2018年12月31日月曜日

121(1706) 宵闇天化・下:2018.12.31

ヤマダマコト著「宵闇天化・下」
を読んだ。
シリースの最後の作品となった。
ライトノベルを意識して書いたそうだ。
確かに読みやすくなっている。
展開も激しく面白いものとなっている。
この著者はこのシリースの作品しか読んでいない。
他の作品も読んでみたいが。
少し時間を明けてから。
今年読み切った最後の作品ととなった。

2018年12月27日木曜日

120(1705) 第六大陸1:2018.12.27

小川一水著「第六大陸1」
を読んだ。
財閥の娘が月に人が常駐する施設をつくるという。
日本企業の技術と人の総力を挙げて取り組む。
10年計画、1500億年の投資となる。
中国の動向、NASAの動向、さまざまな思惑が交差する。
そして発注者の娘の妙にも
なにか隠された目的もありそうだ。
第2巻へと続く。

2018年12月23日日曜日

119(1704) 宵闇天化・上:2018.12.23

ヤマダマコト著「宵闇天化・上」
を読んだ。
以前の天化の別の流派で犯罪の首謀者が
姉妹の妹であったので、
少年院を出る時、
彼女を引き取ることにした。
そこから話ははじまる。
天花に使われた絵が再度使用される。
そして相手の衝突が始まる。
上巻はそこで終わる。
これから大きな展開が起こりそうだ。

2018年12月20日木曜日

118(1703) 宇宙軍士官学校―前哨―3:2018.12.20

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―3」
を読んだ。
指導者として若い訓練生を率いる立場で話が進む。
歓迎会もなく、仮想空間でのゲームのような
実践的訓練が始まる。
それが歓迎会となる。

2018年12月17日月曜日

117(1702) 宇宙軍士官学校―前哨―2:2018.12.17

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―2」
を読んだ。
幹部候補生だけで、実習用の艦船で
実戦的な訓練がはじまる。
次々と裏をかきながら模擬的な戦いが進む。

2018年12月14日金曜日

116(1701) 古生物学者、妖怪を掘る:2018.12.14

荻野慎諧著「古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実」
を読んだ。
半分ほど読んだが、興味がなくなる。
文章jも内容的もそれなりだが、
私には興味が途切れた。

2018年12月9日日曜日

114(1699) 天化爛漫:2018.12.09

ヤマダマコト著「天化爛漫」
を読んだ。
自主出版している作品である。
前作の続編でやはり新潟の地元を
舞台にしたミステリー作品である。
3姉弟が揃って謎を解いていく。
そんな展開だがなかなかが面白い。

2018年11月28日水曜日

112(1697) 南方熊楠―進化論・政治・性:2018.11.28

原田健一著「南方熊楠―進化論・政治・性」
を読んだ。
珍しい経歴の研究者である。
音楽・映像のプロデュサーから
熊楠の旧邸の調査に10年間、従事した。
そこから熊楠研究にのめり込んでいく。
進化論、政治、性について
独自の視点が語っている。
なかなかおもしろかった。

2018年11月23日金曜日

111(1696) 森と建築の空間史:2018.11.23

千田智子著「森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本」
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。

2018年11月21日水曜日

110(1695) 空白の五マイル:2018.11.21

角幡唯介著「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。

2018年11月17日土曜日

109(1694) 謎の空海:2018.11.17

三田誠広著「謎の空海 誰もがわかる空海入門」
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。

2018年11月2日金曜日

107(1692) 巨人伝 上:2018.11.02

津本陽著「巨人伝 上」
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。

2018年10月27日土曜日

106(1691) 金色天化:2018.10.27

ヤマダマコト著「金色天化」
を読んだ。
新潟を舞台にした不思議な物語であった。
しかし、なかなかおもしろい作品であった。
プロの作家ではないが、
Kindleのデジタル版で出版をしている作家だ。
なかなかおもしろいスタンスである。
編集者や校正者の手がはいっていない弱点があるが、
常に更新していけるということも面白い。

2018年10月20日土曜日

105(1690) 空海入門:2018.10.20

加藤精一著「空海入門」
を読んだ。
空海の史実に基づいた経歴、
重要著書の骨子などをまとめてあってわかりよかった。
ただし、著者の嗜好の主張が示されているところや
論拠がメディアや大衆書、ニュースなど
少々論理的精度を欠いていたので疑問を感じた。
残念であった。

2018年10月16日火曜日

104(1689) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四:2018.10.16

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四」
を読んだ。
読み終わってしまった。
空海の少ない資料から、
想像を膨らまし、おもしろ小説にしてられている。
空海の生涯に興味があったのだが、
さらに興味がでてきた。
どこまで史実が知りたくなる。

2018年10月13日土曜日

103(1688) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三:2018.10.13

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三」
を読んだ。
話は、玄宗皇帝時代、それも楊貴妃に関する回顧に戻っていく。
主には阿倍仲麻呂への手紙が重要なところになる。
面白いところで次巻へと続く。

2018年10月9日火曜日

102(1687) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二:201810.09

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二」
を読んだ。
この巻では、楊貴妃の墓とその状況、
唐で半生を過ごした阿部仲麻呂が、
楊貴妃の不思議を手紙に残していた。
不思議な展開になってきた。

2018年10月4日木曜日

101(1686) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一:201810.04

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一」
を読んだ。
空海には、南方熊楠の関係で、興味を持っていた。
曼荼羅、密教など通じて、その日本への導入者として
空海が重要になる。
司馬遼太郎の「空海の風景」を読み出して途中で挫折していた。
しかし、読みたいと思いながら、
時間がなくてついつい今日まできている。
このような小説であれば
読みやすいので
空海の生涯や人物をしるにはいい。

2018年10月1日月曜日

100(1685) 地球はなぜ「水の惑星」なのか:201810.01

唐戸俊一郎著「地球はなぜ「水の惑星」なのか
水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史」
を読んだ。
水に関する話題を中心に話が進めらている。
主に著者が興味を持った内容だが、
少々一般読者が興味を持てるかどうかが心配だ。
私は興味深く読んだ。
だが、なぜかなかなか本章に入り込めない。
それが不思議だ。

2018年9月25日火曜日

099(1684) 第二の地球を探せ!:2018.09.25

田村元秀著「第二の地球を探せ!~「太陽系外惑星天文学」入門~」
を読んだ。
井田氏の本から比べれると
実際に観測をしている天文学者の話なので
現実感がある。
最先端の話題が盛りだくさんであった。
そして今後の観測計画も紹介されていて面白かった。
「地球上の生命に似た「生命」を探す鍵となるバイオマーカーには、
これさえあれば決定的と呼べるものはありませんが、
水、酸素、オゾン、メタン、二酸化炭素などのうち、
いくつかが同時に発見されれば、
生命の存在を示す強力な指標になると考えてよいでしょう」
重要な示唆である。