2007年7月16日月曜日

34(319) 昼は雲の柱: 2007.07.16

石黒耀著「昼は雲の柱」
(ISBN4-06-213705 C0093)
を読んだ。
石黒氏の三作目である。
今度は富士山の噴火と
富士信仰や古代宗教などは、
共通の火山を崇拝する
原始的な精神構造から
由来しているというものである。
それらは、火山のタイプによって
大陸系と海洋系に分かれるというものである。
なかなかストーリは面白かったが、
火山現象に関する話は
以前ほど面白くなくなった。
まあ地質パニック小説は日本沈没以来だから
作家としてこの分野の話を
書き続けて欲しいものだ。