2005年8月10日水曜日

31(215) 至福の超現実数: 2005.08.10

D.E.クヌース著「至福の超現実数」
(ISBN4-7601-2646-5 C0041)
数学であり、小説である。
内容は難解である。
しかし、まったく新しい方法で数を厳密に定義して、
その定義は拡張性があり、汎用性があるようになっている。
その証明方法も単純で強力なものとなっている。
しかし、この内容を理解するには、
自分ですべて同じことを計算しながら
理解していく必要があるのだろう。
そういう意味では非常に難しい
征服するには困難な数学の教科書である。
でもやらんとしていることは、
非常に重要で論理的な方法であると考えられる。
内容自体は難しいが、
この方法論はすばらしいと思う。
どのように展開していくかは難しい問題であるが。