2002年11月14日木曜日

66 固体=結晶の世界: 2002.11.14

板倉聖宣・山田正男著
「固体=結晶の世界 ミョウバンからゼオライトまで」
(ISBN4-7735-0163-4 C0340)
を読んだ。

この本は、サイエンスシアターという
公開の科学実験講座を
題材にした本である。
これは、なにも真新しいことではなく、
イギリスのクリスマスレクチャーを
筆頭に、
私たちが博物館でおこなっていた講座も
同じようなものである。

ただこのシリーズは、仮説実験授業という
板倉氏の科学に興味を持つための
授業をベースにしたもので、
授業の実践と、
多くの教員の智恵や工夫の集大成という点で
すぐれた点を持っている。
これが、知的資産の積み重ねというものであろう。
いいことを、重要なことを継続することこそ、
一つ一つは小さくても、
集めれば、力となるという実践である。
私は、集団を好まないので、
一人か、気のある人数名で、
なにか新しいことを成し遂げたいと思っている。
この本は、内容より 姿勢が勉強になった。