2002年4月24日水曜日

24 淮南子の斉俗篇:2002.04.24

中国古典文学体系第6巻
「淮南子・説苑(抄)」
(平凡社)
これは、日本語訳である。
そのうち、淮南子(えなんじ)の斉俗(せいぞく)篇を読んだ。

「日本書紀」の国生みの神話が、
淮南子の天文篇に由来している。
そんな淮南子の解説書が
金谷治著「淮南子の思想」
(ISBN4-06-159014-6 C0110)
がある。
以下、いくつか気になった言葉である。

「斉(せい)は、壹(いつ)(ひとしい)である」

「いわゆる達とは、他の外物を知るの達にはあらず、
おのれれに知るの達なり」

「形を遺(わす)れ智恵を去り、
素(もと)を抱いて真に反(かえ)る」

「至極の是とは、これを非とするもののなきこと、
至極の非とは、これを是とするもののなきこと、
これぞ真の是非」