2016年8月13日土曜日

073(1410) ケンブリッジの卵: 2016.08.13

下村裕著「ケンブリッジの卵
回る卵はなぜ立ち上がりジャンプするのか」
(ISBN978-4-7664-1334-2 C0040)
を読んだ。
非常に面白く読んだ。
海外への2年間のサバティカルで
ケンブリッジ大学にいったことが発端となる。
1年間なかなか興味を持てるテーマがみつからず、
たまたま聞いた講演で
卵が立ち上がる理屈が説明された。
しかし、なかなかそれが一筋縄で行かない
ことがわかってきた。
その講演をした大家との共同研究がはじまる。
6年の歳月をかけてその謎を解明していく。
苦労と根気のいるが仕事が進められる。
そんな研究者の苦労が
やがて論文として報われる。
なかなかいい話であった。