中国古典文学体系第6巻
「淮南子・説苑(抄)」
(平凡社)
これは、日本語訳である。
そのうち、淮南子(えなんじ)の斉俗(せいぞく)篇を読んだ。
「日本書紀」の国生みの神話が、
淮南子の天文篇に由来している。
そんな淮南子の解説書が
金谷治著「淮南子の思想」
(ISBN4-06-159014-6 C0110)
がある。
以下、いくつか気になった言葉である。
「斉(せい)は、壹(いつ)(ひとしい)である」
「いわゆる達とは、他の外物を知るの達にはあらず、
おのれれに知るの達なり」
「形を遺(わす)れ智恵を去り、
素(もと)を抱いて真に反(かえ)る」
「至極の是とは、これを非とするもののなきこと、
至極の非とは、これを是とするもののなきこと、
これぞ真の是非」