるので
次々に読みたくなる。
2度目の読書なのにまったく覚えていないので
楽しめる。

2018年2月5日月曜日

014(1600) ブラタモリ 12:2018.02.05

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 12」
を読んだ。
別府と神戸、奄美を巡る旅である。
別府はいったことがあるが、
神戸と奄美にはまだいったことがない。
一度いってみたいものだ。

2018年2月4日日曜日

013(1599) ブラタモリ 11:2018.02.04

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 11」
を読んだ。
初詣スペシャルで成田山を。
目黒、浦安、水戸、
そして香川でさぬきうどんとこんぴらさんを巡る。
やはり地形や地質が面白い。

2018年2月2日金曜日

012(1598) ブラタモリ 10:2018.02.02

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 10」
を読んだ。
富士の樹海と富士山麓、大阪と大坂城、知床である。
地質学でも面白いところが巡っている。

2018年2月1日木曜日

011(1597) ブラタモリ 9:2018.02.01

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 9」
を読んだ。
平泉、新潟、佐渡、広島、宮島の内容である。
読むと行きたくなる。

2018年1月31日水曜日

010(1596) ブラタモリ 8:2018.01.31

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 8」
を読んだ。
なつかしい横浜と横須賀があり、
いったことのない会津と
そして一度行きたい磐梯山である。
高尾山も有名だが一度もいったことがないところ。
地質学者もでてくるし、
地形、地質の話題が豊富でおもしろい。

2018年1月28日日曜日

008(1594) 漫画 君たちはどう生きるか:2018.01.28

羽賀翔一画吉野源三郎著「漫画君たちはどう生きるか」
を読んだ。
いつ原作の方を読んだのだろう。
覚えていないが随分以前だ。
舞台となった時代は1937年戦前だ。
それでも、吉野氏が伝えたかった趣旨は
時代を越えて大切なものとわかる。
それを漫画としてわかりやすく伝えている。

ゲーテ「誤りは心理に対して、
ちょうど睡眠が目覚めに対すると、
同じ関係にある。
人が謝りから覚めて、
よみがえったように再び真理に向かうのを、
私は見たことがある」

吉野源三郎の内容紹介
「だれもかれもが力いっぱいにのびのびと生きてゆける世の中
だれもかれも「生まれて来てよかった」と思えるような世の中
じぶんを大切にすることが同時にひとを大切にすることになる世の中 
そういう世の中を来させる仕事がきみたちの行くてにまっている
大きな大きな仕事 
生きがいのある仕事」

2018年1月26日金曜日

007(1593) 万能鑑定士Qの事件簿VI:2018.01.26

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿VI」
を読んだ。
今回は若くて知性の高い詐欺師の話題である。
出かける時に、軽く読み出し
そして読み終えた。

2018年1月22日月曜日

006(1592) 未来からのホットライン:2018.01.22

ジェイムズ・P・ホーガン著「未来からのホットライン」
を読んだ。
スコットランドの田舎の城に引退したノーベル賞科学者が
実は研究を続けて、やが てタイムマシンを発明する。
最初は6文字を1分前に送るだけだった。
やがてバージョンウップで
1日前に多くの情報を遅れるようになる。
ハードSFの大家ホーガンは、
タイムマシンをいくつか書いているが
これもすごい。
並列宇宙ではなく直列宇宙を設定して
現在の状況をタイムマシンによって変えていく。
最初は個人の少しの変化だが、
次々と大きな破滅的状況を変化へと向ける。
それは人類を破滅から救う
壮大な物語へと展開していく。
ホーガンは、すごい、ハズレはない。

「人類が、克服する手段を学ばなければならぬ最大の障害のひとつに、
ある種のことは本来不可能である
と信じこむ病的で頑固な性癖があります」

2018年1月15日月曜日

005(1592) 万能鑑定士Qの事件簿V:2018.01.15

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿V」
を読んだ。
今回は、舞台がパリになった。
そして高校時代の担任が何故か登場する。
軽くてすぐに読めた。