2004年2月1日日曜日

2(153) ゲーデルの謎を解く: 2004.02.01

林晋著「ゲーデルの謎を解く」
(ISBN4-00-006506-8 C0341)
を読んだ。
ゲーデルの入門としていい本である。
以前読んだ、入門書よりわかりやすく書いてある。
こちらも続けて読んだ方が
わり良かったかもしれない。
自己否定から生まれる不完全性。
全体からすると自己とは小さいかもしれないが、
論理体系からすると、
多数でも一律に処理できる多数は
それほど問題ではなくなる。
問題は、一律に処理できない少数である。
そこに例外だけでなく、本質的破綻、
あるいは新たな発明や改革の芽があるかもしれない。
注目すべきは、自己という不思議な存在である。